2021年6月9日水曜日

プラズマクラスター搭載なのにカビだらけのエアコンを取外して分解洗浄

いつもお世話になっているお客様から、エアコン分解洗浄のご依頼をいただきました。

シャープ AC-567FT2(2017年製) スタンダードタイプです。
リビングでお使いのエアコンで、4年目になります。

どうしても吹出口から見える黒いものが気になるそうで、暑くなる前にご連絡いただきました。
このメーカーの洗浄するたびに毎回書いてますが、赤丸のところがイオン発生機になっていまして、吹出口のところにセットされています。
奥はカビだらけ... 何のためのプラズマクラスター?
この機能も必要ありませんよねぇ...

あと、運転すると風切り音とは別のゴォーという低い音が出るので、これも何とかならないかというご相談もいただきましたが、恐らくファンモーターの異常ですね。
分解ついでに、ファンモーターも取替えてみます。

室内機を取外しに掛かります。
量販店の下請けさんの施工でよく見掛ける、中途半端な断熱材のテープ巻き。

断熱材に隙間があると、そこから湿気が入り込んで、銅管やフレアナットがずっと結露している状態が続いて、こんな感じになってしまいます。
周辺の雰囲気によっては劣化が進み、ナット割れの原因にもなります。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

注文していたファンモーターが入荷したので、再組み立ての際に組み付けます。

組み立てが完了すると、再取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
ファンの異音は消えて、風切り音だけになりました(^^)

洗浄前洗浄後の写真をお渡しすると、「うわ、汚い... こんなになってたんですか。昨日から暑くなってきたんで、早めにお願いして良かったです。またお願いしますね。」と、帰り際におみやげまでいただきました(*´艸`*)

Googleへのクチコミもいただきました。
ご依頼ありがとうございました!

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2021年6月8日火曜日

新築住宅で二日間掛けて三菱霧ヶ峰ZXVタイプ×1台・GVタイプ×3台新設工事

なんと、学生の頃からアベ冷熱技研のBlogをご覧いただいて、「家建てたら、阿部さんにお願いしようと思ってたんです」と言うお客様のご依頼で、新築住宅へ4台のエアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZXV5621S-W×1台・MSZ-GV2220-W×3台をお買い上げいただきました。

最初にご相談いただいたのは、今年の1月でした。
まだ更地の状態で、図面を送っていただいて概算見積もりからのスタートで、何度か室内機の設置場所や室外機のスペース、機種の選定などのご相談をメールでやり取りさせていただいていて、やっと先月、クロスを貼る前に現地調査にお伺いさせていただいていました。

当初は機器に合わせて配管穴も当社で開ける感じでしたが、建築屋さんが先に開けてくれると言うことで、お願いしました。
配管穴が開いてるのと開いてないのとでは、まったく手間とスピードが違いますからね。

という訳で、2階が2台、1階が2台の合計4台ありますから、建物引き渡し後二日間の予定で昨日から現場へ入らせていただきました。

配管穴は開いています。コンセントは天井面なんですね。

位置決めをして、背面板を取付けていきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

ここが一番キツかったですね。
下にはエコキュートがあるのと、結構狭いのでハシゴの勾配があまり取れません。
カラダが後ろへ倒れない様に、安全帯に胴綱を付けてハシゴに掛けています。
ダクトを留めるためのビスを揉む時にグッと押し込むと、ハシゴがふわっと浮きます...(´;ω;`)

なんとかダクトと配管立ち下げ完了。

一日目は、室内機4台とダクト・配管4系統の立ち下げを行っていきます。

配管穴を開けていただいて何ですけど、コンセントが天井面に付いてる上に、配管穴の高さが少し高めに開けられているので、コンセントのアース線を留める+ネジを回すのに一苦労です...
天井面はもう少し離隔距離を取って欲しいですね。

こちらも2階~1階まで。

バタバタしていて、残りの室内機の施工写真がありません。
撮り忘れか、撮れていなかったのか...

1階のダクトは外壁に合わせてブラウン色。

こちらも同じく。

ここまでが昨日の作業でした。
昨日も今日もとてもお天気が良くて、梅雨時期とは思えないですね。

今日は室外機周りの施工を行います。
「室外機4台繋ぐだけなんか、楽勝じゃないか」と思うでしょうが、そうは行かないんですねぇ...
外構工事が終わってないので、真砂土や砂利がまだ入っていません。
外壁水切りから400mm下がったところがGLと聞いていましたので、そこまで嵩上げします。
これやっておかないと、最悪の場合、室外機を埋められてしまいます...(過去に経験あり)

嵩上げして、泥ハネ軽減のためにブロックを敷いて水平を取ります。

4箇所ありますからね...

日の当たるところは地獄ですよ...

3箇所目が終わったところで、お客様から一報が入りました。
「阿部さん、すみません... 外構屋さんに再確認したら、GL450mm下りだそうです...」

え?マジですか...(_ _;)
やり直しです。
お客様もショベル持参で手伝いに来てくれました...(^_^;)

なんとか4箇所完了です。
朝イチから昼まで掛かってしまいました...

午後からは一気に室外機を繋いでいきます。
日陰のうちにやりたかったんですけど、仕方ありません。

真夏でなくて良かったです(^_^;)

北側の日陰は、風が通って天国の様です(*´∀`*)

電動式真空ポンプを使って、しっかりと配管内部を真空乾燥させます。

作業が終わると試運転を行い、

異常がないことを確認して、

お引渡しです。

最後に取り扱い方法をご説明させていただいて、すべての工事が完了です。

みっちり二日間掛かりましたが、お天気が良くてホント良かったです。

「阿部さんの知ってる同級生に相談したら、阿部さんなら間違いないけんって奨めてもらったんです。ホントお忙しい中、丁寧に取付けていただいてありがとうございました。また子供が大きくなったら子供部屋へエアコンお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年6月5日土曜日

分電盤取替えのご依頼からエアコン取替え~専用コンセント2回路増設工事

県外にお住まいの松山出身のお客様からのご依頼で、ご実家の電気工事とエアコン取替工事にお伺いしてきました。

エアコンはパナソニック製をご希望で、お客様支給品です。

当初ご相談いただいたのは、分電盤の取替えでした。

ご両親2人だけでお住まわれていて、古くなった分電盤が気になっていたそうです。
昭和52年製... 44年ですか...
分電盤が埋込形なので、どの様に施工するのがいいか、少しお時間をいただいて考えていました。

「ついでに」と言うことで、こちらのエアコンの取替えもご依頼いただきました。
これも古いですね。東芝製です。
エアコン専用コンセントは無く、足元の延長コードから電源を取っていました。

室外機を見ると...え?
そう言えばこの前日、風が強かったですからねぇ...
駄々こねてるのかと思いました(^_^;)

お見積りを提出、正式にご依頼いただき、本日工事にお伺いしました。
先にエアコン取替工事を行っていきます。
室外機ベランダ置きですが、配管経路の具合からハシゴ作業になります。

配管化粧カバーが付いているんですが、配管穴にパテ埋めがされていません。
CATVの青いケーブルが通っているので、最後にここを触ったのはCATVの施工業者ですね(p_-)

既存機を撤去しました。

配管穴にスリーブが入っていないので、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

室外機は、元の室外機と同じ方向へご希望ですので、外向きに。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

専用コンセントの増設に掛かります。
コンセントを取付けて、ケーブルを1階まで引っ張っていきます。

隠蔽配線したいところですが、点検口がないのと、土壁のため、露出配線しか手立てがありません。

延々と...

延々と...

延々と...
分電盤のところまで、ステップルで留めていきます。

エアコンの専用回路を引き終えたら、分電盤の取替えに掛かります。
中のブレーカーを全撤去。

新しい分電盤を、既存ボックス内へセット。
ケーブルを接続していきます。

はぃ。結構手こずりましたけど、何とか納まりました。

あと、キッチンでレンジや炊飯器を使うと、分岐ブレーカーが落ちるとのことでしたので、レンジ専用コンセントも増設します。
こちらは化粧モールを使って配線。

レンジの脇に、専用コンセントを増設しました。

電圧を測って、異常がないことを確認。

エアコンも試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
朝9時スタート、夕方6時まで、ぼっち作業で8時間コースになりました。
丸一日お立ち会いいただいたお客様に感謝です。

「これで安心して使えます。また何かありましたら、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。