2021年6月2日水曜日

27年使用の松下電器産業の床置形エアコンをダイキンの床置形へ取替工事

初めてのお客様のご依頼で、床置形エアコンの取替工事にお伺いしてきました。

ダイキン製、お客様支給品です。

既存機は、松下電器産業製。
作り付けの収納の中に納められています。

室外機はこちら。
1994年製ですが、まだ動きます。
この頃の松下は故障も少なく、いい製品を作っていましたね。

ドレンはコンクリート床に垂れ流しにされています。
ここは後ほど手直ししますね。

まずは既存機を撤去。

配管穴にスリーブが入っていないので、通風孔になってしまっていました。
気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

垂れ流しにしていたドレンは、塩ビ管を使って洗い場の方へ延長します。
室外機のドレンの勾配が取れないので、ブロックも使って室外機を上げる様にします。

室内機を設置して、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これで今年の夏は快適にお過ごしいただけますね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年6月1日火曜日

賃貸マンションの一室でリフォームに伴う電気設備改修とエアコン工事

3月から取り掛かっていました、賃貸マンションの一室をリフォームするための電気工事が、本日最終日でした。
3月からって、かなり長い期間でしたけど、「まだ入居は決まってないけど、阿部さんの空いてる時に取り掛かっといてもらわんと、忙しくなるやろうけん。」とご配慮いただいていまして、合間を見て取り掛かっていました。

結構古いマンションなので、設置されてているエアコンもなかなかの年代物です。

これらは撤去処分してしまいます。

まぁ、外すとこうなりますよねぇ(^_^;)
クロスは貼り替える予定です。

トイレの換気扇は毎回苦労します。
天井ボードの上に取付けられているので、取外すのがかなり大変なんです。
こういう所は先にやっておかないと、クロス貼り替え後ではできません。

ダクト接続も大変なので、先に新しい換気扇に取替えておきます。

コンセント類はプレートを外して、浮かせておきます。

スイッチやリモコンも浮かせておく事で、クロス屋さんがクロスをキレイに貼りやすくなります。
ここまでが3月頃の作業でした。
その後、大工さんが入る予定だったんですけど、建築屋さんが他の現場が忙しくなって、こちらのマンションに手が回らないと言うことで、しばらく放置されていました。

まぁ、阿部もかなり予定が詰まってきて、完全に忘れていたんですけど、先月「6月中旬に入居が決まったんで、阿部さんの都合でかまいませんから現場に入ってもらえませんか。」とご連絡いただき、先週から合間を見て作業に掛かっていました。

まずは、配線器具から取り掛かります。
浴室のスイッチなんですけど、なぜかトイレ用の消し遅れスイッチが付いていました(^_^;)
換気扇があるからでしょうけど、消し遅れって3分くらいしか動作しないので意味ありませんよね。

配線器具類はすべてコスモシリーズへ取替えます。
浴室のスイッチは、照明と換気扇と分けました。
換気扇はタイムスイッチがお奨めではありますが、予算の都合というのもありまして、パイロットスイッチにしました。

古いコンセントは緩くなっていたりして発熱の危険があるので、この際にすべて取替えます。

テレビユニットも高シールドタイプに交換。
受信レベルもきちんと測定しておきます。

照明器具はすべてLED化。

古い分電盤も取替えます。

撤去して。

新しい分電盤を設置して、ケーブルを接続していきます。

扉付き分電盤にコンパクトブレーカーでスッキリしました。

エアコンは、以前他で使っていたものを取外して洗浄後、保管していたものを取付けます。

位置決めをして、背面板を設置。
コンセントの位置がなんとも微妙な位置なので、室内機の取付け位置を変更しました。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

既存の配管化粧カバーは、塗装がこってり乗っていて使い物にならなかったので、新しいものに取替えました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機の後ろに排水口があって、大雨の時には飛沫が飛んでいたので、ブロックで嵩上げしておきました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して完了です。

明日明後日に美装屋さんと建具屋さんが入って、現場がお引渡しになります。
入居までに間に合いそうですね。

実はもう一部屋あります...
そちらはまだ入居が決まっていないので、しばらくしてからまた現場へ入る予定です。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2021年5月31日月曜日

30年以上使われている隠蔽配管のエアコンを既存配管流用で取替工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

エアコン機器はお客様支給品です。

既存機は、マニアの方が見たらヨダレが出そうな木目調の、松下電器産業製エアコン。
30年以上の選手ですが、まだ現役で動きます。
効きが悪くなってきた様で、暑くなる前に取替えておきたいとの事でご依頼いただきました。

こちら、隠蔽配管です。

ドレンの取り回しは、なかなか豪快ですね(^_^;)
塩ビ管は逆勾配になってるし、断熱もしてないし、これでよく露タレしなかったなぁと感心。

続きの部屋にも同じタイプのものがありますが、今回こちらは撤去のみとします。

先ほどの室内機2台は3階にあります。
室外機は4階屋上に、二段置きになっていました。

30年以上もすれば、断熱材もボロボロになっています。
これ、周囲はコーキングされていますけど、断熱材と銅管の隙間を伝って雨水が侵入して、建物を痛めてしまいますね。
ここは後ほど対策をします。

既存機は動くので、ポンプダウンをして撤去。
室外機の後ろはこんな事になっていました... 寿命ギリギリでしたね。

室外機を撤去後、配管を溶接して延長。

配管内に窒素ガスを流しながら、しっかりと溶接接続します。

配管には新しい断熱材を巻き付けて、配管穴のところはウォールカバーを取付けて雨水の侵入を防ぎます。

室内機も取外していきます。
配管内の残留オイルをしっかりと抜いておきます。
出てきたオイルは無色透明。
年式の割には、かなりいい状態ですね。

位置決めをして、新しい室内機の背面板を設置

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

真空引きをしている間に、続きの間の室内機も撤去しておきます。

いやぁ、こちらのドレンは危ういですねぇ...
こちらはエアコンを取付けるかどうかまだ未定なので、ここは備忘録として撮影。

配管は化粧テープ巻きにして、残置しておきます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

これで終わりじゃないんですよねぇ。
この二段置台、ボルトが腐食して室外機が外れません...
仕方ないので、ディスクグラインダーでボルトを切り飛ばして取外しました。
今日の工事で、これが一番大変でした...(^_^;)

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

あ、ドレンの処理はこんな感じにしました。
45°のエルボを使って排水が逆流しないようにして、塩ビ管の部分はしっかりと断熱材を巻いておきました。

「これで今年の夏は快適に過ごせます。また何かありましたら、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。