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2020年1月11日土曜日

賃貸アパートで共用するためのEVコンセント増設電気工事

賃貸アパートのオーナー様から、「住人みんなで共用できる様に、駐車場に電気自動車用のコンセントを作ってほしい」とのご依頼で、本日午後からお伺いしてきました。


駐車場に引込計器盤があるので、この付近で取付けやすいところに設置をご希望です。


ボックスを開けて見ると、共用部のブレーカー類が左の方にあります。

単相3線式ですから、200V電源はここから取れますね。

EVコンセントの位置は引込計器盤の側面をご提案させていただき、了解いただきました。


さて、ここに200V用ブレーカーを増設しなければなりません。


一度、分岐ブレーカーはすべて撤去します。


こんな感じで並べました。
狭いスペースなので、ここまでで1時間掛かっています...


コンセント取付けに掛かります。
盤の側面に、ケーブルを通すための穴を開けます。


コンセントを取付け。


ブレーカーへ接続。

コンセント側は弱電スペースになっているため、鉄板のセパレーターを設置しておきました。
しかしこれ、CATVの設備なんですけど、もう少し整然とできませんかね(ー_ー;)

増設した漏電遮断器は、感度電流15mAのものを設置。
主幹ブレーカーより先に遮断する仕組みです。


あとは電圧を確認し、異常がない事を確認してお引渡しです。


アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2020年1月7日火曜日

故障して使えない業務用エアコンをフロンガス回収して撤去処分

FB友さんからのご依頼で、店舗移転のためのリフォーム工事に掛かりました。

最初のご相談は、「移転先の電気代が気になるのと、電気工事をお願いしたいです。」との事でした。
建物は一部店舗の戸建て住宅です。

店舗部分には、天カセ4方向の業務用エアコンとルームエアコン???
ダウンライトの穴は、器具がリースだったらしく、撤去された跡です。

もともと店舗部分は美容室だった様で、動力も入っています。

この動力契約、何に使ってるんだろうかと思ったら、エアコン1台のみでした...

設置されているエアコンは3馬力しかないので、動力はもったいないですよね。
動力(低圧)契約は、その機器を使っていなくても基本料金が掛かりますから、他に大型機器がないのであれば、動力のメリットはありません。

ちなみにこれ、動くのか電源を入れてみました。

ずっとこの表示のまま、反応なし...

室外機も、ウンともスンとも言いません...

これ、故障してるんですね。

それでここにルームエアコンが付いているんでしょう...


天カセ4方向を単相200Vの3馬力に取替えるか、このルームエアコンを取替えるかでお客様にご検討いただき、メンテナンス性と費用面でルームエアコンの方を取替える方向でご依頼いただきました。
このルームエアコン、10畳用で全然能力が足りないので、取替えるしかありません。

という訳で、業務用エアコンの撤去に掛かります。
業務用パッケージエアコンですから、フロン排出抑制法に則り、機器内のフロンガスを回収します。

フロン回収業者に依頼せず、みだりに特定製品から大気中にフロンガスを放出すると、法に則り罰せられます。

ガス回収が終わると、室内機を取外します。


お客様ご自身でリフォーム中なので、クロス貼りと共に開口部を塞いでいただけます。


エアコン撤去だけでは終わりません。
動力回路は撤去しておきます。


分電盤内のブレーカーを外します。


引込計器盤の方も。


ブレーカーを撤去。スマートメーターも撤去して、四国電力へ返却します。

アベ冷熱技研は四国電力計器工事認定店なので、この様な対応も可能です。

引込みケーブルは、後日、四国電力の方で撤去してもらえます。

これでこの建物から、動力(低圧)契約がなくなりました。

電灯の方も電気料金を抑えるために、必要のない機器を撤去して、照明器具はLED化して、再度電力申請を行って費用削減していきます。
そちらの方は現在進行中なので、すべての工事が完了したらまたBlogで記事にしたいと思います。

アベ冷熱技研は、「第一種フロン類回収業者登録店(愛媛県)」です。
業務用エアコンの撤去処分やフロン回収作業も、お気軽にご相談ください。

2019年11月8日金曜日

賃貸マンションの共用部照明をLED照明器具へ一斉取替工事

今日は一日掛けて、マンション共用部の照明器具×25台の取替工事にお伺いしてきました。

こちらの賃貸マンション、松山市内にあるのですが、オーナー様は県外の方です。
普通は管理会社を通しての依頼になると思われますが、アベ冷熱技研の場合は、オーナー様直接のお問い合わせやご依頼が結構あります。
メールだけのやり取りで、顔を合わせないお取り引きになりますから、当社のお取り引き条件をご了承いただけた場合のみお引き受けさせていただいています。
金額が大きくなると結構厳しい条件ですよ(^_^;)

当初のご依頼は、「ランプ切れのため、器具を変えた方がいいのか、対応をお願いしたい」とのご依頼でした。

現地確認すると、2台が点灯していません。

ランプ切れの可能性が高いですが、実はこの蛍光ランプ...特殊なんです。


ネオスリムランプと言うもので、13W形。

すみません。阿部は電材屋に10年勤めていましたが、初めて見ました(^_^;)
で、これ、既に製造中止品です...
当然メーカーには在庫が無い訳ですが、「もしかして」と思ってAmazonで検索したら出てきました。
それも2本しか残ってない...(^_^;)
早速オーナー様にご連絡して、ランプを手配。

ランプ到着後、取替えに行くと、1台は無事点灯。
もう一台は...(´;ω;`)

安定器の不良でした...
さすがに部品はありませんから、これは器具ごと取替えですね。

ふっと他の器具に視線をやると、2台だけ既にLEDタイプのものに取替えられています。

じゃぁこれと同じ感じで1台だけ取替えますかねと一瞬思ったんですけど、どう考えても1台壊れる度にこうやって取替えにお伺いするコストを考えると、一斉交換する方が断然コストが抑えられますよね。
既にランプも生産されていない訳ですし。

という訳で、一斉交換のご提案をさせていただいたところ、即決いただきまして本日取替えにお伺いさせていただきました。

全部で25台ありますが、既に2台取替えられていますので、23台手配しました。
写真は1台足りませんが、運送屋さんに破壊されてしまいまして、午後から入荷です(^_^;)

まずは既存器具を撤去します。
これがですね、ガラスグローブでベースとの間にパッキンが入ってるんですが、これが固着していて外れません...

カッターを差し込んで、地道に外していきます。

グローブを外すと蛍光灯あるある状態に...

蛍光灯はどうしても虫が寄ってきますから、こんな感じになりますね。
LEDに取り替えると、かなり改善されます。

やっとの思いでグローブを外すと、内部はWAGOコネクタがいっぱい...

こうやって器具の中でジョイントされると、外す時大変なんですよねぇ...

一旦ジョイント全部外して、ベースを取外します。


ベースの上側にもいっぱい...(´;ω;`)
外す時に失敗すると、バサッと頭から被ります...


新しい器具を取付けていきます。

このタイプ、LEDユニットが取り外せます。
数年後、故障して点灯しなくなっても、このユニットだけ交換すればいい様になっています。

グローブを取付けて、取替え完了です。
LEDユニット以外は樹脂製なので、かなり軽量化されて安全になりました。

ちなみにベースが白色なのは、こちらの方が安いからです(^_^;)
1台当り、1,000円以上違いますから、台数掛けるとまぁまぁの価格になります。

色が違う黒いベースの既存器具は、裏の階段の踊り場の目立たないところへ移設。


この場所が一番厄介でしたね。
踊り場でハシゴは、まぁまぁ気持ち悪いです...(´;ω;`)


全器具取替完了後、点灯試験。


1台の不良もなく、無事工事完了です。
朝8時半スタートで、夕方4時半まで掛かりました。
なんとか一日で完工できて良かったです(^^)

オーナー様に完成写真を添付してメールでご報告。
「ご連絡どうもありがとうございます!こちらこそ、またよろしくお願い致します。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事やLED照明取替えもお気軽にご相談ください。

2019年10月29日火曜日

わらぶき屋根の天井裏で碍子引きからケーブル張替工事

腰の調子ですか?
あの激痛からはマシになりましたけど、角度によってはまだビキッときます...(´;ω;`)

そんな中、今日は築100年超えのわらぶき屋根の天井裏で、鼻の穴がまっ黒になるまで作業していました。

何の作業かと言うと、電気工事です。

こちらのお宅、何度か増築やリフォームをされていて、その度に電気工事屋さんが入って増設してきたそうですが、当時から使われてきた設備はそのままでした。
今回はその1回路が、碍子引き(ガイシ引き)という工法で施工されていて、「どうしてもこれが気になって仕方ない」という事で、懇意にされている大工さん経由でご依頼いただきました。

大昔は、VVFケーブル(ビニル絶縁ビニルシースケーブル)などはありませんでしたから、電気工事はこの碍子引きのみでした。

築100年超え。屋根はわらぶき。


天井裏は碍子引きの配線がいたる所に...

何かの拍子に短絡や漏電でもしようものなら、一気に燃えそうです...(・_・;)
これらを絶縁性の高いケーブルへ張り替えていきます。

あと、照明器具の線。


袋打ちコードをステップルで留めるのはNGです。


ジョイントボックスの内部も気持ち悪いですね...
変な液体も出ているので、撤去してしまいます。


こちらのお部屋も...


これまた古い、碍子のジョイントボックスですね。


線も切れかけですよ...
撤去しますね。


新しいケーブルを天井裏へ入れていきます。


引っ掛けシーリングを取付けました。


分電盤のところからも、新しいケーブルを天井裏へ。


天井裏へ出てきたケーブルを。


梁に添わせて延長していきます。


この天井、乗っても大丈夫なところと、乗ったら踏み抜いてしまうところがあります。
天井板が薄いところは、道板を敷いて作業。

かなり施工性が悪い上に、腰の状態もまだ完治していない状態なので、テキパキとは作業が進みません...(´;ω;`)

こんな感じでケーブルを繋いでいきます。
フラッシュを焚くと、ホコリが凄いのが解りますね。

右奥の方が残ってるじゃないかと思いますよね。

この奥も張り替えしたいんですけどね、ここから先は天井材が柔らか過ぎて行けないんです...

それに屋根が下がってきているので、向こう側へ入って行けません。
向こうに屋根が下がっていますが、その向こうにもう一部屋あって、そこの照明器具回路に繋がっている様でした。

「できんとこは無理せんでええけん。また大工さんに天井剥いでもらった時にお願いするけんな。」という事で、ここから先は後ろ髪を引かれる思いで残置。
まぁ、漏電遮断器が分電盤に搭載されているので、余程の事がない限りは大丈夫です。

最後に既存線をカットして、新しいケーブルを分電盤へ接続して完了です。

(※カバーは写真撮った後に被せています。被せた写真の撮り忘れです...)

あとは点灯確認を行って、工事完了です。

「いやぁ、スッキリした。ずっと気になっとったんよ。またエアコンとかもお願いせんといかんけん、これからも頼みますよ。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。