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2014年12月4日木曜日

洗浄のご依頼でしたが、ナントまぁ・・・(_ _;)

2010年製、設置後4年?のエアコンの分解洗浄のご依頼をいただきました。
と言うか、全く汚れていません。。。

お話をお聞きすると、「エアコンからゴキブリが出たので、気になるんです。」との事。

ゴキブリ? もしかして貫通スリーブ入れてないのかな?と思い、室内機側から配管穴を確かめて見ると・・・

え? あれ? なんか外の光が見えるんですけど???

ベランダ側へまわって見ると・・・
え?!


えぇぇぇぇぇ???

パテ埋めしてない。。。
穴の周りが汚れてないのを見ると、パテが劣化して取れた訳ではなく、設置時からパテ埋めされていなかった模様。。。
ゴキブリで良かったですね、まったく。

はい、パテ埋めして完了です。

えぇ、完了ですよ。
室内機汚れてないんですから、分解洗浄の必要もありません。

え?どこの施工か?
量販店しかないじゃないですか、こんなの。
はい。 年末忙しいんです。 次行きます<(_ _)>

2014年8月21日木曜日

え?プロの工事?施工不良のエアコン修理作業

「今シーズン初めて冷房運転をしましたが冷えが悪いので、ガスが抜けていると思い、取り付けした電気店に見てもらうとやはりガスが抜けているとのことでガスを充填してもらい、しばらくは問題なかったのですが最近全く冷えなくなったので再度見てもらったところ、ガスは抜けてなく本体の故障だろうとのこと。修理するより買うほうが安いとのことですが、それほど年式が古いわけでもなく買い替えはもったいないと思っています。」と、メールでお問い合わせをいただきました。

ご連絡いただいた年式が2011年製。
まだ3年しか経っていません。
プロの方が点検して、本体の故障と判断されたのであれば、冷媒系統の故障の場合、メーカー保証が5年付いていいます。
実はこの時、5年以内の故障なら、無償修理してもらえる可能性をお伝えしていました。
お客様も「それなら、」と、メーカーに修理依頼をされました。

数日して、お客様からご連絡いただきました。
メーカーサービスの点検結果。

「施工不良」。。。

予定がパンパンですぐにお伺いできない事情と、メーカーならすぐに行ってくれるという思いと、何と言っても「プロの施工」とお聞きしていたのが「仇」となった形になってしまいました。。。

早速点検にお伺いさせていただきました。


え?新築ですよ? 何ですかこの施工。。。

どうやったらこんなに壁を汚せるんですか?
クロスじゃなくて塗り壁ですから、拭き取りもできません。。。

メーカーサービスが指摘した漏れ箇所を、リークチェッカー(フロン検知器)を使用して探ります。

少量ですが漏れてますね。
これは機器内部じゃなくて、後ろ側の配管接続部分の様です。

メーカーサービスがフロンガスを補充して帰ったそうなので、とりあえずは冷えていました。
しかし漏れているので、そこを修理しない限り、また冷えなくなります。
基本的にこういう場合は、施工業者が責任を持って無償修理すべきところですが、お客様のご希望で当社にご依頼いただきました。

まずは、室内機を外さないといけない訳ですが。。。

カーテンレールの位置が高いために、天井面にキチキチに設置されていて、カバーや基板を外さないと配管が外せませんでした。

で、外して見ると、かなり無理して設置したのか、中央の引掛け部分が室内機に掛かっていない状態でした。

危ないですねぇ。。。

はい、漏れ箇所です。

フレアが傷だらけで、漏れて当然ですね。
しかしオカシイですね。
これを施工された「プロの業者」さんは、なぜ「本体の故障」と断言できたんですかね?
まぁ、これ以上は書きませんが。。。

フレアを再加工します。


傷のない、鏡面加工。

ここがパッキンの役目をするので、傷があるものはNGです。

トルクレンチを使って、適正トルクで締め付けます。

締め過ぎても、緩過ぎてもダメなんです。

気になるので、室外機側のフレアも点検。

あらぁ~、残念です。。。

こちらもフレア再加工。


配管接続が完了すると、真空ポンプを使って真空引きを行い、配管内部を真空乾燥させます。


真空引きが完了すると、試運転開始。


メーカーサービスが修理時にガス充填してくれていましたが、やはり少量漏れていた様で、様子を見ながら追加充填します。


規定圧まで充填し、異常がない事を確認して作業終了です。

危うく新品交換させられるところだったエアコン。
これからまだまだ元気に運転できる様になりましたね。

しかし、これが「プロの工事」。。。(_ _;)
こんな施工される方々と工事価格の勝負をしているのかと思うと、ホント馬鹿らしくなりますね。

2014年7月22日火曜日

落ちかけのエアコン室内機の手直し工事

「室内機が落ちかけなので、ちょっと見てもらえんやろか。」とご依頼いただき、9日の晩遅くに下見にお伺いしていました。

お部屋に入った瞬間、「おぉっ!」と声が出ました(^_^;)

原因は、コンクリート壁にビス打ちする時に使う、樹脂製の黄色いプラグを使って、石膏ボードに留めているので、抜けて当然。。。


この状況で、「このまま使って大丈夫ですかね?」とお客様(^_^;)


「いや、ダメに決まっとるでしょ。」と言うことで、とりあえず応急処置。

お伺いできるのは二週間後なので、これで何とか使っていただきます。

あ、当然ですが、アベ冷熱技研の施工品ではありませんよ。
何で断らないかは、ココには書けないいろんな事情があります。。。(^_^;)

で、本日お伺いしてきました。
「もう、このままでええんやないん?」と言われるお客様を説得して、安全第一で施工に掛かります。
これがまた、室内機2階、室外機屋上というややこしい設定。。。


お隣さんとの隙間に、ほぼ垂直に長ハシゴを立てての作業です。


配管内のフロンガスを、室外機側へポンプダウン後、ハシゴを登って配管穴のところを見ると・・・

あらあら、、、パテ埋めしてないから、雨・風入り放題の状況。。。

何とか室内機を取外して、ボードアンカーを使って、壁面にしっかりと背面板を取付けます。


室内機を取付けて、配管類を接続していきます。


配管穴はしっかりとパテ埋め後、表面をコーキング処理します。


配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

これで頭の上にエアコンが落ちてこなくなりました(^_^;)v

適切な材料を使って、適切な取付工事。
エアコン工事に携わる者として、「基本」というより「最低条件」ですね。
業者選びは「価格」じゃなくて、「安全」で選ばないと、結局高くつきますよぉ。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
安心をお届けいたします<(_ _)>

2013年7月6日土曜日

お客様施工、、、真空引きナシ・ガス漏れ。。。

ちょっとこれは「修理」じゃなくて、「不良工事」のカテゴリに入れておきますね。。。(^_^;)
「昨年、ホームセンターで安いの買って自分で付けたけど、冷えないんで、多分ガス漏れ起こしてると思うので、ガスの補充をして欲しい。」とのご依頼。。。

お伺いして見ると・・・(・・;)

言っておきますけど、施工途中の写真じゃありませんよ。。。

なかなか、、、


あららら、、、


「真空引きせずに、エアパージもせずバルブを開けた」とお話されていたので、さぞゲージ圧も高いんだろうなと思ってましたが、、、

何のことも無く、漏れてるので関係なし。。。(´・ω・`)

一度全部取り外して、バリバリに剥がされた断熱材を補修から始まって、、、


危険なIV線(左側)を、VVFケーブル(右側)に取替えたり。


キチッとテープ巻き仕上げにして、電動式真空ポンプを使って、配管内部を真空乾燥させます。


真空引き終了後、冷房運転をしながら、


フロンガスを充填していきます。


規定量充填、ガス圧異常なしで、お引き渡しです。

まだまだいらっしゃるんですね、自分で施工される方。。。
新冷媒に替わってから長年経ちましたが、まだ旧冷媒のつもりで施工される方が後を絶ちません。
新冷媒は旧冷媒に比べて、1.6倍の圧力があるため、施工不良の場合、一気にガス漏れが起こります。
また、新冷媒の大気漏洩は地球温暖化を促進し、近年の異常気象の原因とも言われています。
エアコン取付工事は、信頼の置ける業者へのご依頼を切に願います<(_ _)>

2013年5月30日木曜日

エアコンガス漏れ修理作業

新築お引越しの時に、エアコン分解洗浄だけご依頼いただいたお客様から、「エアコンの効きが悪いみたいなので、点検してほしい。」とご依頼いただき、点検にお伺いしてきました。

当時、洗浄のみご依頼いただいて、取付工事は新築時に電気工事店さんが行ったそうです。
冷房運転してみると、吹き出す風が生ぬるい。。。

ガス圧を測定してみると・・・

ほとんど残ってませんねぇ。。。

漏れ箇所を探すと、一発で見つけました(^^)v

フレア接続のところにオイルが付着しています。

断熱材を剥ぐと、ナットがオイルまみれ。

お客様に現状をご説明し、施工店に補償してもらう様にお奨めしましたが、「もういいです。阿部さんお願いします。」と強く言われましたので、お引き受けさせていただきました<(_ _)>

フレアを外して見ると、とてもプロが施工したとは思えない状態でした(_ _;)

ラッパの様に開いているフレア部分は、パッキンの役目をしますから、キズの無い鏡面仕上になっていないと、絶対ガス漏れを起こします。

フレアを鏡面仕上に再加工します。

変色したフレアナットも、新しい物に取替えました。

ナットの締め付けはトルクレンチを使って、規定荷重で締め付けます。

緩くても、締め過ぎてもダメなんです。
だからトルクレンチは必須。

電動式真空ポンプを使って、配管内部を真空乾燥させます。


真空引きが完了後、冷房運転をしながら・・・


フロンガスを充填していきます。


規定圧まで上昇しました。

後は、室内機からの冷風温度を測定し、異常がない事を確認してお引き渡しです。

また今シーズンも、こんな修理ばかりで走る様になるんでしょうか。。。
いい加減、施工技術を上げていただきたいものです。

漏れたフロンガスは大気中へ。
  そして地球温暖化の原因に。
    未来の地球を生かすも殺すも、我々施工者の手に掛かっている事を強く感じてもらわないと。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
この様な修理も、お気軽にご相談ください<(_ _)>