2022年9月12日月曜日

能力不足のエアコンを他の部屋へ移設して新しく霧ヶ峰を取付工事

いつもお世話になっているFB友さんからのご依頼で、ご実家のリビングに設置されているエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV4022S-W 霧ヶ峰ハイスペックモデルをお買い上げいただきました。

既存機も三菱霧ヶ峰です。
まだ動いているんですけど、リビングとキッチン合わせて12~14畳ほどあるお部屋に、6畳用のエアコンが設置されています。
当然ですが、効きが悪いと言うことで取替えをご希望です。
ただし、まだ使えるので、このエアコンは寝室へ移設します。

既存の室外機周りはこんな感じでした。

外部配管はテープ巻きだったため、触るとポロポロと剥げてしまいます。

長く直射日光が当たるところは、ボロボロになっていました。

既存機を撤去しました。

配管穴に貫通スリーブはありません。
しかも、出窓の水切りを切ってしまってますね...
もう少し室内機を上の方に取付ければ、水切りを切ることもなかったハズです。

この穴は流用しますので、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。
ちなみに、黒いケーブルはテレビ用のケーブルです。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、ブラウン色のスリムダクトで化粧仕上げ。
ジャバラの曲がりはできるだけ使いたくないんですけど、段差があるのとケーブルがゴチャゴチャしているので仕方ありません。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
既存の室外機の後ろに通気口があったため、換気しやすい様に室外機を避けておきました。

既存のコンセントが100Vだったため、

200Vへ切り替えました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してリビングの取替えは完了です。

さて、リビングで取外した霧ヶ峰を寝室へ取付けます。
既存機はシャープ製でした。

全然冷えなくなって、ずっと使われてないそうです。
1997年製ですか...

こちらのお部屋は、かなり古い土壁です。
穴開けを失敗したのか、かなりひび割れていますね。

配管は、縁側を通って外部へ。

外は延々と横引きして、奥の方へ室外機が置かれている様です。

いやぁ...これは酷いなぁ...
古い土壁に穴を開ける時は、かなり慎重に開けないとこういう事になります。
しかしパテ埋めもしてないとか、酷いですね。
以前、ここからネズミが入ってきて、かなり大変な思いをされたとお話されてました。

この室内機はどうやって壁に取付けてあるんだろうかと思ったら、もろい土壁にビス5本だけで留めてありました。
寝室です...頭の上に落ちなくて良かったですね。

霧ヶ峰を取付けていきます。
スライド金具を使って、背面板をしっかりと固定します。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

貫通部分はこれ以上崩れない様に、配管キャップとパテでしっかりと埋めます。
パテは数年で硬化して落下するため、パテの上に薄くコーキングを塗っておきます。

外部配管は玄関脇になるため、スリムダクトで化粧仕上げ。
大きく開いていた穴は、パテでしっかりと埋めておきました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「いやぁ、よぉ効く様になった。気持ちがええわい。暑い中、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年9月9日金曜日

戸建て住宅の2階へ3台のエアコン取付工事

昨年の新築時に1階部分のエアコン工事をご依頼いただいたお客様から、2階へ3台のエアコンを取付けて欲しいとご依頼いただき、お伺いしてきました。

三菱電機製 スタンダードタイプを3台。お客様支給品です。

早速取付工事に掛かります。
位置決めをして、背面板を設置。

慎重に配管穴を開けていきます。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

このお部屋は室外機地上置きなので、ハシゴ作業で配管作業を行います。

配管はアイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

試運転を行い、異常がないことを確認して1台目が完了。

2台目と3台目は、室外機ベランダ置きです。

どちらもスリムダクトで化粧仕上げ。
ドレンは排水溝まで塩ビ管で導きました。

作業が終わると試運転を行い、

異常がないことを確認してお引渡しです。
「きれいに取付けていただいて、ありがとうございました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年9月8日木曜日

農業用倉庫新築に伴う電灯・動力新設電気工事

親父の代からお世話になっている鉄工所さんのご依頼で、新築の農業用倉庫の電気工事をご依頼いただき、本日完成お引渡しさせていただきました。

ご相談いただいたのは6月です。
基本、夏場に電気工事だけのご依頼はお断りしていますが、鉄工所さんとは長いお付き合いなのと、9月の稲刈りまでに完成すればいいという緩い条件でしたので、お引き受けさせていただきました。

打ち合わせの際には、基礎は出来上がっていました。
奥に古い2階建ての倉庫がありますが、これもかなり以前に親父が電気工事をさせていただいたそうです。

ここは周りが田園で、電気の引込柱は反対側に20mほど離れた所にあります。
古い倉庫に既存の電灯引込みはありますが、今回新しい倉庫に動力も入れるため、既存の電灯線も新しい倉庫へ引込みます。

とは言え、動力のトランスが近くの電柱に見当たりません...
田んぼほ隔てた向こう側の道路にはトランスが見えますが、距離がありすぎるため使えません。

という訳で、新たにトランスも四国電力へお願いして上げてもらう手続きをします。
建物の図面を描いて、電気の配線図を書き込みます。

申請をしてから新しいトランスが上がるまでには、約2ヶ月程度掛かります。
それまでに建物内の配線工事をやりたかったんですけど、建物が思うように進みません。
8月中旬になってもこの状態だったのでどうしたんだろうかと思っていたら、どうも外壁屋さんが例の流行り病に掛かってしまったそうで、家族で順番に感染してしまって、かなり遅れているとのことでした。

仕方ありませんね。
でも稲刈りの日は迫っています。
大変な状況になってきました...

外壁が終わったのは8月後半。
トランスを設置してもらえる日が決まったので、合わせて電気工事の方も着工させていただきました。

まずはLED照明の取付から。
高天井なので、ハシゴを使って取付け。

スイッチはドアの脇に。

100Vコンセントも、使い勝手のいい場所をお聞きして設置。

動力の乾燥機と籾すり機の電源も、機械の座る付近へ設置。

メーターボックスを取付けて、引込点までケーブルを立ち上げます。

ドアの上にコンパネを取付けて、電灯分電盤と動力のブレーカーボックスを設置。
ケーブルを接続していきます。

古い倉庫の引込みは撤去するため、新しい倉庫から古い倉庫へケーブルを延長します。

それから、新しい倉庫の脇に小さな休憩用のプレハブがあるので、そこへも電源を引っ張らなければなりません。
架空で飛ばすと軽トラに接触してしまうので、地中埋設にします。

いっちょ前にエアコンもあるので、エアコン専用と電灯コンセント用の2回路を通しました。

配線作業が完了すると、ケーブルが傷んでいないか、絶縁抵抗測定を行って異常がない事を確認。

竣工報告を四国電力へ行うと、新しいメーターを送ってくれます。
これにケーブルを接続。(四国電力計器認定店でないと触れません)

これで引込みを迎える準備が完了です。

台風が来るため、既に周りの田んぼは稲刈りを始めていました...

できるだけ早目に引込みをお願いしますと伝えていたので、早目に来てもらえたのですが、ナントこの日は台風が最接近する日・・・
朝イチは強風で中止になりそうな感じでしたが、引込業者さんたちが作業を始めると、なぜか風が落ち着きました。

無事、引込み完了です!

電圧を確認して、ブレーカーを投入。

何事もなく、通電完了。

あとは、農機具屋さんが機械を設置して試運転。
異常がないことを確認して、お引渡しです。

この後もいろいろあったんですけど、敢えてBlogには書きません。
まぁまぁ大変でした...(^_^;)

稲刈りに少し遅れましたけど、なんとか完了ですく(`・ω・´)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。