2021年5月10日月曜日

室外機設置場所の放熱が悪く効きが悪いのでこの際にエアコン取替工事

初めてのお客様のご依頼で、2台のエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製、お客様支給品です。

既存機は東芝。2013年製でまだ十分動いています。
「昨年の夏は効きが悪くて、かなり難儀したんです。エアコンを夏までに取替えておこうと思うんです。」と、ご相談いただきました。

部屋の広さ的には適正な能力のエアコンが設置されていますが、このお部屋、一部吹き抜けになっています。
「ここが吹き抜けになっているので、能力不足なんですかね?」
いや、冷房時、冷たい空気は下へ溜まりますから、吹き抜けの高さはあまり関係ありません。

ちょっと冷房運転してみましょう。
十分冷たい風が出てきますよ?
「あれ?よく冷えてますね。おかしいな。昨年の夏はこんなに冷えてなかったです...」

室外機を見て、原因が解りました。
四方を囲まれていて、熱が逃げるところがありません。
しかもこのベランダ、南側。
真夏は灼熱地獄になるところで、どんなに頑張っても冷えは悪くなりますね。

とりあえず機器の故障ではなさそうなので、室外機の位置を変える方向でお見積りを提出させていただいていました。

しばらくして、「阿部さんに提案していただいたんですけど、この際にワンランク能力の高い新しいエアコンに取替えてもらえますか。あと、1階の方のエアコンも一緒に取替えてください。」とご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

まずは既存機を撤去していきます。

化粧カバーを外すと、ドレンホースにトラップができていました...
これ、よく水漏れしませんでしたね。
取外したら、溜まっていたドレン水が溢れました...(´;ω;`)

既存機撤去完了です。
お、きちんと貫通スリーブが入ってますね。
ドレンホースのトラップがなければ、いい施工だなぁと言えたのに(^_^;)

で、その放熱が悪いのをどう解決するかと言うと、二段置台を使います。
室外機を上げてやる事で、熱の逃げ道を広げてやるのです。
狭いベランダでは、よく使う工法です。

室内機取付に掛かります。
位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

こんな感じで完成です。
これで放熱率は格段に上がります。

試運転を行い、異常がない事を確認して1台目が完了です。

2台目は1階。日立の白くまくんです。
これもまだ動いていますが、11年経過しているのと内部が汚れているので、この際一緒に取替えをしておきたいと言う事です。

室外機は地上置きで、久々の標準取替工事です(^_^;)

既存機を撤去しました。
こちらは別の業者さんが施工したそうで、貫通スリーブは入っていません。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして背面板を設置。
穴の位置が高めなので、微妙に取付けにくいです。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。

あとは試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「今までいろんな業者さんに取付けてもらってて、結構いい加減なところもあったんで、今度はちゃんとした業者さんを探そうと思って探してたらアベ冷熱技研さんのBlogを見付けて、この人だってお願いしたんですよ。相談に乗ってもらったし丁寧に取付けていただいてありがとうございました。またもう一台お願いしますね。」と、大変お喜びいただき、追加でお見積りのご依頼もいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年5月7日金曜日

エアコン専用コンセント増設と古い分電盤の取替工事

初めてのお客様のご依頼で、電気工事にお伺いしてきました。

既存の分電盤がこちら。
分岐回路は3回路しかありません。
今回、エアコン専用コンセントを増設するため、空きがありません。
左の大きなブレーカーが主幹で漏電遮断器になっていますが...

一次側の幹線ケーブルがVVF2.6mmx3cなのに、40Aのブレーカーが設置されています。
VVF2.6mmx3cのケーブル許容電流は、32Aです。
(※単相3線式の負荷の場合、3本使用する電線のうち1本は中性線であるため、許容電流は2心の数値を採用)
許容電流を超えてもブレーカーが遮断しないので、とても危険な状態ですね。

それから、このブレーカー、3P3E仕様で中性線欠相保護機能も付いていません。
内線規程では、単相3線式電路に施設する漏電遮断器は、中性線欠相保護機能付きのものとする となっています。
もし中性線が欠相すると、コンセントに繋がっている100V家電機器に異常電圧が加わり、破損してしまいますね。

という訳で、ブレーカー類も古いので、この際に取替える事にします。

エアコンは2階に設置されていました。
親御さんの知り合いの業者さんに安く取付けてもらったそうですが、コンセントの増設まではできない方だった様で...

1階の分電盤から2階のエアコンまで、専用回路を増設します。

では作業に掛かります。
まずは既存の分電盤を撤去。
あれ?3回路しか分岐ブレーカーがなかったのに、5回路の分岐ケーブルが...
2つのブレーカーに2本づつ共噛ましにしていたんですね。

とりあえず作業を続けます。
新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。


2階のエアコンまでの配線経路は、1階に点検口がなく、壁内を立ち上げることができないため、一度外部へ取り出して、2階へ立ち上げ、2階天井裏へと導きます。
ハシゴ掛けるまで結構雨が降っていましたが、作業を始めると雨が止み、晴れ間が見えてきました。

こんな感じで、塩ビ管を使ってケーブルを保護して立ち上げました。


2階の天井裏は広く、スルスルと作業が進みます。


エアコンの脇に、専用コンセントが付きました。


分岐ブレーカー4つの予定が、共噛ましにしていた2回路分増えました。


主幹ブレーカーは、ケーブルの許容電流内に合わせて30A。
中性線欠相保護付きで、安全にご使用いただける様になりました。


あとはエアコンの試運転を行って、お引渡しです。

「ありがとうございました。天気と足元の悪い中ありがとうございました。これで安心して使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2021年5月6日木曜日

新築住宅で愛媛CATVの快適な光eねっと新設工事

青年部繋がりの電気工事屋さんの紹介で、「弟が新しく家を建てたので、阿部さんにCATVのネット工事をお願いしたいです。」という事で、本日午後から宅内工事にお伺いしてきました。

引込みは建物ではなく、スッキリポールで受けています。

お申し込みの際に現地調査をさせていただいていて、スッキリボックスの中にキャビネットを納めてもらう様に指示していました。

スッキリポールから宅内までは、22ΦのCD管が埋設されています。
宅内側の洗面所に弱電ボックスがあって、ここにS-ONUを設置します。

スッキリポールからここまで、CD管が通っていますが、結構な距離があります...
丁寧に呼び線を入れてくれているので、片方の配管へ光ケーブルを通していきます。

呼び線にケーブルを繋いで、エンヤコラと27m引っ張ってきたところ、寸前の曲がりのところで力尽きてケーブルが切れてしまいました...(´;ω;`)
距離が長すぎて、摩擦熱で切れてしまった様です。
あと10cmくらいだったのに...

再度、スチールワイヤーを通して、ゆっくりと光ケーブルを入れ直して、なんとか入線完了ですε-(´∀`*)ホッ
余計な時間が掛かってしまいました。

メカニカルスプライスを使って、光ケーブルの引込側と宅内側を接続。
キャビネット内へ、整然と納めます。

蓋を閉じて引込側が完了。

宅内側へ移って、光ケーブルの末端に光コネクタを取付けて、レベルを確認。

異常がなければS-ONUへ接続します。

S-ONUの電源を投入して、センターへ設置報告。

持参したパソコンを繋いで、速度測定を行います。
いつもの様に、100Mbpsのサービスで、上り下り共に90%以上の速度が出ています(^^)

お客様が用意していたWi-Fiルーターを接続。

スマホに接続して、速度測定。
いい感じに速度が出ていますね。
快適に使える環境が整いました。

あとは、テレビのネット接続設定を行い、Youtubeがご覧いただける様にしました。
引込みが入るまでに少し日数が掛かってしまいましたが、今日から快適にネットライフを楽しめますね(^^)

アベ冷熱技研は、「愛媛CATV契約代行・映像通信工事認定店」です。
お客様の生活環境に合ったコースをご提案・設計させていただきますので、お気軽にご相談ください。