2018年12月6日木曜日

ダイキンアクアシンフォニーを撤去して三菱エコキュートへ取替工事

早朝から一日掛けて、エコキュートの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 SRT-S464UA エコキュート フルオートW追い焚きハイパワー給湯タイプ お客様支給品です。


手前のタンクは軟水器です。
既存機はダイキン製の電気温水器でした。

どうもタンク内から水漏れしている様で、取替えのご依頼をいただきました。

なんか配管がゴチャゴチャしてますね...
出湯圧力が低いのか、加圧ポンプが給湯側に取付けられています。

あれ?エアコンの冷媒配管っぽいのが、温水器に繋がっていますね???

冷媒配管はマルチエアコンの室外機に接続されていました。


これ調べて見ると、アクアシンフォニーという名前で、エアコンの暖房機能を使って沸き上げができるシステムだそうです。

エコキュートとは違って、フロンガスの冷媒配管をタンクユニットに接続して、タンク内の熱交換器で沸かす様です。
現在この製品は販売されていませんが、今ダイキンが発売しているネオキュートの走りみたいですね。
エアコンと同一システムになるので、故障時はすべてダメになるという恐ろしいシステムです(・_・;)
当時は、新築時の割り増し融資が受けれた製品ですけど、マルチエアコン同様、メリットは感じられません。

という訳で、室内機もこのシステムに2台ぶら下がっています。

今回、エコキュートへ取替えるに当たって、このエアコンも取替えをご依頼いただいています。
これはまた後日、取替工事を行います。

電気温水器からエコキュートへ取替えを行いますから、四国電力へ電力申請を行います。
申込みが受理されると工事に掛かります。
今日は生憎の雨模様...

日程は変えれないので、作業に掛かります。

この冷媒配管、フロンガスが充満しているので、エアコン同様にポンプダウン運転を行い、フロンガスを室外機側へ回収します。

あ、ここにあった軟水器は、提供業者さんが撤去されました。

室外機を撤去しました。
エアコンの既存配管は隠蔽配管で2部屋へ繋がっているので、後日流用します。


温水器も撤去して、新しいタンクユニット設置のためにアンカー位置を決めます。


3箇所しっかりと打ち込みました。


既存温水器は、水を抜いた状態で131kgあります。
さすがに親父と2人で塀を乗り越えるのは無理なので、いつもお世話になっている向井電気工事の向井社長にお願いしました。

なんと!雨の中、最新のハイブリッド建柱車で駆けつけてくれました(*^^*)
作業中は電気で動くので、排ガスもないし、モーター音のみで、市街地でも心置きなく作業ができます。

撤去ついでに、新しいタンクユニットも吊ってもらいました。

いやぁ良かった。助かりました(*´ω`*)
やっぱり青年部の横の繋がりは大切ですね。

アンカーでしっかりと留めて設置。


配管類を接続していきます。


ヒートポンプユニットは、足元のマスやバルブ、配管類を避けて溶融亜鉛メッキ製の架台へ乗せています。

配管接続終了頃には日が暮れてしまいました...

注水を行い、水漏れが無いか入念にチェック。

リモコンを新しいものに取替えて、電源投入。
沸き上げが始まり、初期設定を行います。


浴室側のリモコンで動作確認。


勢いよく給湯が開始されて、異常なし。

今回、追い焚き配管と浴室アダプターは既存のものを流用しています。

後日写真ですが、こんな感じで完成です。

エアコン取替えはまた後日お伺いします。

「寒い中、丁寧に工事していただいてありがとうございました。またエアコンの方もよろしくお願いします。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

2018年12月4日火曜日

隠蔽配管・室外機壁面置き・既存マルチエアコン有りのエアコン取替工事

最近、いつも外れる天気予報が当たって、あいにくの雨模様のエアコン取替工事にお伺いしてきました。
通常なら延期したいところですが、年末まで予定がいっぱいなのと、今日は応援を二人お願いしていたので、何としても決行です。


三菱電機製GMシリーズ。お客様支給品です。


最初にお見積りのために現地調査にお伺いしたのは、2015年で3年前。
他の業者さんへ頼まれたんだろうと思って、見積りも破棄していたのですが、再度お声掛けいただきました。

建物は一般住宅ですが、RC造と言われる鉄筋コンクリートのお宅です。
デザイン重視の建物で、エアコンの配管はすべて隠蔽配管。
室外機はすべて壁面置きです...

しかも、室外機の下にはエコキュートがあるため、上げ下ろしにリフトは使えません...
こういう施工を後先考えない施工と言います。
メンテナンス製も悪い上、取替え時に必ず苦労します。

こういう場合、家電量販店に依頼してもほとんどの場合断られます。
今回のお客様もそうだった様で、「なんでこんな風に取付けたんやろぉ」と嘆いておられました。

先月から阿部は、エアコン洗浄のやり過ぎで腰を痛めています(^_^;)
少し良くなってはいますが、本調子ではありません。
さすがにこの室外機を一人で上げ下ろしは無理なので、今回もSくんに応援を頼みました(*^^*)
Sくんの会社に新たに入った子も連れて来てくれて、4人体制での作業スタートです。

まずは2階の子供部屋と寝室から。
既存機は松下電器産業製。


寝室と隣合わせになった室内機は、、、


ここに点検口がありまして、、、


こんな感じで接続されています。
これも隠蔽配管の部類ですが、施工性はいいです。

でも、見た目を重視しているので、コンセントも天井裏にあります。
これは後ほど、きちんと壁面に取付けます。

室外機はこの位置。


ポリカ屋根なので、道板を敷いて慎重に乗ります。

え?雨ですよ。もちろん滑ります。滑ると終わりますね。
怖くないか?怖いですよ。怖い気持ちがないと、安全に作業はできません。
緊張感を持って安全作業です(*´∀`*)

既存の室外機を撤去しました。
架台はステンレス製なので、そのまま流用します。


室内機も撤去。
ここからは応援に来てもらった二人に任せます。


阿部は危険な作業の方へ...


もう一台の室外機は三菱電機製マルチエアコンです。


これがまた49kgとか、なかなかの重量です。。。


撤去しました。
と言うか、阿部の腰はポンコツなので、応援の二人に下ろしてもらいました(*μ_μ)

室内機2台、室外機1台のマルチエアコンですが、新たに取付けるのは通常のシングルタイプです。
そのため、2系統ある配管のうち、1系統は使いません。

こちらは1台目の和室。

今回和室は隠蔽配管を流用せず、別の場所へ取付けます。

こちらが2台目のダイニング。


室内機を撤去しました。
うわぁ...またドレンが右出しに当りましたね...これはいい施工とは言えません。


マルチエアコンは室外機電源のため、ルームエアコンに取替える場合は専用コンセントが室内機側に必要となります。
なので、分電盤から専用回路を増設。

キッチンの照明器具が埋込タイプだったので、それを点検口代わりにして、ケーブルをダイニングの方へ通していきます。

専用コンセント設置完了です。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室外機を乗せて、配管接続。
しっかりと真空引きを行い、配管内部を真空乾燥させます。


和室の方に掛かります。
既存機を撤去。


既存配管は使わないので、カバープレートで目隠し。


和室は取付る場所を変えて、新たに配管穴をコア抜き。


外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。

専用電源は、元のマルチエアコンの回路を利用して、スリムダクト内を通して室内にコンセントを取付けました。

日が暮れるのが早いです。真っ暗になりました(´;ω;`)
和室の室外機は、エコキュートの横のスペースへ地上置きです。

ここまでで応援の二人には帰ってもらいました。
Sくんのところもかなり予定が詰まっているところ手伝いに来てくれて、本当に助かりました(*´∀`*)

作業が完了すると、試運転開始。
ダイニング、異常なし。


和室、異常なし。


寝室、異常なし。


子供部屋、異常なし。

これで室内の工事はすべて完了しました。
親父と二人で3日の工期を見ていたんですが、4人でやって一日で完了しました(^^)

と、ここまでが、昨日の作業でした。
まだ工事は終わっていませんよ。
本日は、外周りの残った作業にお伺いしてきました。

お隣の窓の前に壁面置きにされているため、そのままでは室外機の風がお隣の窓めがけて吹出してしまいます。
それを避けるために、吹出ガイドを取付けました。

これで風が上向きに吹き出すので、お隣のご迷惑になりません。

こちらの2台は、室外機の下部ドレンが垂れ流しだったため、塩ビパイプで立ち下げました。

冬場の暖房運転時には、室外機から水がポタポタと落ちるので、ポタポタ音がしない様に。

地上置きにした和室のドレンも、その辺りに垂れ流しではなく、排水桝のところまで延長しました。

「わぁ、無事取替えできて良かったです。エアコンが古いから電気代が凄かったんですよぉ...。阿部さんにお願いして良かったです。また今度はリビングの取替えの時もお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。