2017年10月20日金曜日

配管穴も専用コンセントもないお部屋にエアコン新設工事

マンションにお住まいだったお客様が、一軒家の借家へお引っ越しされたので、エアコン取付工事にお伺いしてきました。

ダイキン製100V 2.2kw。6畳用の汎用タイプエアコンで、お客様支給品です。


工事前はこんな感じ。
エアコンを付ける事を想定していないお部屋なので、配管穴も専用コンセントもありません。

今回、借家ですから、不動産屋さんにご確認いただいて、許可をいただいてからの施工となります。

では工事に掛かります。
まずは位置決めをして、配管穴を開けていきます。


やみくもに位置決めはしていませんよ。
壁内の構造物を交わせるところを狙ってます。


この建物は鉄骨造なので、筋交いはブレースと呼ばれる補強材が入っています。
これもキワで交わしていますよ(^^)


この配管穴を利用して、足元のコンセントまで呼び線を通します。

あ、このコンセントから電源取る訳ではありませんから。

専用コンセントを取付けるために開口し、ケーブルを通します。


コンセントを取付けておきます。


ケーブルが通ったので、先にエアコンを取付けていきます。
配管穴には貫通スリーブを挿入。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成。


さて、専用コンセントの電源は、延々と...


延々と...


塩ビ管にケーブルを収めて、ユニットバスの換気扇のところから天井裏へ導きます。


「え?なんでいつもの様に全部隠蔽にしないの?」って思いました?


先ほども書きましたが、この建物、鉄骨造なんです。
なので、天井裏にケーブルを通す経路が確保できない訳です。

ちなみに床下も入れません...

ユニットバスの隣にある洗面所に分電盤がある訳ですが、今回の工事で一番大変な思いをしたのが、この間のたった3mほどの天井裏隠蔽でした...(T_T)

下見はしてたんですけど、まぁかなり大変でした。
この写真しかありませんが(^_^;)

なんとかケーブルが通って、ブレーカー増設できました。
コンセントの所で電圧チェック。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

午後から晴れの予報だったのに、途中雨に降られたり散々な感じでしたが、なんとか日が暮れる前に完工できました。
これでこのお部屋も快適に使えますね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2017年10月19日木曜日

9年使用のシャープ製フィルター自動掃除機能付きエアコン分解洗浄作業

エアコン分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

シャープ AY-W22SE-W(2008年製) 寝室でご使用です。

いつもこれ見て思うんですけど... カッコ悪いですよねぇこれ(^_^;)
この前面のパネルというか、フラップですけど、これを動かすための部品が両サイドに入っているんですが、これのせいで重量が増えている感が否めません。
本当に必要なシステムなんですかね、これ...

寝室で使われているので、内部はこんな感じ。
年式の割にはそうでもありませんね。


...と思ったら、フィルターが目詰まりしているじゃないですか...


酷いもんだ。自動掃除機能が故障してるのかと思ったら...


リモコンでOFFにできるんですね(^_^;)
自動じゃないじゃんって感じです。

お客様はこの使い方を理解されていなかったそうで、「自動で掃除してくれてると思ってました」と。
普通はそうですねぇ(p_-)
ONにすると、ちゃんと動作しました。

お預かりした室内機は、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


このシャープの自動掃除機能は、パナソニックのものと同様に、かき集めたホコリは排気ホースを通して、外部へ排出される仕組みです。
マンションの場合いつも思うんですけど、外に排出されたホコリは下の吸気口から部屋の中に吸い込まれてるんじゃないかと(^_^;)

ね、嫌な感じですよね。
やっぱり外部排出形より、ダストボックス形の方がいいですね。
まぁ、自動掃除機能自体、必要ないと思いますが。

それからこのダクトカバー。

気になったので外して見ると、案の定です。
外部排出形は、この網の部分をカットしておかないと目詰まりします。
普通に考えたら分かると思うんですけど、結構ここカットしてない業者さん多いです。
ここもカットしておきますね。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「わぁ、結構汚れてたんですね。お願いして良かったです。これで気持ちよく使えます。」と、とてもお喜びいただきました(*^^*)

今回の機種を含めて、3台の分解洗浄をご依頼いただいています。
一気に3台ではなく、1台づつのご希望ですので、帰りに次回の分をお預かりしました。

洗浄後、来週また取付けにお伺いさせていただきます。

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2017年10月18日水曜日

日立製フィルター自動掃除機能付きエアコン2台分解洗浄工事

エアコン分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

日立 RAS-S63A2(2011年製)リビング設置と、日立 RAS-S22Z(2010年製)寝室設置です。


まずは室内機を取外しにお伺いする訳ですが... どうしました?これ。

設置した業者さんの仕業の様ですが、あまりにも素人っぽい施工に吹きました(^_^;)
ここは再取付時に手直しさせていただきます。

室内側の配管は、MDダクトで化粧仕上げしているところを見ると素人でもない気がしますが、この端末ゴムカバー使ってる時点で初心者っぽいのがにじみ出ていますね...


この端末ゴムカバーはクセモノなんです。
剥がすと、まぁ凄いことになります...


粘着性が凄いので、手に付いたらなかなか取れません。

アベ冷熱技研ではお客様のご希望がない限り、この部材は一切使いません。
と言うかこの部材、もうカタログにも載っていません。
粘着性のないタイプに替わっていますが、ほとんどのメーカーに合いません(^_^;)
この部分はしっかり磨き上げて、再取付け時には突き合わせとなり、隙間ができる事をご了承いただいています。

お預かりした室内機を分解していきます。
この頃の日立のフィルター自動掃除機能は、こんな感じです。

ブラシでフィルターを擦っているだけ。
ダストボックスにはほとんどゴミが溜まっていませんでした...
現在発売されているタイプは改善されている事を、切に願います。

電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


リビング 熱交換器↓


リビング ボディ内部↓


リビング ドレンパン↓


リビング ファン↓


寝室 熱交換器↓


寝室 ボディ内部↓


寝室 ドレンパン↓


寝室 ファン↓


洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


はぃ、ここも手直しですね。
室内側の配管穴をパテ埋めしていません。


しっかりとパテ埋めを行い、気密性を確保。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


転がしてあったドレンホースはカットして、塩ビ管でまとめて排水溝へ流れる様に手直ししました。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

寝室の方は、以前水漏れがあったそうなので点検しておきました。
配管穴の中で、ドレンホースが逆勾配になっていたので、そこも手直しさせていただきました。
なんか、手直しが多かったですねぇ...

「わぁ、結構汚れてたんですね。キレイにしてもらってありがとうございます。また何かあったらお願いしますね。」と、とてもお喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研