2009年9月9日水曜日

コメントありがとうございます

2009年7月20日の記事に関しまして、貴重なご意見をいただきました。
「またかコノヤロ!」 : 現場より・・・!(^^)![Blog]

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コンセント施工した業者もひどいけど、電圧測定せずに通電させたて壊したのも十分ひどい落ち度でしょう。

それ以降、すべてのエアコン専用コンセントは電圧測定してから差し込む様になりました。
最初からやって当然の事をし始めただけですよね?
何か自分は被害者なんですけどしかたなく必ず測定してます、な書き方なさってませんか?
本当の被害者は結果的に設置が延期される事になる、エアコンを購入なさったお客様です
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コメント覧にお返事を記載するには長くなりそうでしたので、こちらでお返事させていただきます。


厳しいコメント、ありがとうございます。
違う視点からのコメントは、自分への戒めとしても大変有難く感じております。

さて「最初からやって当然のこと」、、、自分自身それは反省し、おかげさまで現在まで同じ失敗は起こさずに過ごせております。
電気のプロとして、大変はずかしい行為であったことは間違いありません。
その時のお客様にも、ご不便をお掛けしたことも忘れることはできない汚点でもあります。
その意味からも、同じ失敗をこれ以上増やさないためにBlogへ掲載いたしました。

例えばです、「家庭の水道の蛇口から出てくる水は飲める」のが日本人の一般常識です。
一般の方は、何のためらいも無くその水を口にするでしょう。
しかし施工業者の接続ミスにより、その蛇口へつながっている配管が、工業用水として利用している消毒処理されていない給水管に接続されていたら。。。
「馬鹿らしい、そんなことある訳がない」と思うかも知れませんが、厚生労働省の事故報告で「クロスコネクション」として報告されています↓
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/jouhou/accident14.html#03

利用されているお客様には、それが安全な水か、又は電気かということは、目で見ても解かりません。
家庭用電源には100Vと200Vの2種類があることすら、ご存知無いお客様もいらっしゃいます。
水道の蛇口をひねるのと同様に、そこにコンセントがあれば、形状が違わないかぎり子供でも差し込みますよね。
そう言ったことから考えても、最後にこのコンセントの電圧を変更した方には、重大な責任があると思います。
自分のこの考え方は間違っておりますでしょうか。

先にも書きましたが、二度と同じ失敗をしないよう電圧測定は続けていくつもりです。
それが当たり前と、その時痛感させていただきましたから。
それほど信頼ができない業界であることも、大変悲しく思います。。。

自分自身、勉強になりますので、また違う視点からのご意見いただければ有難いです。

2009年9月4日金曜日

青年部役員会

工事予定も空白が目立ち始めて秋の気配を感じる中、夕方から、「松山電気工事協同組合青年部9月定例役員会」に出席してきました。

8月に開催された家族親睦会の結果報告や、10月に行われる講演会や、今年は新潟で行われる全国大会の件などを話し合いました。
10月~11月はいろいろと行事が詰まっています。

自分の担当としては「玉掛け講習会」の結果報告ですが、まだ3日目(今度の日曜日)の講習が終わっていないので、来月報告とさせていただきました。

で、今回報告させていただいたのは、6月に提案させていただいた「グループウェア」の活用です。

ちびちびと作り込んでいた、「松山電気工事協同組合青年部(役員)」のグループウェアが出来上がりました(*^^)v
ちなみに一般公開はしていませんので、青年部役員以外はアクセスできません。

ご覧いただいて解かるように、「[emoji:v-109]Googleグループ」を利用しています。
他にもいろんなグループウェアがありましたが、完全無料で広告表示が無く、信頼性が高くてストレスなく動くと言う、厳しい私の条件をすべて満たしてくれる、中小企業にはぜったいお奨めのグループウェアです。
「日経パソコン」誌でも特集が組まれるなど、企業での導入が進められている様です。

しかし、広告表示が無いためか、日本でのサポートは一切有りません。
設定などで途中行き止ることが多々ありまして、解決するのに苦労しました。。。
テストは何百回やったことか。。。

この「Googleグループ」では、掲示板としてもWeb会議室としても使える「ディスカッション」や、総会資料や名簿などの資料を共有できる「ファイル」などの基本ページがあり、それに「Googleカレンダー」で予定表、「Picasaウェブアルバム」で活動写真集を見れるように連動させました。

やっぱりGoogleはすごいですね。
無料サービスなのに、細かくいろんな設定ができるので心くすぐられます(^_^;)
非常にシンプルで使いやすいので、企業だけでなく、サークルやお友達同士の情報共有には最適だと思います。

[emoji:v-110]Google サービス一覧

2009年9月2日水曜日

同じ症状です

8月初めに、中古エアコンの取替えをさせていただいたお客様から、「エアコンが冷えなくなったんで、室外機見てみたら動いてないんよ」とご連絡いただき、点検にお伺いしていました。

室内機はエラー表示も無く、送風運転のみ。
室外機の端子部で電圧を測ると、3分に一回「コッコッコッ」という音と共に、DC電圧は掛かるが、AC100Vが掛からない。。。
室内機か室外機のどちらかの基板だろうと思いましたが、メーカーに確認のため症状を連絡したところ、リモコンで自己診断ができるタイプでした。

早速やってみると、運転とタイマーのランプが点滅。
「あ、それなら、湿度センサーのコネクタを抜いてみてください。」とメーカーさん。

熱交換器前面、ドレンパンの上辺りに付いていた、湿度センサーのコネクタを基板から外して運転すると・・・

動き出しました。。。(-_-;)

上位機種になると、いろんなセンサー類が搭載されていて、湿度センサーもその一つです。

でも、温度センサーなら理解できますが、湿度センサーの不良で室外機が動かないなんて、どんなシーケンス制御になってるんでしょう?
ま、部品代が安く済んだので、お客様にとっては不幸中の幸いだった訳ですが。

メーカーさん曰く、「湿度センサーに水が掛かったんだと思います。取替える時はちょっと場所を変えていただければ」・・・
水に弱い部品を、熱交換器前面、しかもドレンパンの近くに???、、、深くツッコミはしませんでしたが、そういう答えをスラッと言えるということは。。。

お客様にお聞きすると、前使っていた方がエアコンクリーニングされたみたいなので、もしかすると洗浄液が掛かったのかも知れません。
原因は不明ですが、湿度センサー取替えで無事修理完了しました。

2009年9月1日火曜日

エアコン分解洗浄 受付再開!

大変お待たせいたしました<(_ _)>
中止しておりました「エアコン分解洗浄」の受付を再開いたします。

ただし、ホームページでも記載させていただいております様に、アベ冷熱技研の行う洗浄作業は、室内機を取外してお預かりし、完全分解して丸洗いを行うため、再取り付けまでに3~4日程度掛かります。
朝晩は涼しくなってきましたが、昼間はまだまだ暑い日もありますので、その辺りもご考慮いただきましてご依頼いただきますようお願い申し上げます。



価格などの詳細はコチラ↓
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

伊予市で新築移設&分解洗浄

自分が講習会を受講していた週末、お世話になっている家電店さんから移設・洗浄をご依頼いただいて、久々に社長が分解洗浄を行っていて、本日それを取付けにお伺いしてきました。

写真撮影は社長が行ったため、部品ごとの写真はありません。

洗浄前です↑
ファン・ドレンパン・ボディ内部は、びっしりのホコリとカビが見えます。
熱交換器は、裏側にもカビが回っています。
これらのカビは、ここまで分解しないときれいに落とせません。

洗浄後です↓

熱交換器・ファン・ボディ内部、共にピカピカに輝いています(*_*)

室外機の吸込側も目詰まりしていたので、こちらはブラシと水洗いで清掃しました。


新しいお家へ取り付けです。


室外側の配管は、スリムダクト仕上げ。

外溝工事中だったので、室外機の周りだけ整地していただき、ブロックを敷いて泥跳ね防止しておきました。
きれいなお部屋にきれいな空気、快適にお過ごしください。

2009年8月30日日曜日

玉掛け技能講習会 2日目

昨日に引き続き、玉掛け技能講習へ参加してきました。

小型移動式クレーンの資格を持っている方(15時間講習)は、午前中1時間だけ座学を行い、後は1日徹底的に実技の訓練です。
実際にいろんな物を吊って訓練を行います。

まずは、溶接されT形になったH鋼↓

これで約0.6t。
クランプやシャックル・ワイヤーロープ・繊維ベルトなどを巧みに使い、バランスを取りながら移動させます。

直径0.2mの丸鋼↓

これで約0.63t。
2本の繊維ベルトを巻きつけて、バランス良く、かつ滑らないように移動させます。

最後に、コンクリート詰めのドラム缶↓

さて問題、これで何トンあるか解かりますか?

この写真に出ている3点、目測試験に出ました。(実際はもう1点あります)
「目測」とは書いて字のごとく、目で見てその質量を当てます。
メジャーを使わず、自分の体を使って縦・横・高さを測定し、計算した体積にコンクリートや鉄、あるいは水などの比重を掛けて、およその質量を導きだします。

この目測を誤ると、それを吊るためのワイヤー太さの選定も誤り、重大事故になる可能性もあるため、この問題を間違えると減点も大きく取られるそうです。

さて試験ですが、昨日のBlogで「学科試験」と書き、確かに昼1時から学科試験は行われたんですが、、、
15時間講習は本日で終了のため、「実技試験」も最後にあるのを忘れてました。。。(^_^;)

実技試験は一番最初の写真のように、コンクリート詰めのドラム缶を横にし、ワイヤーロープ2本を使っての水平移動でした。
3回練習できたのかな?
毎回、何かしら確認を忘れていて注意されていました(^_^;)
が、、、本番には深呼吸して、ゆっくり落ち着いてやると・・・

無事、合格できました(*^^)v
もちろん、全員合格です。

資格証は即日交付され、「玉掛け」の資格が増えました。

ん~、今度は「高所作業車」が欲しいなぁ~、なんて考えてます。

自分たち15時間講習(2日間)の方は本日で終了です。
19時間講習(3日間)のみなさん、来週日曜日になりますが、頑張って全員合格を目指してください(^^)v

2009年8月29日土曜日

玉掛け技能講習会 1日目

本日から空港通りのコマツ愛媛にて、松山電気工事協同組合青年部 情報委員会 企画の「玉掛け技能取得講習会」が開催されています。

前回の「小型移動式クレーン技能取得講習会」に続いて、通常、西条市のコマツ教習所で行われている技能講習会を、青年部が中心になって人数集めをし、コマツ教習所さんご協力のもと、松山市のコマツ愛媛で開催できることになりました。

初心者の方は本日8月29日(土)・30日(日)・9月6日(土)の3日間、「小型移動式クレーン」等の資格保持者は8月29日(土)・30日(日)の2日間、朝8時~夕方6時までみっちり講習があります。

「玉掛け」とは、建設現場などでワイヤーロープやチェーン・その他の玉掛け用具を用いて、荷物(建設資材など)をクレーン等の吊り具に取り付けたり取り外したりする作業を言います。

「なぁんだ、フックに輪っかを掛けるだけか」と思ったら大間違いです。
吊り上げる荷物の重さを計算したり、吊り位置・吊り角度などの知識も必要で、安全確認をしながらクレーンの誘導指示まで行うのが「玉掛け技能者」の仕事です。

そう、前回受講した小型移動式クレーン技能者の資格では、この作業ができません。
玉掛け技能者が現場に居なければ、クレーンがあっても荷物を吊り上げることができないんですねぇ。
なので今回、この講習会を早期に開催したかった訳です。

明日は学科試験があります。
Blog書いている場合じゃないんです。
だって、自分が段取りした講習会で、自分だけ落第するなんて洒落になりませんから。。。(^_^;)

2009年8月28日金曜日

HPの写真を転用させて

午前中、事務所でエアコンの組み立てをしていると、電話が。。。

「ホームページ拝見させていただいたのですが、”阿部くんの研究室”に掲載されているフレアナットの、応力腐食割れの写真を転用させていただきたいと思いまして、今回お電話させていただきました。」と・・・

[emoji:v-109]「冷媒配管接続部分(フレア面)への冷凍機オイル塗布について」:阿部くんの研究室

そう言えば、そんな写真も掲載していたなぁと思いながらお話をお聞きすると、
社団法人日本冷凍空調設備工業連合会 冷媒回収推進・技術センターのご担当者様でした(*_*)

こんな片田舎の弱小企業のホームページをご覧になって、「この写真が欲しい」とお電話頂くなんて、改めてホームページの威力を痛感しました(^_^;)

「応力腐食割れ」についてはあえて書きませんが、この写真を「冷媒回収時のフロン大気排出削減ガイド」に掲載したいとの事でした。
各メーカーにも問い合わせを入れたそうですが、いい物が見つからなかったそうです。

もちろんOKです(*^^)v
環境対策の一助になるのであれば大歓迎です。
ホームページに掲載している写真では小さいので、いろんな角度から撮った写真を7枚ほど送らせていただきました。
どの写真が、どんな風に掲載されるのか楽しみです。

使われなかったりして。。。(^_^;)

2009年8月26日水曜日

久万ノ台でPAC分解洗浄

以前務めていた会社の後輩からの依頼で、空手道場に設置されている天吊形パッケージエアコンの洗浄にお伺いしてきました。
吹出風量が少ないとの事でメーカー出張修理を依頼したところ、熱交換器の目詰まりとファンへのホコリ付着が原因と解かったそうです。
サービスの方が言うには、室内機を取り外して分解洗浄しないと無理とのことで、値段を聞くと・・・

��3万円!!!(*_*)

確かに2階に設置されている上、足場が悪いので、外して再取り付けを考えると、当社でもその位は掛かるだろうなぁと言うところです。

という事で、室内機を取り外す事なく分解洗浄するアベ冷熱技研の技術力が買われました(*^^)v

室内機をバラしていきます。

ボディと熱交換器、ファンケースが残っているだけです。

もう少しバラすこともできますが、これで十分汚れが落とせますから無理をしません。

電気系統やドレンパンなど、外したパーツは屋外で洗浄します。


室内機周りをビニールシートで養生します。

下部にはポリタンクを設置して、廃液を溜めるようにします。

高圧洗浄機を使って、薬品洗浄を開始します。

かなり目詰まりしているので、汚れがなかなか落ちませんでした。。。

取り外したパーツ類は、屋外で丸洗いします。


熱交換器↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると、各パーツを拭きあげ、乾燥させて組み上げます。

後は試運転で異常が無いことを確認し、作業完了です。

吹出風量も回復し、機器内部まできれいになりました。
ここまでの作業内容で、メーカーサービスが作業した場合と比較して約3分の1の価格で復旧でき、大変喜ばれていました。

そろそろ涼しくなってきました。
ルームエアコンの分解洗浄再開も、そろそろ考えないといけないかな?

2009年8月25日火曜日

電気工事士失格ですぞ!

「洗面所のコンセントが使えないんで見てほしい」とご依頼いただき、夕方から点検にお伺いしました。

最初、「ブレーカーだろう」と安易に考えていましたが、ブレーカー異常なし。
その後、洗面所付近のコンセントを全部外して点検するも、原因が解からず。。。
壁の中で突然ケーブルが切れる訳ないし。

後は天井裏を見てみるしかないなと、天井裏へ。
この洗面所、2階にあるので天井裏に入れるんです。

ちょうど洗面所の上辺りで、リングスリーブを使ったジョイント箇所を発見。

絶縁キャップを外して、配線を引っ張ると・・・ スポッと抜けました。。。(*_*)

はぁ???
圧着されたリングスリーブを良く見てみると、圧着工具で圧着されていません。

2本の圧着跡から推察すると、圧着機能付き電工ペンチを使った様です。
これでは完璧な圧着接続ができないため、接続本数が多い場合、中の方の配線が緩んで抜けてしまいます。

ここは切断し、圧着工具を使って直します。


圧着工具で圧着されると、リングスリーブに刻印が入ります。

今回は「大」のリングスリーブを使用したので、「大」の刻印が入りました。

絶縁テープで絶縁処理をして修理完了です。

洗面所のコンセントは使えるようになりましたが、このお宅、いったい何箇所この様な接続箇所があるんでしょう?
今回は点検できる場所で見つかったから良かったものの、1階の天井裏だったらどうしようもできませんから。。。
お聞きすると、施工された電気工事屋さんは辞められたそうです。
もし何かあった時の責任はどうなるんでしょう。。。