2011年5月18日水曜日

三菱電機GVタイプ エアコン取替工事

先週、「エアコンの電源が入らない」と修理のご依頼をいただき、点検にお伺いしていました。

三菱電機 霧ヶ峰。
たしかにリモコンでも、本体スイッチでも電源が入りません。

室内機の電源系基板と思われますが、、、

なんと1992年製。。。
19年経過しているのでさすがに部品が無く、今回の取替えとなりました。

で、本日エアコンが入荷したので、お昼から取替えにお伺いしてきました。
まずは撤去します。

外部には庇(ひさし)があるため、既存穴が長押(なげし)ギリギリで、斜め下方向へ貫通されています。

室内機を取付けるための背面板を取付けます。

壁の表面は土壁ですが、その裏には補強板?が入っているので、60mmの長ビスでしっかり留まりました。

室内機を設置します。


今回の配管はテープ巻き仕上げです。
配管接続が完了すると、真空引き作業に掛かります。


作業が完了すると試運転。

異常が無い事を確認し、お引き渡しです。

三菱電機製 MSZ-GV251-W 2011年モデルです(*^^)v

GVタイプは汎用機ですが、19年前のエアコンに比べると十分省エネですね。

現在、三菱電機のルームエアコンは受注再開していますが、機種によっては納入までに日数が掛かる場合がありますので、都度お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます<(_ _)>

エアコン分解洗浄&アンカー打ち直し

午前中、エアコン分解洗浄でお預かりしていたお宅へ、洗浄が完了した室内機を取付けにお伺いしてきました。

今回のエアコンは、新築時に隠蔽配管されていました。

先週取外しにお伺いしたとき、「何かグラグラするなぁ?」と思いながら取外してみると、、、

室内機の背面板を留めてあるビスとアンカーが抜けていました(>_<)

それも、13kgある室内機の上部2箇所しか留めていませんでした。 恐ろしい。。。

写真左側が抜けていた樹脂製アンカーです。
右側はアベ冷熱技研が使用するボードアンカーです。
ビスを締め込むと壁内で開いてガッチリ留まるので、引抜き強度が高いです。

背面板を上部5箇所、下部4箇所でしっかり留め直します。

このエアコンを設置した業者さんにも責任がありますが、ここにエアコンが設置される事は新築時に判っているんですから、建築屋さんが下地(コンパネ等)を入れておくのが常識ですよね。

気を取り直して洗浄に掛かります。

ダイキン F50GTSP-W(2006年製)

電気系統を取り除いて、完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。

一度取外したフレアは、かならず再加工します。
フレアはパッキンも兼ねているので、ガス漏れ予防で当然の作業ですね。

室内機と配管を接続していきます。

ダイキンのメリットはココですね。
カバーを外すと、左配管や隠蔽配管の接続が容易に行えます。

配管接続が完了すると、真空引き作業に掛かります。


真空引きが終わると試運転を行い、異常が無い事を確認してお引き渡しです。


今回はボードアンカーの件もあり、アベ冷熱技研へ分解洗浄をご依頼いただいて正解でした。
室内機を取外さなければ、不具合の発見もなかった訳です。
アベ冷熱技研では「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が点検作業も同時に行います。
安心してご依頼くださいませ<(_ _)>


分解洗浄の動画が見れます↓
[emoji:v-109]エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2011年5月17日火曜日

登録冷凍空調基幹技能者 資格証到着

4月に受講・受験しました「登録冷凍空調基幹技能者」の資格証と合格通知書が届きました。

晴れて「登録冷凍空調基幹技能者」を名乗れる事ができるようになりました(*^^)v
ステッカーまで同封されていて、びっくりです。

一級技能士より上級となり、現場では技能士たちをまとめるリーダーとなるこの資格。
今一度、気を引き締めて作業に従事させていただきます<(_ _)>

「登録冷凍空調基幹技能者」について、詳しくは過去のBlog記事で↓
[emoji:v-109]登録冷凍空調基幹技能者講習(2011/04/16)

2011年5月16日月曜日

パッケージエアコン施工不良修理

この前、お世話になっている和菓子屋さんでお菓子を購入していると、「阿部さんが暇なときでええんで、作業場のエアコン点検してください。」とご依頼いただき、本日点検にお伺いしてきました。

作業場に設置されているのは、天吊形パッケージエアコン。
前置きしますが、アベ冷熱技研の施工ではありません。

お聞きすると、まったく冷房が効かないとの事。

コンプレッサーは元気に動いているので、ガス漏れかな?
ゲージをつないで、ガス圧測定。


低圧側で、0.3Mpaしか有りません。

この機種はフロンガスがR410Aなので、この時期なら0.6~0.7Mpaは欲しいところです。

漏れ箇所を探って行くと、室内機のフレア接続部に巻いてあった保温材にオイルがべっとり。。。

液側の接続部には、ガス不足の典型的な症状が現れています。

残っているガスを室外機へ回収して、フレアを外して見ると・・・

左側が外したフレア、右側が見本として加工したフレアです。
いつも書いていますが、フレア加工はエアコン工事の「肝」です。
フレア部分はパッキンの役割をしているので、キズがあればどんなに締め込んでもガス漏れが起こります。
左側のフレアは、フレア加工前に行う「バリ取り」がきちんとできていない状態です。
いや、バリ取りしていない証拠ですねぇ。。。

フレアを再加工します。


配管を再度接続し、真空引きをしっかり行い、フロンガス(R410A)を充填します。


残ガスは回収破壊せず流用し、冷房運転しながら、じわじわと規定圧力まで追加充填して行きます。

0.7Mpaまで回復しました。
作業場でお客様が、「あっ、冷たい風が出よる」と喜ばれていました(^_^;)

結局、規定量2.30kgなのに、2.02kgも入りました。。。

ほとんど残ってなかったんですねぇ。
これだけの量が、大気中に漏れだした計算になります(-_-;)

他に異常が無いか点検を行います。
運転電流値、正常。


吹き出し温度、正常。(デジタル温度計を忘れました(^_^;))

異音なし。水漏れなし。
異常が無い事を確認して、作業終了です。

このお店、以前にも他の部屋のエアコンの効きが悪いので点検したところ、同じくガス漏れでした。
その時は「設置した業者さんに責任取っていただいたらどうですか?」とお奨めし、その業者さんが修理されました。
実はその時お客様に、「阿部さんは商売っ気が無いねぇ。」と半分怒られました。
まぁ、そうなんですが、やっぱりお客様の負担を考えるとどうしても。。。
と、言う事で、今回はしっかり修理させていただいた次第です。

帰り際に集金もさせていただきましたが、代金と一緒に「いちご大福」もいただきました<(_ _)>
この写真載せると、判る人には判ってしまうんですよねぇ。

「阿部さんは修理代聞いてから渡さんと、遠慮してお菓子代引いたらいかんけんね。」と言われました(^_^;)
やられました・・・お見通しですね。
気を使っていただいてありがとうございます<(_ _)>
和菓子大好き家族みんなで、ありがたく頂戴いたしました。

アベ冷熱技研では、一級冷凍空気調和機器施工技能士が施工~修理を行います。
家庭用、業務用問わず、お気軽にご相談ください<(_ _)>

エアコン分解洗浄(動画)

午前中、エアコン分解洗浄でお預かりしていたお宅へ、洗浄が完了した室内機を取付けにお伺いしてきました。

コロナ RV-ES22D(1997年製)
※基本的に、10年以上経過しているエアコンの分解洗浄はお引き受けしておりませんが、今回の機器は洗浄に耐えられそうだと判断いたしましたので、お客様のご要望にお応えいたしました。

電気系統を取り除いて、完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


今回は動画でご覧ください。(無音:2分間)


14年近く経過しているため黒カビが固着していましたが、丁寧にブラッシングして、裏の方や隅っこの方まできれいに落ちました。
キレイになったエアコンで快適にお過ごしくださいませ<(_ _)>


分解洗浄の動画が見れます↓
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2011年5月15日日曜日

さよなら Monkey

愛車Monkeyの事をこのBlogに書いたのは、昨年11月でしたか。

本日、お別れしました。

あれからもの凄く迷って、悩んで・・・
やっぱり、「好きな方に乗ってもらう方がコイツのため」と、引き取っていただきました。

買い取っていただくお店まで軽トラに積んで運びました。
帰るときには、まるで自分の子供を置き去りにして行くような、ものすごい寂しさと罪悪感を感じました。

前にも書きましたがこのMonkey、すべてのパーツ組み込みは自分で行いました。
他の誰の手助けも受けていません。
今の仕事に替わろうと本気で思い始めたのは、このエンジンを自分で組み上げた時からだったと思います。
機械を触る楽しさを教えてくれたのは、間違いなくコイツでした。

当分は落ち込んでいると思います。。。
まあ、自分が決めたことですから。

このMonkey欲しいと言われる方は、ご連絡いただければ、引き取っていただいたショップさんを紹介させていただきます。

このMonkeyのいろんな写真↓
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.130725647003496.32120.100001981837372&l=e0b22442b7

この記事も載せようか迷いましたが、11月にMonkeyの記事を載せてから、いろんな方とこの話題でお話させていただきました。
なので今回は、「ご報告」と言う形で掲載させていただきました<(_ _)>

将来、時間とお金に余裕ができたら、またMonkeyをイジりたいと思います(*^^)v

2011年5月14日土曜日

新築のお宅でエアコン取付工事

お昼から、新築のお宅へエアコンの取付工事にお伺いしてきました。

今回のお客様は2月に分解洗浄のみを2台ご依頼いただき、1台は建築中に電気屋さんに取付けていただき、もう1台は保管の予定だったそうですが、やっぱり2階の一部屋は付けないとダメ見たいとの事で、取付工事をご依頼いただきました。

まずは取付け場所のお打ち合わせを行います。

コンセントを外して、穴を開ける場所に筋交や柱などが無いか確認します。

配管穴を開けました。

こちらのお宅は外断熱工法なので、グラスウールなどの断熱材はありません。

気密性保持と配管保護のため、貫通スリーブは欠かせません。


室内機を取付けます。


今回は2階なので、ハシゴを使ってスリムダクトを設置して行きます。


配管類を接続して、カバーをしてスリムダクト完了。


電動式真空ポンプを使って、配管内部をしっかりと真空乾燥させます。


真空引きが完了すると試運転を行い、異常が無いことを確認してお引き渡しです。

新しいお家に、キレイに洗浄したエアコン、快適で新しい生活を満喫してください<(_ _)>

アベ冷熱技研では、「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が間取りやご使用状況を確認し、最適な機種を選定・ご提案いたします。
お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

エアコン分解洗浄&スリムダクト工事

午前中、エアコン分解洗浄でお預かりしていたお宅へ、洗浄が完了した室内機を取付けにお伺いしてきました。

東芝キャリア RAS-406EDR(2005年製)

電気系統を取り除いて、完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


今回のエアコンは、6年程前にアベ冷熱技研にご依頼いただき取付工事をさせていただいたものです。
当時、配管を化粧テープ巻き仕上げで施工させていただいていましたが、お客様のご希望で、洗浄のため取外すのを機会に、スリムダクトで化粧仕上げとしました。


取付けが完了すると、試運転を行ってお引き渡しとなります。

キレイになったエアコンで快適にお過ごしくださいませ<(_ _)>


分解洗浄の動画が見れます↓
[emoji:v-109]エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研