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2021年7月3日土曜日

お客様支給品エアコンの点検・修理について改めてのお知らせ

すみません。まだ工事の受付再開の目処が立っておりません。
何をやっているのかと言うと、雨でどうしようもなく延期になったりする案件があったり、お見積りのご依頼をいただいているにも関わらずまだ見積もりすらできていなくて、工事日程が決めれない案件など、いろいろな案件が折り重なってどうにもならない状態が続いています...

そんな中でも、「エアコンが冷えない」とか「室内機から水が飛んでくる」などの、点検・修理依頼が日々入ってきます。
現在、当社施工品以外の修理対応はしていません
施工された業者さんにご依頼いただくか、メーカーへご依頼をお願いいたします。

当社施工品はもちろん対応させていただいています。
できるだけお待たせする事のない様に、工事の合間や現場からの帰り際、雨で延期になった際などの時間を使ってお伺いさせていただいています。

本日もそんな点検にお伺いしてきました。

2年前にお客様支給で、2台取替工事をご依頼いただいたお客様から、「エアコンが冷えないので見て欲しい」とのご連絡をいただきました。
阿部のキライなメーカーです。(キッパリ)
現在、アベ冷熱技研では、ダイキン製品の販売はできるだけ行わない様にしています。
理由を話し出すと、一晩飲みながら朝まで喋れます(^_^;)

室内機からは風が出ています。
室外機も運転しています。
こういう場合は、ガス漏れを念頭に点検作業を開始します。

室外機に、ゲージマニホールドと言うガス圧を測定する圧力計をセットします。

この時期の外気温から、冷房運転の際の適正圧は、0.8MPa前後です。
ゲージは0.2MPaを指しているので、完全にガス不足です。

そうなると、漏れ箇所を探さなくてはなりません。
一応、阿部が接続した場所も、リークテスターを使ってきちんと確認します(u_u*)
阿部が接続した場所からのガス漏れであれば、阿部の責任ですから。
はぃ。まったく反応なしという事で、阿部のドキドキは収まります(^_^;)

そうなると、機器内部からのガス漏れを疑います。
カバーを外して、フロンガスが通る回路を全部探していきます。

出ました!
室内機の熱交換器からのガス漏れです。
ドレンパンにはオイルが付着していましたから、ここで間違いありません。

今回は2年目という事もあり、メーカーの保証が利きます。
ほとんどのメーカーが、熱交換器やコンプレッサーなどの、ガスが流れる回路を5年保証としています。
ダイキンももれなく5年保証が付いていますので、無償で修理対応してくれるハズです。
ハズです。取り引きないので知りませんけど...

という訳で、ここまでの点検作業費、無料ではありません。
他の予定をかき分けてお伺いしていますし、原因を探す技術料は無償ではありません。

先ほども書きましたが、阿部が施工した部分の保証はいたします。
また、アベ冷熱技研でご購入いただいた機器についての点検も無償で行います。

ただし、お客様がご支給されたエアコン機器は、一切の保証はできません
支給されたエアコンの点検や修理をご依頼いただく場合は、有償になりますので改めてここに記載させていただきます。

すみません。当たり前の事を当たり前に書きました(u_u*)

今年は暑くなるとの予報が出ています。
気になる不具合などありましたら、お早目に対応されることをお奨めいたします。

2021年2月19日金曜日

テレビが映るチャンネルと映らないチャンネルがあるので点検・改修作業

19年前に、リフォームに伴う電気工事をご依頼いただいたお客様から、「テレビが、映るチャンネルと映らないチャンネルがあるんやけど、阿部さんとこで見てもらえるんやろか?」とご相談いただき、点検と改修作業にお伺いしてきました。


点検にお伺いすると、南海放送とテレビ愛媛が映りません。
南海放送は以前から映ったり映らなかったりだったそうですが、ここ数日でテレビ愛媛も映らなくなったそうです。
受信レベルを測定してみます。


あぁ、南海放送レベルが出ませんね。


テレビ愛媛も同じく。
この測定器、40dB以下は表示されません。

他のチャンネルはテレビで映ってはいますが、42dB前後をうろうろしていて、映っているのが不思議なくらいのレベルです。

アンテナを見てみましょう。
アナログ時代のVHFアンテナもありますね。
しっかり立っていますし、特に方向が変わっている感じでもありません。

ん?あれ??
ミキサーが付いていますが、何かおかしいですよ。
あぁ、強風で蓋が飛んでしまいましたか。
ミキサーに雨水が入って不具合が出ているものと思われます。

ふっと軒下を見ると、屋内用の分配器が...
屋内用のアルミ製3分配器なので、表面が粉を噴いています。

【 点検してのご提案 】

 ・宅内で5分配されているので、ミキサーを撤去してブースターへ取替え

 ・分配器を屋外用に取替え

 ・いらないVHFアンテナの撤去

あ、ちなみに書いておきますけど、この不具合が出ている辺りは阿部の施工品じゃありませんからね。
そもそも19年前にも南海放送の映りが微妙だったんで、ブースターの取付けをお奨めさせていただいていたんですけど、その時はキッパリと「必要ない」と言われましたので(^_^;)

という訳で部材が揃ったので、本日午後からお伺いしてきました。
今日は風も強くなく、屋根上は暖かいです。


アナログ時代の遺物、VHFアンテナを撤去します。
放置してても、風の抵抗を受けて屋根馬に負荷が掛かるだけですから。

ミキサーはこんな状態でした。
雨水入り放題ですね。

蓋が取れたのは、ここ数日ではなさそうですね。
ケーブルが腐食して粉を噴いています。

UHFアンテナはそのまま流用しますが、一応受信レベルを測っておきましょう。
前方にマンションが建っていますが、まぁまぁなレベルが出ています。
ブースターで増幅するので、大丈夫ですね。

軒先までのケーブルは硬化しているので、新しいケーブルに張替えます。


こんな感じでスッキリさせました。


軒下にあった屋内用の分配器を撤去。
2系統しかないのに、3分配器が使われていました。
ここでも減衰してしまうので、今回は屋外用の2分配器に取替えます。

ブースターと2分配器を設置。


リビングのところにブースター電源部を設置して、受信レベルを測ってみます。


南海放送。いいレベルが出ましたね。エラーフリーです。


テレビ愛媛もバッチリ、エラーフリーです。


あとは映り具合をご確認いただいて、お引渡しです。

「おぉ、キレイに映る様になった。お忙しいのに急いでやってもろて、ありがとうございました。また何かあったらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

2020年11月11日水曜日

大洲のファッションホテルでエアコン取替工事と修理作業

今日は朝イチで松山を出て、一日大洲でエアコン工事と修理にお伺いしてきました。

場所は「ホテルフォレスト」さん。
以前にもこのBlogで書きましたね。
こちらのオーナーさんは、以前からのお客様で、FB友さんでもあり、同い年で共通の悪友がいると言うことで、かなり仲良くいろいろとお声掛けいただいています。

今回のお部屋もオシャレな感じです。


かなり前から「阿部さんの空いている時でいいんで。」とご相談を受けていましたが、やっと先月調査にお伺いしていました。
この部屋、なぜか天カセタイプと壁掛けタイプが設置されています。

両方ともあまり調子が良くなく、メインは天カセなんですけど、夏の暑い日には壁掛けタイプも運転しないと効かないという状態でした。
天カセは5.0kw、壁掛けは4.5kwなので、部屋の広さからいくと、どちらか1台でも十分効く能力なのではありますが...

今回、修理とかではなく、年式も古いので取替えをご希望です。
当初は天カセを取替える予定で調査にお伺いしていました。

室外機はどこにあるんだろうかと思ったら、裏の草むらの中に...(^_^;)
いやぁ、この配管の施工も凄いなぁ...
裏の方が土地が低いので、一般住宅の3階建てくらいの高さになります。

既存機はダイキン。
取替えをご希望なのは三菱電機。
阿部がダイキン嫌いなのをよく知っていて、オーナーさんも感化されています(^_^;)

しかし、天カセの埋込寸法がダイキンと三菱では違うため、大工工事も絡んでくる大工事になります。
予算的にも難があり、いろいろと検討した結果、壁掛けの方を取替えると言うことで決定し、本日お伺いしてきました。

壁掛けタイプの室外機は、隠蔽配管で駐車場の脇に設置されています。
なぜこんなところに置いたのかは意味不明です。

懐かしい三洋電機製です。
阿部はサンヨーの大ファンでしたが、パナソニックに吸収されてこの世から消えてしまいました...

取外しに掛かります。
とりあえず運転はできるので、ポンプダウンしてフロンガスを室外機側へ回収します。


既存機を撤去しました。
隠蔽配管は流用します。


コンセントが無いから嫌な予感はしてたんですけど、コード切って直結していますねぇ。
撚り線と単線と繋ぐのは、あまりよろしくありません。
接触不良で発熱する事があります。
特に200Vなので、危険ですね。

配管穴の位置が高すぎるので、少し下げて開口を広げます。
コンセントを取付けるための開口も新たに。


ここにコンセント開口を作ることによって、壁内のドレン管への接続確認も可能になります。


位置決めをして、背面板を設置。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。
冬場は室外機の底からドレン水が出るため、駐車場が水浸しにならない様に、塩ビ管を使って表の方へ導きました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


三菱電機 MSZ-AXV5620S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。


さて、天カセをどうするかと言うと。


室外機と、外部配管のみ撤去します。


ポンプダウンをするためバルブキャップを外そうとしたら、バキバキ!!!
バルブを支持しているボディが腐っていて、もう少しでフロンガスが吹き出るところでした...(´;ω;`)
ダイキンは底の部分が弱いんですよねぇ...
特にここは湿気が多いので余計にです。

なんとかポンプダウンできて、配管撤去に掛かります。
ハシゴは貸してもらえるということでしたが、、、
届きません(^_^;)


「無理だったらいいですよ」のお言葉に甘えて、届くところまで撤去。
う~ん、うちのハシゴ持って来るべきだったか。

天カセの室内機はしばらく置いておくことになっています。
外してしまうと、天井を塞ぐのが大変だからです。

さて、これで終わりではありません。
他のお部屋の修理も承っております<(_ _)>
こちらのお部屋はまた雰囲気がガラッと変わりますね。

これまたダイキンの天吊自在形 ワンダ風流とか言う、特殊な室内機。
ファンモーターが唸って、もの凄い音を立てています。

ファンモーターの不具合ですね。
ダイキン、よくあります。
調査の際に確認して部品を手配していたので、修理に掛かります。
分解していきます。

ファンとファンモーターを繋いでいる軸受のナットを外しましたが、、、外れません。
油刺しても、ハンマーで叩いても、固着していてビクともしません。

仕方ないので、ファンを壊して外しました(^_^;)


ファン壊したら後で使えんじゃないかと思いました?
実はファンも一緒に取り寄せていたんですよね(*´艸`*)
ダイキンですから。
こんなことは想定内です。

新しいモーターに取替える前に、内部のホコリを掃除機で取っておきます。
熱交換器にはホコリが固着していて取れませんでした。
洗浄したらいいんですけど、今回はそこまで行いません。

ファンモーターを取付けて。


新しいファンも取付けて。


元通り組み上げて、試運転。

異常がない事を確認して、お引渡しです。
今日中に完工できるかヒヤヒヤで、昼休憩もまともに取らずに頑張ったので、4時過ぎには終われました(*´ω`*)

これで今晩から二部屋とも快適にご利用いただける様になりましたね(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。