2021年6月17日木曜日

量販店が専用コンセントがないとエアコン取替えてくれないので・・・

いつもお世話になっているお客様から、ご親戚のお家の電気工事をご依頼いただき、大変長い間お待たせいたしましたが、本日工事にお伺いさせていただきました。


量販店でエアコンを購入して取替えてもらおうと思ったら、「エアコン専用コンセントがないので取替できない」と言われたそうです。

これ、量販店あるあるです。

無資格なので電気工事ができない業者さんもいますが、今回の業者さんは分電盤を見て、「この状態では無理です。分電盤を変えて、容量も上げてもらわないと。」と言って帰ったそうです。

まぁこの増設の仕方もどうかと思いますが、できないこともありません。

主幹ブレーカーは50A。
オール電化ではありますが、50Aでも容量的には行けます。
実際に今までブレーカーが落ちた事はないそうです。

ただし、この分電盤、30年以上使われていますから、安全にご使用いただくためにも取替えをお奨めさせていただきました。

そもそも、この分岐ブレーカー増設の際にご提案すべき案件ですよね。

上はエコキュート、下はIHクッキングヒーターのブレーカーですから、電力申請をして増設しているハズです。
どこの業者の仕業だろうかと思ったら、なんと知り合いの業者さんでした...残念

IHの専用電源は外部へ取り出して、塩ビ管で外を回していました。

このお家、特殊な構造のため、天井隠蔽ができません。
「IHと同じ様に外壁回してもらってかまいませんから。」という事で、エアコン専用電源も、外壁を回して行くことになりました。

では作業に掛かります。
エアコンのところに、コンセント用の開口をします。


ぐるっと塩ビ管を沿わせて、ケーブルを通していきます。


貫通部はボックスを設けて宅内へ。


地中へアース棒を打ち込んで、接地を取ります。

分電盤内にアース線がなかったため、コンセント用に取りましたが、ついでに分電盤へも送っておきます。

コンセントが付きました。


分電盤の方へもケーブルを通していきます。


奥の部屋からぐるっと回って、ケーブルが分電盤のところまで来ました。

ここまでで午前中が終了。

昼休憩を取って、午後からは分電盤取替え停電工事に掛かります。
既存盤を撤去。


新しい分電盤を取付けます。


一次側ケーブルは活線状態です。
ショートさせない様慎重に、R形端子を圧着します。


主幹ブレーカーの一次側へしっかりと接続。


各個別のケーブルを分岐ブレーカーへ接続して、分電盤取替え完了です。

横にハミ出していたブレーカーもすべて、この中へ納めました。

フタを閉じればスッキリ(*^^*)


あとは、エアコンのところへ増設したコンセントの電圧を測定して、異常がないことを確認してお引渡しです。


これでやっとエアコンの取替えをしてもらえますね。


「キレイにしてもらって、ありがとうございます。ええ人紹介してもろたわぁ。また何かあったらお願いしますからね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2021年6月15日火曜日

24年お使いの東芝エアコンを三菱霧ヶ峰へ取替工事

午後から、いつもコメントいただくFB友さんのご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2820-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は東芝製です。
1997年製の記載がありますから、24年目ですか...
調子が悪いとの事で、取替えをご希望です。
こちらのお宅は借家で、もともと付いていたエアコンだそうです。

室外機はどこにあるんだろう???

うわぁ... 屋根置きですかぁ... しかもこの配管経路は...
「別に同じ場所に置かなくていいですよ。地上に置いてもらっていいです。阿部さんのやりよい様にしてもらったのでかまいません。」と、やさしいお言葉に甘えさせていただきます(u_u*)

とは言っても、こいつは撤去しなければなりません...
配管の断熱被覆は紫外線で消滅。
銅管が裸の状態です。

24年目ですから、底も錆びてボロボロです。

室外機を降ろすのは後回しにして、配管と室内機を撤去。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は化粧テープ巻き仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

さて、真空引きをしている間に、古い室外機を降ろします。
35kgありますからね...
ベランダの柵を越える体力はありません(u_u*)

ロープで降ろそうかと思いましたが、引っ張られて落ちそうだったので、右手一本で室外機を握って、左手は脚立を握って、じわじわと降りました。
ロープが手に食い込んで、途中で落とそうかと思ったくらいでしたが、なんとか...

屋根上はスッキリしましたね。

真空引きを終えて、室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「お忙しいのに、ありがとうございました。いつもFBの投稿見てるんで、無理しないように頑張ってくださいね。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただき、おみやげをたくさんいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年6月14日月曜日

鉄骨造ALC外壁の住宅2階子供部屋へエアコン新設工事

いつもお世話になっているお客様から、2階子供部屋へエアコン新設工事をご依頼いただきました。

三菱電機 MSZ-GV2220-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

取付けるお部屋は2階。
専用コンセントはありますが、配管穴はありません。

建物は鉄骨造で、外壁はALC。
大手ハウスメーカーの作品です。

まずはコンセントをはぐって、穴を開ける周辺に鉄骨やブレースが無いか、壁内を確かめます。

配管穴を慎重に開けていきます。

ALC壁は好きじゃありません。できれば配管穴は開けておいて欲しいです。
50mmピッチで鉄筋が奥と手前に2本づつ入っているので、穴を開けるのにかなりの労力を伴います。
配管穴が65Φですから、どんなにしても絶対当たる構造になっています。

根気よく、30分掛かって貫通です...(´;ω;`)

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

さて、外壁にスリムダクトを取付けようと思ったら、ダクト本体は積んでいるのに、継手などの部材をまるごと忘れているのが発覚...(ー_ー;)
取りに帰るには片道40分は痛い...
ちょうど親父が事務所に居たので、部材を持って来てもらう事に。

親父が到着するまで、できるところを進めていきます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

ごぞごぞやっていると親父が到着(*´ω`*)
スリムダクトを取付けて、化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
お客様が13時にお仕事に出られると言うことで、かなり焦り気味にやって何とか12時半頃に完了できました。

「いつもキレイにしてもらって、ありがとうございます。今度はリビングのエアコンが少し臭うので、またご相談させてくださいね。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。