2019年6月22日土曜日

20年お使いの日立製マルチエアコンを撤去して1対1の三菱霧ヶ峰へ取替工事

今日は一日掛けて、マルチエアコンから1対1のルームエアコンへ取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2518-W×2台 霧ヶ峰標準タイプをお買い上げいただきました。


既存機は日立製のマルチエアコンです。
1999年製。20年お使いで、取替えをご希望です。


マルチエアコンというのは、室内機複数台に対して、室外機が1台というシステムになっています。

室外機が1台なので、場所を取らないと言うメリットがありますが、室外機側が故障すると、室内側の複数台もダメになるというデメリットもあります。

今回は、2階隣り合わせのお部屋2箇所の室内機と繋がっています。

当初、同じ様にマルチエアコンへの取替えを考えておられましたが、故障時のことも考慮して、室外機を別々にして、1対1のルームエアコンへ取替える事で決まりました。

ただし、電源が室外機側に1系統しか無いため、電源工事が必要です。
事前に現地調査をさせていただいていますが、一日で完工できるかどうか微妙な感じで、難工事になりそうです。

まずは既存機を撤去してきます。
足元は高さ80cmほどの花壇があるので、かなり足場は悪い状況です。


スリムダクトは取替えます。
外壁塗装の際に、スリムダクトも塗られているので、古いものは必ずと言っていいほどこうやって割れてしまいます。


配管もダクトもすべて撤去しました。


室内機も撤去。
この施工された業者さん、この方法で何台エアコン取付けてきたんでしょうね。

この黄色いエールプラグは、コンクリートやALC用です。
石膏ボードには効きません。
引っ張ると、スポッと抜けてしまいました...

室外機のところの基礎部分から、電源ケーブルが1本出ています。

今回マルチエアコンをやめて、ルームエアコンに取替えるため、各室内機2台側へ電源コンセントが必要です。

分電盤から室外機まで、新たに専用回路を増設するため、床下へ。



障害物を避けながら、床下を這いずっていきます。


先ほど室外機のところに出ていたケーブルは、ベタに転がして配線されていました。


今回1系統増設にあたり、2系統のケーブルをPF管に納めて保護します。


外部にボックスを設けて、各部屋へ向けてケーブルを立ち上げていきます。


新しいスリムダクトを取付けて、電源ケーブルとアース線をその中へ。


エアコンの下に開口をしてケーブルを通します。


専用コンセントを取付けます。


はぃ。ブレーカーを増設して、専用コンセント増設工事完了です。

って、簡単に書いてますけど、ここまでで3時間ちょっと掛かっています...(´;ω;`)

ここまでで、蒸し暑くてかなりヘトヘトになってますが、エアコン取付けに掛かります。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


スリムダクトも新しくなって気持ちいいです(^^)


室外機を置けるスペースはここしかないので、二段置台を使って設置します。

足元が悪いので、水平を取るのもなかなか時間が掛かります。

室外機を乗せて、配管接続。
電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

2台目の真空引きを開始したのが、晩の7時過ぎです...(´;ω;`)

なんとか真っ暗になる前に室外機周りが完成しました。


一段目の下を少し高い位置にしているので、今まで開けられなかった雨水桝のフタもメンテナンスし易くなりました。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

片付けが終わったのが8時前でした...
「大工事でしたね。二日掛かるかと思ってましたけど、一日で終わらせていただいてありがとうございます。キレイにしてもらえて良かった。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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