2025年7月30日水曜日

40年近くお使いのビーバーエアコンを三菱霧ヶ峰へ取替工事

おつもお世話になっている賃貸マンションのオーナー様のご依頼で、マンション居室のエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2525-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

このマンション、いつもこのBlogにリフォーム工事として登場しているマンションです。
2週間前にも同じ様な記事を書きましたけど、いつもは入居者が退出したタイミングでリフォーム工事をしていますが、今回は長年入居されているお部屋を対象に、古いエアコンや換気扇を取替えて行こうという計画の2件目です。

既存機は三菱重工のビーバーエアコン。
年式は不明ですが、このマンションが築44年なので、この見た目からして40年近く経過していると思われます。
まだ動きますが、入居者さんは「古すぎて怖いんでコンセント抜いてます」と言われて、この暑いのにエアコン無しの生活をされていました...
とは言え、今日は風があるので窓を全開にしているとよく風が通るお部屋です。

では既存機を撤去していきます。

毎回、この塗料厚盛りの配管化粧カバーの取外しに手こずります...
はい。ダクトを新しいものに変えれば簡単ですけど、ダクトも気軽に交換できる様な価格じゃなくなってきましたので、毎回既存流用で。

特にビスのところにこれでもか!と言うくらい塗料を盛っているので、頭の血管が切れそうになります。

なんとかダクトを痛めることなく外れました。
カバーを開けるといつもの光景が。
配管穴はパテ埋めされていないので、ここが通気口になって配管がドス黒くなっています。

既存機の撤去完了です。
まぁこうなりますよね。

元々のコンセントの位置も悪いこともあって、縦に付いていたであろうコンセントを横向きに取付けてあります。

アース端子がないので、新しいアース端子付きコンセントへ取替えておきます。

いつもリフォームの際には室内機を上に上げて、コンセントを縦に取付けますが、今回はクロスの貼替えがないので、既存機と同じ取付け方にします。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

あと、浴室の換気扇が...

大変な事になっているので、取替えます。
湿気のある浴室ですから、鉄だとこうなりますよね。
40年前は鉄のボディしかなかったから仕方ありませんが。

ビスも鉄ですから、ビクともしません...

頭から錆の雨を浴びながらなんとか撤去。

新しい換気扇はボディが樹脂製で、湿気に強いものを。

こんな感じで完成。

それとスイッチ。浴室の照明と換気扇がひとつのスイッチで、換気扇は消し遅れになっています。
そもそも消し遅れスイッチは、トイレに使うものです。

スイッチをコスモシリーズに取替えて、照明と換気扇を分けました。
換気扇はタイマー式で、お好みの時間設定ができる様になっています。

次にトイレの換気扇。
こちらは故障して動きません。40年以上お疲れ様。

グリルを外してビスが見えるとホッとします。
このマンション、部屋によっては換気扇が石膏ボードの上にあって、ボードをカットしないと外れないところもあるので。

とは言え、簡単には外れないんです。
ツバ部分を起こして、、、

一旦、天井裏へ押し込んで、ダクトとケーブルを外します。

天井裏で向きを変えて取り出しました。
もう、取外す方が手間が掛かって大変なんです...

新しい換気扇を取付けます。
こちらは腐食する環境ではないので、鉄ボディのタイプで。

グリルを取付けて完了です。


「わぁ。新しいのは気持ちがいいですね。暑い中、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年7月26日土曜日

11年目で点検ランプ点滅の浴室暖房乾燥機と27年お使いの分電盤取替工事

以前、エアコンをご購入いただいたお客様のご依頼で、浴室暖房乾燥機と分電盤の取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 V-241BZ5 浴室暖房乾燥機と、パナソニック BQR86162 分電盤をお買い上げいただきました。

当初ご相談いただいたのは浴室暖房乾燥機でした。
既存機も三菱電機製です。

点検ランプが点滅していたので説明書を見ると10年の点検時期が過ぎているのに気がついたそうで、それなら新しいものに取替えてしまおうという事で、阿部にご依頼いただきました。

現地調査にお伺いした際に、乾燥機のブレーカーを確認しておこうと分電盤を拝見すると。

あら、1998年製ですから27年目ですよ。
分電盤の方が危ういです。
分電盤の交換時期のご説明とお見積りを提出させていただいたところ、浴室暖房乾燥機と一緒に取替えのご依頼をいただきました。

そして本日午後から、工事にお伺いしてきました。
まずは分電盤から取り掛かります。
右に1個増設されているのは、浴室暖房乾燥機の専用ブレーカーです。

回路を調べるためにカバーを外すと、これでもかというくらいケーブルが入り乱れていました...
この盤取付けた人って...

既存盤を撤去して、ケーブルを整理します。

新しい盤を取付けて、各ケーブルを接続していきます。

こんな感じで完成です。

扉付きなのでスッキリです。

では、浴室暖房乾燥機の取替えに掛かります。

既存機を撤去。

同じ三菱なので、開口寸法も気にせず取付けできます。

天井裏でダクトとケーブル類を接続。

古いリモコンも撤去して、、、

新しいリモコンに取替えて試運転。

異常がないことを確認してお引渡しです。

「これで安心して使えます。分電盤もスッキリしてキレイですね。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。この様な工事も、お気軽にご相談くださいませ(^^)

2025年7月25日金曜日

15年目で効きが悪く悪臭がするエアコンの取替工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

ダイキン製スタンダードタイプ お客様支給品です。

既存機もダイキンでした。
2015年製のうるるとさららシリーズです。
冷えが悪くなったのと、悪臭がするということで取替えをご希望です。

配管化粧カバーが裏の方へ延びています。

居ました。室外機。
元々室外機を置いていた場所からここまで、配管を延長して移動したそうです。

配管延長してから1年も経っていないとのことで、既存配管の流用をできないかとご相談いただいたので、延長接続したところがどうなっているのかチェックします。

ちゃんと溶接はしてありますが、配管は波打ってるし溶接が団子になってしまって、あまり溶接の経験が少ない方の施工の様です。
目視ではガス漏れしている形跡はありませんが、アベ冷熱技研の施工ではないため保障はできません。

ケーブルの接続も、屋外では使用しないWAGOコネクタで接続延長していました。
接続箇所や配管部材の保障はアベ冷熱技研ではできない事をご了承いただけなければ流用はできません。
諸々ご理解いただきまして、既存の配管化粧カバーは流用で、配管及びケーブルは新しく取り替える事としました。

さて、既存機はうるるとさららです。
この機種には加湿ホースという、室外機で作り出した湿度の高い空気を室内機へ運ぶ断熱ホースが付いています。
湿度が高いと言うことは、カビが生えやすいという事です。
ホースの中は真っ黒い黒カビがびっしり着いていました。
臭いの原因はここかも知れませんね。
阿部がダイキンをお奨めしない理由のひとつです。

既存機を撤去しました。

貫通スリーブが入っていなかったので、気密性確保と小動物侵入防止のために挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、、、

新しい配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
泥ハネ軽減のため、プラロックの下にブロックも敷いています。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「おお!よく冷えますね!ありがとうございました!」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。