初めてのお客様のご依頼で、リビングに設置されているエアコンの取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-ZXV8021S-W ムーブアイmirA.I.+搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。
広いリビングに、日立製のエアコンが2台。
こちらは7.1kwで23畳用です。
14年目で年式も古く、水漏れするので、取替えをご希望です。
こちらのエアコンは、2.5kwで8畳用です。
1台では効かないかも知れないということで設置したそうですが、23畳用1台で十分で、ほとんど使っていないので、これも撤去をご希望です。
2階リビングで、室外機はベランダ置きです。
しかしこれは効率悪いですね。
自分が吹き出した熱風を、また後ろから吸い込んでしまう、ショートサーキットを起こしてしまいます。
ここはご提案させていただいて、後ほど改善します。
では作業に掛かります。
既存室外機を撤去。
ベタ置き、ドレン垂れ流し状態でしたから、かなり汚れていますね...
配管化粧カバーのビスを外そうと思ったら、鉄ビス使われていて、これがなかなか外れず苦労しました...
付属のビスはステンレスなんですが、無くしたんですかね?
タマに見掛けますけど、これも施工不良の一つです。
室内機を外しました。
リフォームした形跡がありますね。
配管穴の奥に古いベニヤの壁がありますが、キャップがそのまま残っています。
しかも、手前の開口の方が低いので、逆勾配になっています。
水漏れの原因はこれですねぇ...
室外機の裏も、配管の断熱がしっかりされていなかったため、結露して背面板も錆びてしまっています。
先ほどの逆勾配の配管穴。
穴の奥を少し修正して、逆勾配にならない様に貫通スリーブを挿入。
スリーブと壁の隙間にはコーキングを打って、気密性を確保。
新しいエアコンの背面板を設置します。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
既存化粧カバーは流用です。
ボロボロに錆びていたビスは、ステンレス製に取替えておきました。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機の下には、溶融亜鉛メッキ仕上げの高置台を設置して、ショートサーキットを防ぎます。
ドレンは垂れ流しにせず、排水口のところまで塩ビ管で導きました。
室外機周りは、こんな感じで完成です。
ショートサーキットを起こさず、放熱効率が良くなったので、かなり省エネ効果が出るハズです。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
8.0kwで26畳用ですから、1台で十分お使いいただけます。
これで水漏れを気にする事なく、快適にお使いいただける様になりましたね。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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