いつもお世話になっているお客様から、ご親戚のお家の電気工事をご依頼いただき、大変長い間お待たせいたしましたが、本日工事にお伺いさせていただきました。
量販店でエアコンを購入して取替えてもらおうと思ったら、「エアコン専用コンセントがないので取替できない」と言われたそうです。
これ、量販店あるあるです。
無資格なので電気工事ができない業者さんもいますが、今回の業者さんは分電盤を見て、「この状態では無理です。分電盤を変えて、容量も上げてもらわないと。」と言って帰ったそうです。
まぁこの増設の仕方もどうかと思いますが、できないこともありません。
主幹ブレーカーは50A。
オール電化ではありますが、50Aでも容量的には行けます。
実際に今までブレーカーが落ちた事はないそうです。
ただし、この分電盤、30年以上使われていますから、安全にご使用いただくためにも取替えをお奨めさせていただきました。
そもそも、この分岐ブレーカー増設の際にご提案すべき案件ですよね。
上はエコキュート、下はIHクッキングヒーターのブレーカーですから、電力申請をして増設しているハズです。
どこの業者の仕業だろうかと思ったら、なんと知り合いの業者さんでした...残念
IHの専用電源は外部へ取り出して、塩ビ管で外を回していました。
このお家、特殊な構造のため、天井隠蔽ができません。
「IHと同じ様に外壁回してもらってかまいませんから。」という事で、エアコン専用電源も、外壁を回して行くことになりました。
では作業に掛かります。
エアコンのところに、コンセント用の開口をします。
ぐるっと塩ビ管を沿わせて、ケーブルを通していきます。
貫通部はボックスを設けて宅内へ。
地中へアース棒を打ち込んで、接地を取ります。
分電盤内にアース線がなかったため、コンセント用に取りましたが、ついでに分電盤へも送っておきます。
コンセントが付きました。
分電盤の方へもケーブルを通していきます。
奥の部屋からぐるっと回って、ケーブルが分電盤のところまで来ました。
ここまでで午前中が終了。
昼休憩を取って、午後からは分電盤取替え停電工事に掛かります。
既存盤を撤去。
新しい分電盤を取付けます。
一次側ケーブルは活線状態です。
ショートさせない様慎重に、R形端子を圧着します。
主幹ブレーカーの一次側へしっかりと接続。
各個別のケーブルを分岐ブレーカーへ接続して、分電盤取替え完了です。
横にハミ出していたブレーカーもすべて、この中へ納めました。
フタを閉じればスッキリ(*^^*)
あとは、エアコンのところへ増設したコンセントの電圧を測定して、異常がないことを確認してお引渡しです。
これでやっとエアコンの取替えをしてもらえますね。
「キレイにしてもらって、ありがとうございます。ええ人紹介してもろたわぁ。また何かあったらお願いしますからね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。
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