4年前にエアコン取替工事をご依頼いただいたお客様から、エアコン分解洗浄のご依頼をいただきました。
パナソニック CS-40RKX2-W(2009年製)フィルター自動掃除機能付きタイプ
パナソニック CS-404CF2-W(2014年製)標準タイプ
標準タイプは、4年前に取替工事をご依頼いただいたものです。
今回は9年ご使用のフィルター自動掃除機能付きタイプの模様を。
付いているお部屋は寝室です。
あれ?コンセントが見当たりませんね?
とりあえずフロンガスをポンプダウンするため、室外機の方へ。
え??? ホント「え?」って声が出ました。
排気ホースが...(^_^;)
こんな所から出してる上に、保護テープ巻いてないから腐ちてポロポロになっています...
しかも、排気口が下向きに取付けられているので、逆止弁が開きっぱなし...
ここから虫が侵入してしまいますね。
カバーを外して見ると、まぁ思った通りです。
貫通スリーブが入ってないし、パテ埋めもされていません。
このダクトの保護シールを剥がしてない時点で、「素人」ですね...(p_-)キッパリ
これ北側だから良かったですけど、南側だとボロボロになって剥ぐこともできなくなります。
室内機を外していきます。
コンセントは室内機の後ろにありました。
湿度が高いところに隠れているので、金枠は錆びています。
200Vで4.0kwタイプなのに、内外連絡ケーブルは1.6mm...やっぱり素人っぽいです。
はぃ。これで素人さん確定ですね。酷い施工です。
左後方出しにも関わらず、ドレンホースが右接続になっています。
余程特殊な案件でない限り、左後方出しの場合は左側へドレンホースを接続します。
お蔭で外したとたん、たっぷりと溜まっていたドレン水が溢れました...(T_T)
左側のホースも断熱してなかったため、結露して露タレしてた形跡がありますね。
あと、配管接続部の断熱不足。
ここが空いているので、湿気を呼んでいました。
コンセントの金枠が錆びているのは、これが原因です。
室内機の裏側はカビだらけになっていました...
と、こんな感じで、再取付けの際にはかなりの手直しが必要ですね。
お預かりした室内機を持ち帰って、分解していきます。
もぅこの光景も見慣れて、何とも思わなくなりましたけど...(^_^;)ねぇパナソニックさん。
電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
さぁ、まずはこのコンセント。
ささっと、ここへ移動。結構時間掛かりましたけど(^_^;)
元の開口を塞いで、背面板を元通りに。
貫通スリーブ入れたいんですけど、この配管、戻してまた曲げると折れそうなので、止めておきます。
内外連絡ケーブルは、1.6mmから2.0mmへ取替えます。
何が違うかと言うと、許容電流値が違います。
暖房時は20A近くまで流れ続けますから、2.0mmでないと発熱します。
「今まで使えてたからいいじゃない」は、危険ですね。
安心してご使用いただくために、取替させていただきました。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
ドレンパイプは左側から。
貫通スリーブを入れていないので、室内側もパテ埋めをして気密性を確保します。
外側の排気ホースは、こうしました。
排気用の化粧カバーもあるんですけど、エアコンの年式も年式ですし、あまりお金を掛ける必要もありませんから。
これできちっと逆止弁が閉まるので、虫が入る事もありませんし、風でホコリが逆流する事もなくなります。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
「キレイになったし、悪いところも直していただいて、ありがとうございました。」と、とてもお喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
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→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
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