お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。
ダイキン AN22JRS-W(2008年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。
室内機を取外しにお伺いすると、パネルが開いたまま閉まっていません。
運転すると「ガリガリガリ」と言う異音が出て、パネルが震えて動作しません。
お聞きすると、「少し前から変な音がする様になって、閉まらなくなったんですよ。」とお客様。
恐らく歯車の噛み合わせが悪いと思われるので、分解するついでに確認してみます。
取外すためにパネルを外すと...あれ?
梱包材(衝撃緩和材)が残ってますけど...(^_^;)
これ、運送時にパネルが破損しないように、衝撃を緩和するための発泡スチロールです。
設置時に取外さないといけないんですけど、忘れていた様ですね。
あの量販店で購入されたそうですが、「取付けに来た人、結構イライラしながら取付けよったんで、忘れたんでしょうね。これで10年も使いよったんか...」とお客様(^_^;)
まぁ特に運転に支障のない部分なので、問題はないかと。
室内機を取外しました。
貫通スリーブは入っていませんね。
気密性確保と小動物新入防止のため、貫通スリーブを入れておきます。
お預かりして持ち帰った室内機は、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
そして、前面パネルの異音の件。
歯車の不具合かなと思い、付いてる歯車を全部チェック。
特に悪そうなところも無く...
たぶんカバーが浮いていて、モーターとの噛み合わせが悪かったんだろうと思いました。
何か嫌な感じはしましたが...
洗浄が完了したので、取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業完了後、試運転を行います。
「ガリガリガリ」...(T_T)...うわ...嫌な感じが的中。
歯車に異常が無かったので、もうこのモーターが悪いとしか考えられません(´・ω・`)
お客様に状況をご説明して、「治るなら治して欲しい」との事で、モーターを手配する事にしました。
・・・と、ここまでが先週の流れです。
で、本日、モーターが入荷したので、修理にお伺いしてきました。
掃除ユニットを取外します。
この部分に、4つもモーターが隠れています。
必要ないですよねぇ...駆動部が多いほど故障する確率は高くなりますから。
このモーターが、パネルを動作させるモーターです。
こんなちっこいモーターで、あの思いパネルを動作させるんですから、無理が掛かりますよね。
新旧交代です。
あら、三菱のモーターじゃないですか(^_^;)
新しいモーターは日本電産サンキョー製ですね。
同じマレーシア製です。
はぃ、元通りに組立てて、再度試運転。
よかった...異音もなく、静かに動作しました(^_^;)
最初にモーターだと判断できていれば再訪の必要もなかった訳で、大変申し訳なかったのですが、「ありがとうございます。これでちゃんと治った感があります。」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>
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