マンションの一室に設置されているシステムマルチエアコンの取替工事にお伺いしてきました。
【三菱電機製システムマルチエアコン】
MXZ-6817AS 室外機×1台・MLZ-GX4017AS-IN 天カセ室内機・MLZ-GX2817AS-IN 天カセ室内機・MSZ-2217GXAS-IN 壁掛け室内機・MAC-R01PW 化粧パネルホワイト×2個
「あれ?この前も同じ様な取替えやってましたよね?」て思いました?
正解です(^_^;) 同じマンションです。
5年ほど前から、ちょこちょこと口コミでご紹介いただきまして、今までに10軒ほどのお宅のマルチエアコン取替工事をご依頼いただいています<(_ _)>
既存機は三菱重工(ビーバー)製で、天井カセット形1方向吹き出しタイプの室内機×2台、壁掛形×1台、室外機×1台のマルチエアコンです。
1995年製ですよ。ビーバー製も結構な耐久性ですね。
まぁ今回壊れてるから取り替えるんですけど(^_^;)
3台の室内機のうち、1台は壁掛けタイプなんですが、ほとんどのお宅がこのお部屋は物置の様な感じに使われていて、今回のお宅も同様でした。
「物置だからエアコンいらない」と言われる方が多いですけど、将来子供部屋に変わるかも知れません。
その時にこの部屋だけどうにかすると言うことは、この後の工事内容をご覧いただければ解ると思いますが、ほぼできません。
という訳で、現状通りの配置ですべて取り替えとなります。
室外機は1台のマルチエアコンです。
マンションのベランダなどの限られたスペースで、何台も室外機を置けない様な場合にメリットがあります。
それ以外のメリットはありませんね(^_^;)
では工事に掛かります。
既存室外機を撤去。
室内機3台も全撤去します。
既存配管は流用するので、サクサクっと進みそうですがそぅはいきません。
前の記事にも書きましたが、この既存機、各室内機と室外機までの信号線が、屋内用警報用ケーブル0.9mm×2芯を使っています。
当時のビーバー製品は、室外機との通信は高負荷にならないため、細いケーブルでもOKだったんですが、現在、各メーカーから発売されているエアコンは、VVF2.0mm×3芯でなければなりません。
という訳でこのマンション、取替時には毎回ケーブルの引き換え工事を行っています。
この作業が大変なんですねぇ...
天カセ2箇所の開口部を点検口代わりにして、ユニットバスの点検口や、ダウンライトの開口部まで使って、各部屋から3系統のケーブルを引っ張っていきます。
他の業者さんが施工したお宅は、いろんなところに点検口を作られて、見栄えが良くなかったそうで、エレベーターでお会いする方々に根掘り葉掘り工事方法を聞かれます(^_^;)
これも慣れると工事スピードも上がってきますね。結構シンドイですけど...
はぃ、ベランダのところまでケーブルが3本通りました。
この穴は先行配管で冷媒配管が通っていますが、どのお宅もこの配管は使いません。
ケーブルの立ち下げは、グレー色のスリムダクトを使います。
室内機の取付けに掛かります。
新しい室内機は横幅寸法が広がるので、少し天井材をカットします。
位置決めをしてアンカーを打ち直し、吊りボルトを降ろします。
リビングの既存配管は2分4分のため、異径ユニオン継手を使って、サイズを2分3分にして延長します。
既存のドレン管はVP25の塩ビ管なので、そのまま流用。
室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。
室外機への配管接続がすべて完了すると、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
天カセの吊り込み高さ調整と、パネルを取付けて行きます。
ベランダ周りはこんな感じで完成です。
作業が完了すると試運転を行なって、異常がない事を確認してお引き渡しです。
はい、今回の取替工事、一日で完了できました!今までで最短です(^^)
さすがにもぅ予定がびっちりでハードスケジュールなため、以前にも応援を頼んだ、頼れる助っ人1名に応援を頼みまして、まぁこの人が仕事が早いのと上手くケーブルが通ったことで、かなりの時間短縮になりました。
2日予定していた工事が1日で終わり、「わぁ、早かったですね。相当涼しいです。今晩から快適です。親が別の階に住んでるんで、阿部さんが暇になった時期に取替えをお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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