お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、本日取付けにお伺いしてきました。
東芝キャリア RAS-S281E4R(W)(2007年製)
シャープ AY-T22BE-W(2007年製)
約5年お使いの機種ですね。
まずは、電気系統を取り除いて、完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
電気系統は外してあるので、完全に丸洗いができます。
熱交換器↓(東芝)
ボディ内部↓(東芝)
ドレンパン↓(東芝)
ファン↓(東芝)
熱交換器↓(シャープ)
ボディ内部↓(シャープ)
ドレンパン↓(シャープ)
ファン↓(シャープ)
洗浄が完了すると取付けにお伺いする訳ですが、東芝のエアコンは隠蔽配管だったんです。
壁から出てきてドレンパンに接続されているのは断熱ソフトドレンでした。
お客様から「水漏れをした事がある」とお聞きしていたので、嫌な予感はしていたんです。。。
壁の中を覗いて見ると・・・
50CM程横引きされているドレンホースが、垂れ下がっています。。。
隠蔽されているので、壁を剥ぐ以外に補修のしようが無さそう(-_-;)
さて、どうやって柔らかいドレンホースを壁の中で真っ直ぐにするか?
VP30の塩ビ管を使って・・・
断熱ソフトドレンホースを差し込んで、バッチリです(^^)v
これで壁内のたるみが取れました。
後は、いつも通り配管を接続していきます。
ドレンもキチッと接続。
配管接続が終わると、いつもの様に真空ポンプで配管内部を真空乾燥。
ドレンパンへ水を注いで、正常に流れるかテストします。
ドレン出口からチョロチョロとしか流れていなかったので、サクションポンプで引いて見ると、白濁したドレン水が大量に出てきました。。。
以前、お客様ご自身でエアコンクリーナーを使われたそうで、おそらくその残留水が出てきたものと思われますが、それが残っていると言う事は、もしかすると床下の横引き部分のドレンホースがたるんでいる可能性がありますね。。。
これを直すとなると結構な工事内容になるため、様子を見ていただく事にしました。
以前からこのBlogにも書いていますが、断熱ソフトドレンホースを隠蔽部に使用すると、今回の様に数年経ってから異常が出てきます。
断熱ソフトドレンホースは施工性がいいので、どうしても使いたくなるのも解りますが、点検できない隠蔽部にはVP管などの塩化ビニル製パイプに断熱材を巻いて使うのが標準施工です。
今回の場合は「手抜き」と言われてもしかたのない事例ですね。
まぁ、最近の新築に多いんですけど。。。(-_-;)
後は試運転を行って、異常がない事を確認してお引き渡しです。
今回のお客様は、アベ冷熱技研の分解洗浄に興味を持っていただき、facebookで友達申請いただきまして、夏場の洗浄受付中止から受付再開まで気長にお待ちいただいて、やっと今回洗浄をさせていただきました。
本当にありがとうございます<(_ _)>
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をご覧いただけます↓
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