初めてのお客様のご依頼で、午後からエアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機製、5.6kwタイプお客様支給品です。
既存機も三菱霧ヶ峰です。
2010年製で少し効きが悪く感じる様になったため、まだ動いていますが取替えをご希望です。
既存機は4.0kwタイプでしたが、広いLDKのため5.6kwタイプに取替えます。
配管は隠蔽配管で、室外機は建物西側に設置されていました。
以前にもう一台座っていた様ですが、取外されて跡が残っています。
既存の位置には通気口があるため、新しい室外機は右の方へ寄せます。
作業に掛かります。
ポンプダウン運転を行って、室外機を撤去。
ここで配管の膨らみに気が付きました...
嫌な予感は的中で、隠蔽されている配管は4分でした...
事前に下見をした時にはエアコンが4.0kwだったので、配管のサイズまで気が回っていませんでした。
痛恨のミスです...
今回、エアコンの能力は上がるので、隠蔽部分が4分でも問題はありません。
が、作業的には時間のロスです。
既存配管が折れない様に気をつけながら方向を変えて、溶接延長を行います。
ここで4分は3分へサイズダウンします。
配管穴のところは、一部スリムダクトを使って美観と耐久性を上げる処置をします。
室外機に配管を接続しておきます。
室内側へ移って、既存機を撤去。
ここでも嫌な予感が的中です。
前回取替えを行った業者さんは、既存機のその前に付いていた室内機の補助配管を流用していました...
年式から考えると、この補助配管はR410A用ではなくR22用ですね。
ここは流用できないので外すしかありません。
4分から3分へサイズダウンするためには、先ほどの室外機側の様に溶接するか、異径ユニオンを使うしかありません。
室内で火気は使わない主義ですので、異径ユニオン... 持っていません...
土曜日なので、仕入先もお休みです。
仕方ないので、先ほど室外機側で取外した異径ユニオンを流用しました。
形状からR410A対応品であることと、内部のフレア接触面がキレイだったので大丈夫です。
今後もしこの部分で不具合が起こった場合は、阿部が責任を持って対応させていただきます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
いやぁ...日が暮れるのが早くなりましたねぇ...
電動式真空ポンプを使って、配管内部をしっかりと真空乾燥させます。
既存のドレンは基礎から出てすぐに開放されていたため、コンクリート面がシミになっていたから、近くの溝を伝って流れる様に塩ビ管で処理しておきました。
何気に狭くて、めちゃめちゃ手間が掛かっています。
室外機周りは、こんな感じで完成。
きちんと通気口も役割が保てる様になりました。
作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
途中イレギュラーで時間が掛かってしまいましたが、なんとか完工できました。
「隠蔽配管のエアコンて取替できないと思ってたので、取替えができて良かったです。時間の掛かる工事だったみたいですみません。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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