本日は、一般社団法人愛媛県冷凍空調設備工業会の事業として毎年開催している、匠の技教室(出前授業)に行ってまいりました。
今回の開催場所は、電気・機械・建築の世界を目指す学生たちが集う、愛媛県立松山工業高等学校です。
講師は同じ愛媛県冷凍空調設備工業会のメンバー7名で、全員ものづくりマイスターの資格を持っています。
阿部は「エアコンの仕組みについて」と題して、PowerPointを使って説明させていただきました。
結構難しい分野なのでかなり噛み砕いてみましたが、理解できたかどうかは微妙です(^_^;)
本気でやろうと思ったら一日では無理です。
他に、エアコンの配管接続作業の様子や、エアコンを分解して実際に運転しながら各所の説明。
ある程度、エアコンの仕組みや、工事を行うには知識と技術が必要だということを理解してもらったところで、エアコン工事に必要な工具の解説と使い方について講義を行ったあと、実際に冷媒配管に使う銅管の加工体験を行いました。
パイプカッターで切断、ベンダーで曲げ加工。
エアコンと配管を接続するためのフレア加工も。
各テーブルを回って、マンツーマンで持ち方から扱い方まで細かいところまで教えてあげると、次からは早くキレイに仕上げる事ができていました。
最後に全員で、きちっと寸法を出して曲げ加工を行い、末端をフレア加工。
4人分を組み合わせて、こんな作品を作ってもらいました。
一人でも寸法が違うと、きちっと合わさりません。
できあがった作品を見て、みんな笑顔でした。
最後に、安易な知識でエアコンを触ってしまうと、とても危険な目に遭うことを伝えました。
実際に素人さんがエアコンを取外そうとして、室外機が爆発したり、漏れ出した液体フロンを触って凍傷になった事例がありますから、一番重要なところです。
どんな資格が必要で、生徒のみなさんが受験できる資格試験はどんなものがあるの?という、一番知りたいところも説明させていただきました。
毎回最後に質疑応答をやるんですが、今回も定番のここには書けない質問が数件。
メンバー一同、笑いながらお答えさせていただきました。
この業界に少しでも興味を持ってもらって、一人でも多くの仲間を増やせたらいいなという思いで工業会メンバーは活動しています。
今年も帰り際、お世話になった先生方に好評いただきました。
これからも、継続的に続けていきたいと思います(^^)
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