FB友さんのご紹介で、動物病院の診察室×2部屋と、待合室のエアコン取付工事をご依頼いただきました。
三菱電機 MSZ-ZXV5623S-W・MSZ-BXV2822-W・MSZ-BXV2522-Wをお買い上げいただきました。
最初にご相談いただいて現地調査にお伺いしたのは、今年の2月でした。
診察室に設置されているエアコンの効きが悪いので、取替えたいというお話でした。
診察室は1と2の二部屋ありまして、1の部屋に2方向吹出しの天カセエアコンが設置されていて、、、
隣の2の部屋へ風を送っている状態でした。
機器の年式も古いので取替えをご希望ですが、この天カセを取替えるのではなく、各部屋に通常のルームエアコンを取付けて欲しいというご要望です。
この部屋は、建物の中心部分にあって、周りを他の部屋に囲まれています。
室外機が置ける外壁に一番近いルートは、診察室の隣にある検査室だけです。
この検査室もいろんな物があるので、簡単にいきそうにありません...
いろいろ考えて、一度はお断りさせていただいたんですけど、大切なお客様であるFB友さんのご紹介という事と、先生の「他に頼めるところがないので、なんとかできませんか。」とのお話で、かなり悩んだあげくお引き受けさせていただきました。
配管ルートがかなりシビアで、工事にお伺いするまでに考え抜いたルートがあったんですけど、当日作業に掛かる前にもう一度現地で採寸して、新たなルートで行くことにしました。
では作業に掛ります。
作業は昨日から三日間の予定で開始です。
ちなみに、今週は先生が出張されるということで、病院が休診の間にエアコン工事を行います。
まずは穴あけから。
ドレンの勾配を取るため、穴あけもミリ単位で開ける高さを決めています。
1の部屋。
2の部屋は、1の部屋からの配管が横切ります。
ちなみに向こうの廊下側は配管の勾配が取れないため、どうしても部屋内を横引きするしかありません。
隣の検査室経由で、外壁までダクトを取付けます。
電源は天井裏を通して、各部屋のエアコン脇に取付けたかったんですが、建物の構造上、室内機の方へどうにもケーブルが通らないため、ダクト内に電源ケーブルも通して各部屋へ。
ここまでが昨日の作業です。
ひとり作業で足元が狭い状態で、なかなか作業が進みませんでした...
そして本日。
今日はいつもお願いしているSくんに応援にきてもらいました。
Sくんに電源工事をやってもらっている間に、エアコンを取付けていきます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管を通すのも、距離が長いので一人ではできません。
配管は無理矢理引っ張ると、断熱材がやぶれてしまいますから。
部屋内の配管は、ホワイト色のスリムダクトで。
通常、屋内はMDダクトを使いますが、今回2系統の配管をまとめて入れるので、LDダクトを採用しました。
外部配管もスリムダクトで化粧仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
さて、電源工事はSくんに任せっきりでしたが、ホントこの人は淡々と確実な施工をしてくれるので、安心して任せれます。
この分電盤のところまでケーブルを通すのに、かなり手こずった様ですが、なんとかやり遂げてくれました。
無事、専用ブレーカー×2つ増設完了です。
エアコンのコンセントは壁に取付けたかったんですけど、壁内の構造上叶いませんでした。
なので、仕方なく室内機の裏側でこんな感じに仕上げました。
あとは試運転を行い、
異常がないことを確認して、2台が完了。
もう1台は待合室のエアコン取替え。
これも動いていますが、古いので取替えをご希望です。
こちらのエアコンは、電気工事を終えたSくんに取替えてもらいました。
Sくんとは、10年以上前に新築マンション数棟のエアコン新設工事を、夜中まで掛かって一緒にやった間柄ですので、電気工事だけでなくエアコン工事もバッチリです。
作業完了後試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
三日間予定していましたが、Sくんのおかげで一日短縮できました。
先生は出張されていてお会いできませんでしたが、来週からは快適に診療ができる様になりましたね(^^)
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