お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。
富士通ゼネラル AS-X56H2W(2018年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。
あれ?一般のお客様のエアコン分解洗浄受付再開したの?って思われると思いますが、今回は事情がありましてお引き受けしました。
このエアコン、約1年半前に分解洗浄させていただきましたが、昨年秋頃に運転したら臭いが出たので、エアコンの中を覗いて見たらカビが生えていたため、この寒い日が続く中、エアコンの暖房運転をしていないというお話をいただきまして、お伺いさせていただきました。
内部は結構汚れていますね。
黒カビも見えます...
なんでこんなに汚れるのが早いんだろうかと思ったら、上部の吸込みグリルにホコリがビッシリ...
フィルターも掃除が間に合わずに、向こう側が見えないほどに目詰まりしてしまっています。
これはエアコンが原因ではなくて、お部屋の環境ですね。
カビが生えるのはお部屋の湿度が高いからです。
冷房運転中にホコリがボディに付着して、そのホコリが湿気と合わさってカビが生えてしまいます。
フィルター自動掃除してるのに、なんでホコリが入るの?ってよく聞かれますけど、自動掃除機能と言っても、フィルターの表面をブラシで擦ってるだけですから、逆にフィルターの目より細かいホコリがブラシで濾されて奥に入ってしまうんです。
なので、フィルター自動掃除機能搭載機の方が、カビが繁殖しやすい傾向がありますね。
湿気がこもらない様に、お部屋の環境を改善してください...とはいきませんよね(^_^;)
今回のお客様は、よくお話を聞いていると、キッチンで調理をするときに換気扇を回さないとお話されていました。
これは最悪の環境です。
ガスコンロの場合、ガスを室内で燃やすと水蒸気が発生します。
しかも炎は上昇気流を発生するため、お湯などを沸かすと蒸気が天井面に上がっていって、エアコンに吸い込まれますね。
換気扇を回していないと、思った以上に天井面には湿気が滞留してしまうため、カビが生えやすい環境になってしまいます。
調理の時は換気扇を回してください(^_^;)
ひとつの改善点としてご提案させていただきました。
分解洗浄を行うため、室内機を取外してお預かりします。
お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
電動式真空ポンプを使って、配管内部をしっかりと真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「お忙しいのに受けてもらって、ありがとうございました。風が気持ち良いです!これで安心してエアコンが使えます。次は3年持たせる様に頑張ります!」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
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