いつもお世話になっているお客様のご依頼で、分電盤取替えと換気扇×2台の取替工事にお伺いしてきました。
既存の分電盤は松下電工製。
製造年が1988年なので、35年になります。
現状、特に不具合などはありませんが、新築当時からそのままなので、故障する前に取替えておきたいとの事でご依頼いただきました。
メーカー推奨の分電盤の取替え時期は、約13年と言われています。
急な故障で家中停電が続くなんて考えたくもありませんから、早めに取替えておく方が得策ですね。
さて、取外す前に回路チェックをしていると、2本共噛ましの回路を見つけました。
負荷が少ない回路なら問題ありませんが、この回路はエアコンです。
もう一本はどこへ行っているんだろうかと思ったら、別の部屋のエアコン専用コンセントに繋がっていました。
幸い、その部屋にエアコンは設置されていなかったため、ブレーカーが動作することはなかった様ですが、今回この回路は専用ブレーカーへ接続します。
停電作業に掛かります。
まずは既存盤を撤去。
既存盤の主幹一次側は、ヨリ線押さえ付けタイプだったため、油圧圧着工具を使ってR型端子を圧着します。
新しい分電盤を設置し、ケーブルを接続していきます。
接続完了後、電源を投入して感震ブレーカーのテストを行います。
3分間、点滅とブザーが鳴って、主幹ブレーカーが遮断されました。
いわゆる「漏電」での遮断です。
擬似的に漏電を起こして、ブレーカーを遮断する仕組みです。
3分間は、深夜でも安全に避難できるために設けられています。
地震後停電になって、この機能が働かなくなった場合でも、復電後3分間経過して強制的に遮断されるので、避難して誰も家に居なくても通電火災が起きないというスグレモノです。
作業が完了すると、カバーを取付けて完成です。
今回、トイレと洗面所の換気扇の取替えもご依頼いただきました。
これも新築当時からなので、運転音も高くなっていたため取替えです。
音も静かになって、快適にご使用いただける様になりました。
「なんか近代的になりましたね。これで安心して使えます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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