台風が接近していて、天気予報から目が離せませんね。
そんな中、マンションの和室に設置されている、天井カセット形エアコンの取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MLZ-GX2822AS 天井カセット形ハウジングエアコンをお買い上げいただきました。
既存機は三菱重工製。
盆休み前に、動かなくなったという事で点検にお伺いしていましたが、28年目ということもあり部品もなく修理不可。
室外機はベランダ置きです。
取替えるに当たって、既存の冷媒配管とドレン管は流用しますが、室内と室外を繋ぐケーブルがVVF1.6x2cとVFF0.75x2cのため流用できません。
新しいエアコンはVVF2.0x3cが必要なため、入れ替えが必要です。
さて、本当は本日一日で取替え予定でしたが、一週間前から本日から天気予報は雨の予報。
最近、予報が当たらないのでどうにかなるかなと思っていましたが、昨日予報を確認したら結構降るという事でしたので、昨日の現場を終えてから、夕方からお邪魔させていただいて、急遽ベランダ周りのみ施工させていただきました。
まずは、故障でポンプダウン運転ができないため、フロン回収機を使って機器内部のフロンガスを回収ボンベへ回収します。
家庭用エアコンですが、天井カセット形はフロン排出抑制法の対象になるため、業務用と同じ扱いになるので、こうやって回収作業が必要です。
同じフロンなのに、おかしな法律です。
既存機を撤去しました。
ケーブルを新しいものに引き換えるため、配管カバーを外すと溶接箇所が出てきました。
一応、オイル漏れなどは無いか目視確認を行い、しっかりと断熱をしておきます。
既存のケーブルはWAGOで繋がれていました。
これらは撤去します。
新たにVVF2.0x3cを通しました。
室外機側の配管は余長が全く無かったため、溶接して延長します。
なんとか日が暮れる前に、室外機接続まで完了できました。
終わったのは、夜の7時です...
そして本日。いやぁ...もの凄いどしゃ降りです...
昨日頑張っておいて正解でしたね...
室内機の取付けに掛かります。
新しい機器は少し横長になるため、両サイドを開口しなければなりません。
マルチツールを使って、キレイにカットします。
室内機を吊っていた既存のアンカーは、きちんと撃ち込まれていなかった様で、触るとユルユルと抜けてきました...
古いアンカーは取付けピッチが違うので流用しません。
新たにアンカーを打ち直します。
吊りボルトをセットして、配管類の末端を加工します。
ところで、天井面にたくさんのシミがあったので、もしかして配管が結露しているのかと気になっていました。
ライトを当てて見てみると、上の階からの雨漏りの様です。
今日は雨が酷いので、滴下して天井裏も湿っていますね。
ここはお客様にご報告させていただきました。
室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。
運がいいのか、真空引きをする間は小雨になりました。
湿度が高いので、しっかりと配管内部を真空乾燥させます。
真空引きをしている間に、吊り位置の微調整とパネルの取付けを行います。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「2日がかりでご苦労さまでした。また他の和室と寝室もこれと同じのがあるんで、今度は壊れる前に取替えようと思ってるんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただき、追加でご依頼いただきました<(_ _)>
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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