冬らしくなって寒い日が続いていますね。
今日は午後から、分電盤の取替工事にお伺いしてきました。
昨年末に、エアコン取替工事をご依頼いただいたお客様宅です。
エアコン取替えの際に、100Vから200Vへ電圧切替えのため分電盤を触らせていただきました。
かなり年季が入っている分電盤だったので、主幹ブレーカーの製造年を確認。
ん?よく見えないなぁ... 84? え?1984年製ですか(・_・;)
37年経過していますね。
お聞きすると、リフォームを2回ほどされていて、その度に増設増設で分岐分電盤が2つ並んでいます。
内部はかなり苦労して分岐した後が残っていますが、なぜ分電盤ごと交換しなかったんですかね?
ブレーカーにも寿命があること、故障した時にはすぐには復旧できないことをお伝えさせていただきました。
(国内電機メーカーの集まりである一般社団法人日本電機工業会によると、住宅用分電盤に内蔵されているブレーカーの更新時期は13年程度とされています。)
「家族に相談してみますので、見積もりをお願いします。」との事で提出させていただいていましたが、「ぜひお願いします!」との事で、今回ご依頼いただきました。
では作業に掛かります。
今回、電力メーターの脇にCKSが設置されているので、ここで電路を開放(OFF)できます。
このCKSも替えるべきか悩みましたが、分電盤の主幹が75Aに対して100Aのヒューズが付いているので、余程の事がない限りこちら側が溶断する事はないと思いますので、このまま。
すべてのケーブルの行き先をチェックして、既存盤をすべて撤去。
回路数が多いので、一本でも行き先がわからなくなると大変です。
新しい分電盤を設置して、ケーブルを接続していきます。
幹線ケーブルは38sq。
先端にR型端子を圧着するのですが、ここまで太くなると油圧式の圧着工具でないと締まりません。
すべて接続完了。
絶縁抵抗のチェックを行って、異常がない事を確認して電源投入。
点々と開口されていた穴は、カバープレートで塞ぎました。
またクロスの貼り替えの際にでも、きれいに塞いでいただけたらと思います。
「ありがとうございました。ブレーカーに寿命があるなんて知りませんでした。提案していただいてよかったです。これで安心して電気が使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。
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