2022年1月11日火曜日

29年お使いの分電盤を故障で停電になる前に予防的取替工事

今年はバタバタせず、ゆっくり目のスタートです。
仕事始めから換気扇取替えとかエアコン取外し、漏電調査などなど、Blogの記事になるほどでもない工事が続いていまして、また年明けから放置かと思われてましたらすみません(^_^;)
予定していたリフォーム工事は遅れている様子で、今月後半にどんどん重なって行ってる状態です(-_-)ヒトゴト

さて本日は、昨年末にご依頼いただいていた分電盤の取替工事にお伺いしてきました。

当初は、電気温水器をエコキュートへ取替えのご相談でしたが、調べてみるとこちらの地域の水道事情によって、エコキュートは水質の点でメーカー保証が受けられないという事で、取替えのお話はなくなりました。
(※水質が人に対して悪いという事ではなく、機器内部で配管を詰まらせる成分が多いという事)

そのついでにという事で、古くなった分電盤の取替えのご相談もいただいていました。
Nationalロゴが懐かしい分電盤です。
右に露出で設置されているのは、電気温水器のブレーカーです。

漏電遮断器の製造年を見てみると、1992年。
29年経過しています。
National製(現Panasonic)のブレーカーは故障が少なく長持ちしますね。
某メーカーのブレーカーなどは、10年そこそこで故障したりしますが...(^_^;)

国内電機メーカーの集まりである一般社団法人日本電機工業会によると、住宅用分電盤に内蔵されているブレーカーの更新時期は13年程度とされています。

今回のお宅の様に、故障しなければ使い続けられますが、いざ故障してしまうと家中が停電になって、修理もしくは取替えが完了するまでどうにもならない状況に陥ってしまいます。
想像してみてください、もの凄い寒い日の夜中に停電になるとか...
実際に当社のお客様で、正月の夜中にその経験をされた方がいらっしゃいます。
そんな経験をされないためにも、故障する前に取替えておくのが最善策ですね。

では作業に掛かります。
既存盤を外す前に、すべての回路の電圧と行き先をチェックしておきます。

既存盤を撤去しました。
もちろん停電しますから、作業中はお客様にひたすら我慢していただきます。

新しい分電盤を取付けて、各ケーブルを接続していきます。
今回、少し並び替えをしました。
200V回路が数箇所あるので、間違えると大変なことになります。
なので、最初のチェックが重要な作業になる訳です。

すべての回路の接続が完了すると、電圧チェックを行い、異常がない事を確認して電源投入です。
右側に露出で設置されていた電気温水器用のブレーカーも、新しいものに取替えてフリースペースへ納めました。

これでスッキリ、安全にご使用いただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

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