建物は新築です。
現地調査にお伺いして、、、ため息が出ました...(´・ω・`)
三菱電機 MSZ-ZXV9020S-W×1台・MSZ-GV3619-W×1台・MSZ-GV2819-W×1台・MSZ-GV2219-W×2台をお買い上げいただきました<(_ _)>
当初、メールで細かく詳細をいただきましたが、どうにもリビングの状況が解らないので、現地調査にお伺い。
建物は平屋造りの大きなお宅です。
屋根は片流れになっていて、リビングは大きく吹き抜けになっています。
吹き抜けの壁の部分に、開閉式のグリルがあります。
ここにエアコンを・・・というお話ですが。
隣のお部屋に昇降階段があって、天井裏へアクセスできる様になっています。
先ほどのグリルの裏側はこんな感じになっています。
なんと、冷媒配管とドレンは先行配管されていました。
天井裏から直接外部へ出しているだけなので、隠蔽するメリットはどこにあるんでしょうか(^_^;)
逆に溶接接続する手間が増えているだけの様な気がします。
こちらは和室。
和室は建物の中心部にあって、外壁面に面していないので、これは隠蔽にするしかありませんね。
ふぅ...ここも、あの高さで溶接ですね...
どうせ隠蔽にするなら壁内も立ち下げればキレイに収まるんですけどね。
さて、リビングをどうしたものかと...
確かにアベ冷熱技研では、以前にもこの様なところに室内機を取付けました。
あれ以来、この様な案件はお引き受けしていません。
こちらの場合も、奥行き50cmで、室内機がすっぽり収まってしまいます。
ここに室内機を設置してしまうと、この中でサーキュレーションを起こして、「エアコンが効かない」と言う事態が発生します。
サーキュレーションとは、室内機が温風(暖房時)を吹出しても、この中で温風が渦巻いて、また自分で吸い込んでしまう現象を言います。
温かい空気を吸い込んだエアコンは、「部屋が温まった」と判断して、運転を抑えてしまいます。
こうなると、まったくリビングが温まらないと言う状況に陥る訳です。
そもそもこれ、誰が提案してこんな事になったんですか?
担当された建築家さんについては、大変残念に思います。
見た目重視で快適性を二の次にすると言うことは、そこに暮らす人の立場に立った考え方ではありません。
とお伝えしたところ、「実は、私が無理にお願いしました...」とお客様...え?(^_^;)
3月に最初のご相談をいただいてからどうするのがいいのか、何度かやり取りさせていただいて、お客様が出された答えがこちら。
すっきりなくなりました(*´∀`*)
他の業者さんなら何も言わずに、あの中へ取付けてくれていたかも知れません。
どちらが良かったと思いますか?
天井裏のボックスも撤去されています。
では工事に掛かります。
では工事に掛かります。
まずは位置決めをして、配管穴を開けていきます。
配管穴に合わせて背面板を取付けます。
19kgの室内機を、3.5mの高さのところへ掛けます...
配管穴に合わせて背面板を取付けます。
19kgの室内機を、3.5mの高さのところへ掛けます...
実はこのために、背の高い脚立を新調しました(u_u*)
天井裏で配管を接続しようかと思ったら... あれ???
折れてるじゃないですか...
折れてるじゃないですか...
この配管を敷設した業者さんの失敗か、もしかすると大工さんが無理矢理曲げてしまったか...
4分サイズなので、急激に曲げると簡単に折れてしまいます。
天井裏で大汗かきながら、折れたところをカットして延長接続。
天井裏で大汗かきながら、折れたところをカットして延長接続。
アベ冷熱技研は基本、建物内で裸火を使った溶接は行いません。
ユニオン継手で接続。
こんな感じで配管を取り回しました。
既存のドレン管の勾配が微妙だったので、結構ここで時間を取られています。
外部の配管延長は溶接で。
立ち下がりは、ブラック色のスリムダクトで化粧仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
次に和室の隠蔽配管へ。
立ち下がりは、ブラック色のスリムダクトで化粧仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
次に和室の隠蔽配管へ。
位置決めをして、背面板を設置。
室内機を掛けて配管類を接続していきます。
こちらも外部配管は溶接延長。
室内機を掛けて配管類を接続していきます。
こちらも外部配管は溶接延長。
ハシゴの上で溶接するのは、結構大変な作業です。
こんな感じで完成。
左の室外機は他社施工品です。
外壁が鋼板製なので、穴を開ける際に切粉を取っていないとこんな感じに錆びてしまいます...
新築なのに残念ですね...
他の3台は配管穴を開けての施工になります。
外壁材はガルバリウム鋼板なので、専用のコアドリルで。
はぃ。これも今回新調しました(u_u*)
外部配管はすべて、ブラック色のスリムダクトで化粧仕上げです。
ゲストルームは3.6kw。
書斎は2.8kw。
洗面所は2.2kw。
和室は2.2kw。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです
外壁材はガルバリウム鋼板なので、専用のコアドリルで。
はぃ。これも今回新調しました(u_u*)
外部配管はすべて、ブラック色のスリムダクトで化粧仕上げです。
ゲストルームは3.6kw。
書斎は2.8kw。
洗面所は2.2kw。
和室は2.2kw。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです
一時はもうお断りさせていただこうかと紆余曲折ありながらも、なんとかご理解いただいて快適な空間をご提供できました(^^)
「いやぁ、いろいろ相談にのっていただいて、きれいに取付けていただいてありがとうございます。Blogで丁寧な仕事ぶりを拝見していましたんで、お願いして良かったです。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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