2019年8月10日土曜日

誠に不本意ですがダイキン壁ビルトインエアコン取替工事

タイトル通りです(^_^;)
あれほどダイキン嫌いな阿部が、今日はダイキン製の壁ビルトインエアコンを納入させていただきました。

ダイキン S36RMV 壁ビルトインエアコンをお買い上げいただきました。

本日も猛暑の中、一人ぼっち作業の開始です。

既存機もダイキン製でした。


エラー点滅で風すら出ません。
2003年製のため、修理ではなく取替えでご依頼いただきました。


壁ビルトインエアコンは、その名の通り、壁に埋め込まれています。


これが厄介でして、各メーカー、この埋込寸法が違います。

取替えとなると、同一寸法でなければ、かなり大掛かりな工事になってしまいます。
天井埋込タイプの場合は、リニューアルパネルなどで対応できますが、ほとんど出回っていない壁ビルトインの場合は、それが叶いません。

開口部を塞いで、普通の壁掛形ルームエアコンにする方法もありますが、どうしても開口部の角の処理が上手くいかないので、今回の様な美観重視のお部屋には不向きです。

こちらのお宅、すべてダイキン製だったものを、数年前から三菱霧ヶ峰化を進めて参りましたが、ここで仕方なく断念...
同一寸法のダイキン製に取替える事になりました。

では工事スタートです。
まずは既存機を撤去していきます。

ところが、配管がキツキツで手前に出てきません...
この配管よく繋いだなぁと感心するくらいです。

恐らく隠蔽していた配管が短くて、裏側の壁を貼る前に配管接続したものと思われます。
毎回、開けてびっくりな施工をされているお宅なので、こんなものかなと言う感じです...

室内機側の根元で配管をカットして、何とか取外しました。


もう最近、隠蔽部に断熱ソフトドレンを使っている現場も珍しくなくなりましたが、この施工方法は素人ですね。

たるんで波打っていると、そこにドレン水が溜まって、永年するとヘドロが詰まって水漏れの原因になります。

短い冷媒配管は、ユニオン継手で延長します。


たるんでいたドレンホースは、適度な勾配を付けて、サドルでしっかりと留めます。


新しい室内機をセットして、配管類を接続していきます。


グリルを取付けて、室内機側完了。

グレー色はお客様指定です。
取り寄せに時間が掛かるかな?と思ったんですけど、何とか間に合いました。

室外機側に掛かります。
取替える室外機は手前から3台目。

「え?」って思いますよね(^_^;)
新築時に事情があってこの向きに設置されたそうですが、その事情も解消されているので、取替えの度に正規の方向へ向ける事にしています。

でも今回は3台が接近しているため、この際に一気に3台同じ方向へ向けてしまいます。

同じ方向に吹出しが向いていないと、いろいろと運転に支障が出てくるからです。

そのまま既存配管を接続する予定でしたが、カバー内部がどうしても気になったので開けてびっくり!

電源線をWAGOコネクタで繋いでいます。
直接雨は掛からないにしても、屋外ですよ?
防水性の無いWAGOを屋外で使用してテープ巻きもしてないとか、これは酷い。
パテ埋めもしてないから、通気口の様になってしまって土埃がいっぱい付いていますね。
相変わらずこの施工業者さん、やらかしていますね。

WAGOを外して、リングスリーブでしっかりと圧着接続。


テープを巻いてしっかりと防湿対策。

穴はしっかりとパテ埋めをして、気密性を高めます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


残り2台も向きを変えて元通りに。
室外機を置く間隔を広めに取って、サーキュレーションを起こしにくく設置しています。

ハッキリ言って、ここでもの凄い時間食ってます(´;ω;`)

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「今日は一段と暑い中、ホントありがとうございました。これで今晩から涼しいところで寝れる...。今度は職場の方のエアコンも古いのがあるんで、そちらは阿部さんの空いている季節に、早めに取替えをお願いしたいと思ってるんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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