2019年1月14日月曜日

室外機2台室内機4台のマルチエアコンを1対1のルームエアコンへ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、昨日と本日二日間掛けてエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 霧ヶ峰 ムーブアイ搭載フィルター自動掃除機能付きタイプ3台をお買い上げいただきました。
MSZ-ZXV4019S-W・MSZ-BXV2818-W・MSZ-BXV2218-W


既存機はマルチエアコンです。
1996年製。22年お使いです。

さすがの三菱。まだ元気に動いています。
でもそろそろ音も高くなってきたので、急な故障で困る前に取替えをご希望です。

室外機2台に対して、2台づつ室内機が繋がっているマルチエアコン。
リビングの既存機。


ダイニングの既存機の2台が1セット。

ダイニングのエアコンは、リビングと続き間なので使われた事がないそうです。
なので今回、リビングに1台設置して、こちらのダイニングの方は撤去のみです。

もう1セットは、2階寝室と。


2階の趣味室です。


まずは1階の方から作業に掛かります。
ポンプダウンして、配管内のフロンガスと残留オイルを室外機側へ回収し、室外機を取外します。


ダイニングの室内機を撤去して、配管を切断。
配管穴の跡は、カバープレートで塞いで、ここは完了。


リビングの作業に掛かります。
隠蔽配管は流用しないので、室内機を撤去して配管を切断。


位置決めをして、左側面へ配管穴を開けていきます。


気密性確保のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


専用コンセント回路は、既存の隠蔽配管と一緒に室外機側から送られていた連絡線のVVF2.0mm×3cを流用して、室内機側へ200V電源を確保しました。


背面板を取付け、室内機を掛けて配管類を接続していきます。


外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。


22年間、垂れ流しだったドレン水は、塩ビ管を使って土間まで延長します。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成です。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して、リビングの工事が完了。


2階の工事に掛かります。
2階は隠蔽配管を流用するので、この短い配管は溶接延長して室外機へ接続します。

ここの溶接と室外機接続は、久々に現場に同行した親父に任せます。

阿部は2階の室内機の作業に掛かります。
1対1のルームエアコンに取替えるに当たって、室内側に専用コンセントが必要です。
寝室は近くにコンセントがありましたが、趣味室の専用コンセントは室内機とは離れた位置にあります。

この専用コンセントを、室内機のところまで移動しなくてはいけません。

まずは既存機を撤去。


天井裏へ入って、専用コンセントのケーブルを移動します。

天井フトコロが広いので、作業的には楽です。
真夏だと地獄の世界ですが、冬だとぽかぽかで暖かいスペースです(*^^*)

室内機のところまでケーブルが通りました。


初日はここまでで時間切れ。作業終了です。
親父にお願いしていた室外機周りは、配管接続まで完了していました。


翌日の本日。
「朝早くてもかまんよ」とのお客様のお言葉に甘えさせていただいて、早朝から作業スタート。
今日は一人での作業です。

趣味室の方から掛かります。
位置決めをして、背面板を設置。

配管が短いので、フレア継手で延長します。(基本、宅内で火気を使う溶接作業は行いません)

室内機を掛けて配管を接続していきます。


寝室側も同様に接続。

写真3枚で簡単に書いてますが、標準工事に比べて隠蔽配管は、かなりの時間と手間が掛かります。
「元のパイプ使うから、簡単にできるんでしょ。」とか言われる方がタマにいらっしゃいますが、標準工事の倍以上の時間が掛かりますよ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って、配管内部をしっかりと真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転。


異常がない事を確認してお引渡しです。

「えらい大変な工事やったなぁ。新しいエアコンの室外機は、音がもの凄い静かやね。なんか室内機から出てくる温風もまろやかな感じがする。へぇ、リモコンに電気代まで表示されるんか。これはええわい。手間かけさせたなぁ。ありがとう。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

あ。 あと、キッチンの照明器具をLED器具への取替えもご依頼いただきました。

「うわぁ、明るいなぁ。これはええわぃ。」と、これも大変お喜びいただきました(*´艸`*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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