2018年2月3日土曜日

新築された鉄骨造農業用倉庫で電気設備新設工事

3日ほど掛けて行っていた電気工事が完了したので、本日お引き渡しにお伺いしてきました。

実は11月にお問い合わせいただいていて、お見積りさせていただき、「田植えするまででいいんで、阿部さんの暇な時にお願いします。」との事でご依頼いただいていたんですが、年末年始とバタバタとしていまして、今日まで...(^_^;)

まずは下見にお伺いした頃の状況から。
鉄骨造の建物で、屋根や壁は鋼板製です。

農業用として使われるそうで、この中にお米の籾すり機や乾燥機、選別機などが座るため、電源が必要です。

この倉庫の位置がなかなかのところにあります。
電気は、トランス柱から引込柱を経由して引込まれる訳ですが、引込柱から倉庫までの距離がかなり長いんです。


経路が長い上、畑の上を経由はできませんから、途中に経由用の鋼管柱を建てていただきました。

いただきました? はぃ、この鋼管柱、お客様ご自身が建柱されました(^_^;)
お聞きすると、こう言う関係のお仕事をされているそうで、手慣れたもんだそうです。

年明けに四国電力へ電力申請していましたので、お客様のお言葉に甘えさせていただいて、手の空いた時を狙って工事に掛かります。
経由柱を建てると、一本目の鋼管柱が四国電力とお客様の責任分界点になります。
なので、ここから倉庫脇の鋼管柱までは、架空線を引かなければなりません。
この日は、なかなかの雪混じりの強風ですが、時間がないのでハシゴをロープで縛り付けて倒れない様に...


上はもの凄い強風ですが、まぁこのくらいの余裕はあります(^^)v


倉庫側の鋼管柱にも装柱していきます。


こんな感じで架空線を引きました。
向こう側が引込点で、竣工報告を行うと引込柱から引込みを入れてくれます。


屋内工事に掛かります。
コンパネを取付けて、分電盤を設置。各照明・コンセントへケーブルを這わせていきます。


乾燥機などの200V専用コンセントや、100Vの汎用コンセント。


照明のスイッチは出入口にまとめて。


主照明は、LEDのトラフ型を設置。


屋外の出入口には、人感センサー付きのポーチライトを。


配線工事が完了すると、漏電箇所がないかチェックします。


四国電力へ竣工報告を行い、スマートメーターを送ってもらいます。
メーターが到着したら、取付けにお伺い。
トルクドライバーを使って、しっかりとケーブルを接続します。


メーター周りはこんな感じで完成です。

あとは、引込班が引込みを入れてくれると、電気が使える様になります。

で、本日、最終点検にお伺いしてきました。


ブレーカーをONにして、各コンセントの電圧を測定し、異常がない事を確認します。


照明もすべて点灯してOK。

すべての点検が完了すると、お引き渡しです。

大変お待たせいたしましたが、「照明も思ったより明るくて良かったです。きれいに工事していただいて、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行いますので、この様な電気工事や修理・点検もお気軽にご相談ください。

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