現在、県外にお住まいのお客様からのご依頼で、新築住宅へエアコン新設工事にお伺いしてきました。
エアコンは4台。三菱霧ヶ峰を選択されました。
今回、エアコンは支給品ですが、「エアコン、どこの業者に付けてもらおうかと探してたら阿部さんのBlog見付けたんですよ。いろいろ見せてもらって、ここまで丁寧にしてもらえるんだったら、ぜひお願いしようと思って。霧ヶ峰も阿部さんがすごい奨めてたんで決めました。」と、べた褒めされて大変恐縮でした(*´ω`*)
では工事に掛かります。
まずは位置決めをして、配管穴を開けていきます。
穴開けの時、いつも思うんです。
「下地(コンパネ)」が入ってると「おぉ、いい住宅だ」って思います。
エアコンというものを、ちゃんと理解している建築屋さんや大工さんは、必ず下地を入れてくれています。
丁寧なところは、図面にも「エアコン下地」とか書いていますね。
今回設置させていただいた室内機でも、重いものは19kgあります。
上位機種になると20kgオーバーの室内機だって存在しますから。
壁内に下地が入っていないと、どんなにいい取付工事をしていようが、地震の際には壁ごとエアコンが頭の上に落ちてきます。
そんな危険な壁、実は新築でも多いんですよ。
こちらは以前、他社施工品を手直しにお伺いした時の写真です。
このタイプは比較的軽いタイプですが、壁内に下地が無いのと、施工不良の両方でこんな事になってました。
怖いですよね。
今回のお宅はしっかりと下地が入っていたので、ビシっとビスが効いています。
いいお家を購入されましたね(*^^*)
工事を続けます。
いつもの様に、気密性確保と小動物侵入防止のため、配管穴に貫通スリーブを挿入。
背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
室内機が重いので、ここに掛けるだけでも気合いがいります。
外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。
外壁と雨樋に合わせて、ホワイト色にしました。
室外機を据えて配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
お引っ越しは2月の予定です。
その日にCATVの工事もご依頼いただいています。
これでお引っ越しの際にバタバタすることなく、暖かいお部屋でお引っ越しができますね(*^^*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
こんばんは、某高専生です。
返信削除電源コードの曲げ方がとても美しいと思いました!
室内機関連でいくつか疑問に思ったことがあります。
1,写真4枚目の引き抜き荷重とは何のことですか?
2,20kg前後の室内機は1人で持ち上げて取り付けるのですか?
よろしくお願いします。
こんばんは。お褒めいただき、ありがとうございます(^^)
削除「引き抜き荷重」という言葉は、ビスやアンカーが引っ張っても抜けるか抜けないかという荷重の事を言います。
コンクリートアンカーの場合は、この引き抜き荷重はとても重要です。
今回の写真の引き抜き荷重は、壁に留めているビスに掛かる荷重のことです。
最近のエアコンは重量が増えている上に、前に大きく飛び出ています。
そのため斜め前下向きに自重が掛かって、壁側には引っ張られる様に荷重が掛かるということです。
室内機は1人で持ち上げて掛けます。2人では作業できません。
落ちないように、足踏み外さないように、壁に傷を付けないように、一番集中する作業ですね。
メーカー営業マンに会うたびに、「軽くして」ってお願いしてます(^_^;)