2017年10月2日月曜日

17年目のエオリアから霧ヶ峰へ1方向吹出し天井カセット形エアコン取替工事

ネット検索でアベ冷熱技研を見付けていただいたお客様のご依頼で、天カセ形エアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MLZ-GX4017AS 1方向吹出し天井カセット形エアコンをお買い上げいただきました。


既存機は松下電器産業(現:パナソニック)、2000年製。
17年目ですが、とりあえず動いています。

最初ご相談いただいたのは8月。
暖房時にたびたびエラーが出て止まる様になり、パナソニックのサービスに相談したところ、既に部品が無く修理は出来ないとの回答だったそうです。
「冷房の時はエラーも出ないので、涼しくなった10月頃でいいので、取替えてもらえますか。」との事で、本日取替えにお伺いしてきました。

配管は天井裏を通って、そのまま外壁へ出て立ち下がっています。

化粧カバーとドレン配管は流用しますが、冷媒配管のサイズが変わるため、この際に冷媒配管とケーブルを入替えます。

室外機は地上置き。


プラロックが半分土に埋まっていていました...


では、撤去作業に掛かります。
室外機を外して車の所まで運ぼうと思ったら、見た目の大きさにも関わらずもの凄い重い...?
なんですか?初めて見ました、2ファン。

しかも、通常は右側にコンプレッサーが乗っているので、右側が重いハズなんですけど、これ左側が異様に重いです...
この頃の松下電器産業は、いろんな事にトライしてましたからね。

室内機も撤去しました。


新しく取付ける室内機は少し幅が広いので、開口寸法を広げます。


冷媒配管を引き抜き撤去します。

ドレン配管は既存のものを流用。ドレンも換えればいいんですけど、体が入らないため、奥に見えるサドルを外す事ができません。
まぁVP管なので、目詰まりすることはありませんから、そのまま流用です。

新しい冷媒配管と、ケーブルを通していきます。


既存の室内機はこんな感じで吊られていました。

面白い吊り方ですね(^_^;)
あまり天カセ工事をされた事のない業者さんが施工されたんですかね?

全部撤去させていただいて、こんな感じでしっかりと吊りボルトを固定。


配管類の末端加工をして、室内機の吊り込み準備をします。


室内機を吊って、配管類を接続していきます。


接続が完了すると、パネルを取付けます。


室外機を接続し、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。
泥ハネ防止のため、プラロックの下にブロックも敷いておきました。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

これでエラーに悩まされることなく、安心して使える様になりました。
「もとのエアコン、阿部さんから見て変な取付け方してませんでしたか?ずっと気になってたんですよ。これで安心して使えます。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2 件のコメント:

  1. こういった天井埋込み型エアコンはどこから電源を取っているのですか?

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    1. こういうハウジングエアコン系は、通常の壁掛タイプの様にコンセントプラグが付いている訳ではありません。
      基本的には、室外機の内部にある電源端子台へ直接ケーブルを接続して受電する仕組みになっています。
      メーカーによっては、室内機でも室外機でも電源を受けれるタイプがあります。
      三菱は両方受電できるタイプなので、今回の現場では室内機側で受電しています。

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