故障でずっと使っていなかったエアコンの取替工事をご依頼いただき、本日工事にお伺いしてきました。
三菱電機 ムーブアイ搭載霧ヶ峰 MSZ-JXV4016S-Wと、汎用機 MSZ-GV2516-Wです。
既存機も三菱電機霧ヶ峰。
ただし、室内機2台に室外機1台のマルチエアコンタイプ。
リビングは天カセ1方向吹出しの4.0kwタイプ。
隣の和室は壁掛けタイプの2.5kw。
マルチエアコンなので、室外機は1台。
マルチエアコンは当時、新築時に上乗せ融資か補助金が出ていて、この頃の住宅には結構な確率でマルチエアコンが残っています。
メリットは室外機が1台なので、狭い場所には有効ですね。
ただし室外機が故障すると、全部屋冷房が効かないとか、恐ろしい事になります(^_^;)
...という訳で今回の取り替えは、マルチエアコンではなく、一般的なルームエアコンをお奨めさせていただきました。
はい、できるんです。
それに一般的なルームエアコンの方が、高機能で省エネなんですから。
リビングは天カセでしたが、ムーブアイ搭載フィルター自動掃除機能付きの壁掛形エアコンを設置します。
まずは配管穴を開けます。
この建物、軽量鉄骨なので、結構シビアな位置決めです(p_-)
背面板を水平に取付けます。
カーテンレールはどうしても当たるので、カットさせていただきます。
ここから電気工事に掛かります。
マルチエアコンの場合、室外機に1本200Vの電源があれば済みますが、ルームエアコンの場合は、各部屋に専用コンセントが必要なため、分電盤から各部屋へ2回路増設します。
ユニットバスの壁内をスルスルっと床下へ降ろして、床下を横引きして行きます。
これ、結構大変なんですよ。。。
室内の壁内は構造上ケーブルが通らないため、一旦通気口から屋外へ取り出して、スリムダクト内を立ち上げます。
はい、こんな感じでコンセント増設完了。
簡単に書いてますけどね、ほんと大変なんですよ。
床下で気失いそうになるくらい、汗だくでやりましたから(^_^;)
エアコン工事に戻ります。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。
外周りはこんな感じで完成。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
既存の天カセ室内機のみ残しました。
これ撤去すると、天井面に大きな開口部が残るんです。
これは今後、リフォームなどされる時に撤去していただきます。
「暑い時にすみませんでした。これで今年は涼しく過ごせそうです。」と、大変お喜びいただきました。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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