午前中、バタバタと太陽光発電システム用の売電力量計の取替工事にお伺いしてきました。
写真右が「買電力量計(四国電力持ち)」、左が「売電力量計(お客様持ち)」です。
電力量計には有効期限があり、満期を迎えるまでに取替えなければなりません。
買電力量計は、四国電力が定期的に取替えてくれますが、売電力量計はお客様の持ち物ですから、取替えはお客様負担となります。
通常、満期を迎える3ヶ月前くらいに、四国電力から取替えのお知らせが届くのですが、今回のお客様はお仕事がお忙しく、今まで忘れていたそうです。
お問い合わせいただいたのが先週。。。
中古の電力量計を再検定するには、3週間以上は必要なので間に合いません。
また、新品の電力量計も、太陽光発電システムの需要が増えているため、通常手配すると一ヶ月掛かります。。。
そこで頼れる仕入先にお願いして、まだ納期が先の物件用に保管していた電力量計を回していただける様になりました。
いい仕入先があると、ホント助かります。
で、当社も予定がパンパンで、いつお伺いできるかわからない状態でしたが、急遽本日、予約されていた工事日の変更がありまして、早速取替えにお伺いしてきました。
まず、主開閉器を遮断して宅内を停電(無負荷状態)させます。
宅内側は通電されていませんが、電力量計側は通電された状態(活線状態)なので、電線同士を短絡させないように既存の電力量計を取り外します。
また出ました・・・ 撚り線をそのまま。
電力量計への接続は、端子ビスをねじ込んで接続する訳ですが、撚り線は締め付けるとどんどんバラけて締まっていき、最悪は素線が折れてしまいます。
撚り線は棒端子を使うか、半田あげが基本です。
今回は棒端子の持ち合わせがないので、ガストーチを使って半田あげしました。
撚り線の隙間に半田を流し込むことで、棒端子の様になります。
新旧交代です。
こちらのメーターボックスは、化粧ボックスのため防雨性がありません。
なので、電力量計自体も「強化耐候性」の電力量計を使います。
有効期限も10年後となります。
新しい電力量計を取り付けて、端子に接続します。
感電防止のために低圧用ゴム手袋で安全対策を行い、トルクドライバーを使い規定トルクで端子を締めます。
送電前にテスターで電圧測定を行い、主開閉器を入れて送電します。
正常に電力量計が動作しているか確認を行い、フタを閉めて作業完了です。
後は、指示数や品番などを四国電力へ報告して完了です。
今回は仕入先の協力もあって何とか間に合いましたが、次回からはお早めのご相談をお願いいたします<(_ _)>
アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
この様なご依頼も、お気軽にご相談ください。
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