時間があったので、2004年に設置した自宅リビングのエアコンを分解洗浄しました。
実に5年ぶりです。。。(^_^;)
三菱電機 MSZ-ZXV50PS-W(2004年製)
当時の最上位機種で、吹出口のフラップや羽根が取り外せるので、比較的内部の方まで拭き掃除ができるタイプです。
今までいろんなお宅のエアコンを分解させていただいてきたので、「5年も経っていると、すごい事になってるやろなぁ」と思いつつバラしてみると。。。
写真では解かりにくいですが、吹出口周辺は比較的きれいで、やはり奥の方はホコリがいっぱい。
「ドレンパンはカビだらけかな?」と思ったら・・・
あれ? 思ったほどカビが少なくて残念?
さすがに熱交換器はホコリだらけ。
いや、掃除はマメにしてたんですが、この部分はプラズマ空気清浄の部品が付いているところなので、バラさないと掃除できないんです(^_^;)
ファンはホコリが薄く乗っている程度で、カビはありません。
この様に、機器内部にホコリは大量にあるが、比較的カビが少ないのには訳があります。
「防カビ仕様だから」・・・と思うでしょ?
違いますね。
大々的に「防カビ仕様」と謳っているエアコンでも、しっかり黒カビが繁殖しているのを目撃していますから。
理由は2つ(^^)v
1つは、常に「内部クリーン運転」をしているから。
冷房運転終了後に毎回「内部クリーン運転」を行っていると、機器内部が乾燥されてカビが繁殖しにくくなるためです。
��最近の機種には標準装備されているので、各メーカーの説明書をご確認ください)
もう1つの理由は、「IHクッキングヒーター」を使っているから。
そう、エアコンとはまったく関係の無いように思える、キッチンのコンロ。
ガスコンロだったら、3年も経たないうちにカビだらけになります。
��Hクッキングヒーターはナベや調理機材を直接発熱させるので、もれ火もなく、上昇気流も少ないので、油煙が部屋中に対流することがありません。
また、燃焼ガスによって空気が汚れたり、燃焼による水蒸気の発生がないため、リビングとキッチンが一緒になっていても、エアコンも部屋も汚れにくい訳です。
ここにも「IHクッキングヒーター」のメリットが見えてきますね。
さて、分解洗浄の話に戻ります。
アベ冷熱技研のエアコン洗浄(一般にはエアコンクリーニングと呼ばれています)は、室内機を取り外して、各パーツごと完全に分解してしまいます。
最近「エアコン分解洗浄」の広告を良く見かけますが、あれは室内機を取り外さないまま、分解できるところまで分解して現地で洗浄しているようですね。
業務用パッケージエアコンなら、それで十分洗浄できますが、家庭用ルームエアコンはそうは行きません。
ルームエアコンは機器をコンパクトにするため、各パーツ類がぎっしり詰められています。
そのため機器の裏や奥の方までは、高圧洗浄機でも洗浄剤が届きません。
すべてのパーツを洗いきるには、完全分解して丸洗いしかない訳です。
電気系統をすべて取り払うので、ホントの丸洗いができます。
高圧薬品洗浄で取れないスミッコの汚れも、ブラシやスポンジなどで細かく手洗いするので、ホコリやカビだけでなく、臭いまでキレイに取れます。
熱交換器(洗浄後)↓
ホコリで目詰まりしていた熱交換器も、スッキリ。
ボディ内部(洗浄後)↓
ピカピカになりました。
ドレンパン(洗浄後)↓
黒カビはどこへ行った?
ファン(洗浄後)↓
ホコリが薄くのっていたファンもキレイになりました。
洗浄が終わると、完全に乾燥させてから組立てし取り付けます。
「取付け」ですから、もちろん「真空引き作業」もします。
「真空引き」についての説明は、長くなるので割愛させていただきます。
知りたい方はアベ冷熱技研のホームページをご覧いただくか、ネット検索で「真空引き」と検索すると、ちょっと怖くなるような事まで勉強できます(^_^;)
真空引きが完了すると、試運転してガス圧測定を行います。
ガス圧正常値であれば、工事完了となります。
5年間の汚れが取れ、気持ちよく深呼吸ができます。
みなさん、食べ物には気を使ってますよね。
同じ様に、体に吸い込む空気にだって気を使いたいものです。
分解洗浄の動画が見れます↓
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
0 件のコメント:
コメントを投稿