いつもお世話になっているFB友さんから分電盤取替えをご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

「実家の分電盤が古いので取替えてもらいたい」とのご依頼です。
既存の分電盤は松下電工製。


主幹の製造年は2000年製ですから、25年目。
分電盤の内蔵ブレーカの取替え推奨時期は、製造後約13年とされています。


ブレーカーは見た目では故障しているかどうかは判断できません。
定期的にテストボタンを押して動作するか点検する必要がありますが、ほとんどの方がやりませんね。
あと、古いブレーカーの場合、テストでトリップさせると、その衝撃で故障して電源が入らなくなることがあるので要注意です。
メーカーなどが定める推奨時期に取替えるのが一番安心ですね。
では作業に掛かります。
既存盤を撤去する前に、分岐ブレーカーの行き先表示がないため、先に回路の行き先をすべて調べておきます。(これがめちゃめちゃ時間が掛かります)

ケーブルを共噛まししているのが2系統あるので、今回これらも振り分けます。
既存盤を撤去していきます。
停電作業のため急ぎたいところですが、一次側ケーブルを接続しているビスが固着してまったく回りません...


大汗かきながら、なんとかビス3本外して撤去。
盤を外したら大きな開口が現れました。


新しい盤の方がコンパクトなので、開口部が隠れるか微妙でしたがなんとか。


各ケーブルを間違えない様に接続していきます。
今回の盤には感震ブレーカーの搭載をご提案させていただきました。

感震ブレーカーは震度5強以上の地震を加速度センサーで感知すると、3分後に分電盤の主幹ブレーカを強制OFFにして、宅内の電気を遮断します。


擬似的に漏電を起こして、ブレーカーを遮断する仕組みです。


地震の際に起こる火災のほとんどが、電気の漏電やコード短絡による発火が原因とされています。
そのため、避難する前にブレーカーを切りましょうと周知されているのをご存知かと思いますが、この感震ブレーカーはそれを自動的に遮断してくれるものです。
地震の際はパニックになっていますから、これはとても有効ですね。
大切な家財を失わないために、防災士の阿部からお奨めさせていただいています。
パナソニック 感震ブレーカー
「お忙しいのに、ありがとうございました。息子がね分電盤が心配やって、阿部さんならちゃんとしてくれるけん言うてやってもろたんですよ。年寄りやけんね、これで安心やわ。」と、大変お喜びいただきました(^^)


ちなみに、各回路の行き先表示はパソコンで作成して、後日差し込みにお伺いさせていただきます。
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿