初めてのお客様のご依頼で、2台のエアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2223-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。
既存機は富士通ゼネラル製が2台。
こちらは2008年製。15年お使いです。
こちらも富士通G製。
2003年製。なんと20年お使いでした。
実は量販店でエアコン購入されて、取替工事に来た業者さんが既存機の設置状況を見て、「持ってきているエアコンは高さが合わない(高さ30cm)ので、取替えできません。高さの低い機種(高さ25cm)でないと無理です。」と言われて、持ち帰ったそうです。
その後の業者さんの対応に不信感を持ったお客様は、いろいろと調べられてアベ冷熱技研へご相談いただきました。
確かになかなかタイトな感じです。
お客様は、あまり使わない部屋なので安価な機種が良いとの事です。
東芝や富士通Gのであれば、安価な機種で高さ25cmのものはありますね。
でも現地調査をさせていただいて、三菱霧ヶ峰のGVタイプでもいけると判断させていただき、ご依頼いただきました。
では、作業に掛かります。
本日は午後から雨の予報なので、かなり気が焦る状況でのスタートです。
2台とも2階で、既存の配管化粧カバーは流用をご希望です。
室外機はこういう状況。
基本的にガスボンベとは離隔距離を置かないといけませんが、ここにしか置くところがないので、取替えも既存の位置に置くしかありません。
お客様にはガス屋さんにご相談される様、お伝えしておきました。
(ガス屋さんの判断で、隔壁を設置する場合があります)
既存機を撤去していきます。
既存のダクトは未来工業製。賃貸アパートなどによく使われているタイプですが、結構扱いにくいです。
扱いにくい上に、外壁塗装された際にペンキ屋さんがダクトも塗っているため、隙間に塗料が吸着していて、外すのに一苦労です...
撤去完了です。
配管穴にはスリーブが入っていません。 あれ???
なにか柱の様なものが見えると思ったら、筋交いの真ん中を貫通してしまっていますね。
残念です。どうすることもできません。
気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を設置。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
天井面と室内機の隙間は、45mmほどです。
高さ30cmの室内機でも設置できました。
修理などのメンテナンスを考えると50mm以上は確保したいところですが、穴の位置が決まっていますから。
そもそも霧ヶ峰はそんなに頻繁に故障しないので。
既存のダクトも割れることなく、流用できました。
手で触った跡が残らない様に、雑巾で拭き上げておきました。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
既存ダクトの経路が気になりますが、流用なので仕方ありません。
試運転を行い、異常がないことを確認して1台目完了。
ここで昼休憩というところですが、雨が気になるので昼食を取らずに作業を進めます。
2台目の配管ルートはこんな感じ。
いやぁ、これどうしよう~...
室外機もなぜこんなところに...
化粧カバー流用なので、同じルートで同じ位置に設置します。
ハシゴはまともに掛からないので、斜め掛け。
光ケーブルや電話線、電源ケーブルの引込みが密集しているので、かなり神経を使います。
撤去完了。
こちらも同じく、筋交い貫通。同じ業者さんですかね?
こちらの穴はまた一段と高めで、試練を与えてくれます。
気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
背面板を設置。
配管穴と背面板の下面の位置関係はこんな感じです。
ドレンが逆勾配になるんじゃないの?と思われるかも知れませんが、霧ヶ峰ならこのくらいは全然許容範囲です。
だから高さ30cmでも取付可能とお答えができるんです。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
この隙間に配管を通して、ダクトカバーを元通りにするのはかなり大変でした。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
あとは試運転を行い、異常がない事を確認して、すべての工事が完了です。
こちらの天面も、このくらいのスペースは確保できました。
雨も降る降る詐欺状態で、一瞬ポツポツってきたくらいで終わって良かったです。
「キレイに取付けていただいて、化粧カバーもそのまま使っていただいて、ありがとうございました。霧ヶ峰が付けれるとは思ってなかったんで、相談して良かったです。またお願いしますね。」と、お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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