県外にお住まいの賃貸マンションオーナー様のご依頼で、マンションの空き部屋にエアコンとドアホンの取付けにお伺いしてきました。
機器類は既に配達されています。
梱包されているので新品かと思ったら、中古品の様です。
嫌な予感しかしません...
取付ける場所はこちら。
一般的なマンションの構造です。
では作業に掛ります。
専用コンセントはありますが...
アース端子が無いので外してみると、裏側で遊んでいました。
アース端子付きコンセントへ取替えておきます。
さて、中古のエアコンですが...
ナットがきちんと締められていなかったため、配管周りはオイルが漏れ出してベトベトです。
まずはこのベトベトの拭き取りからスタートです。
かなりの時間がここで費やされてしまいます。
なので阿部は、他社が取外したエアコンを触るのが一番キライです。
気を取り直して取付けスタート。
位置決めをして、背面板を設置。
なんかおかしいなぁと思って、廻り縁に水平器を当てると傾いていました...
廻り縁に合わせると、逆勾配になって水漏れの原因になりますから、背面板は水平に取付けておきます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管はテープ巻き仕上げ。
室外機側のバルブのところも、オイルが付いてテカっています。
ガスが残っているのか、不安になりますね。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると、試運転を行います。
ガスは大丈夫な様です。良かったですね。
ベランダ周りはこんな感じで完成。
さて、エアコンだけじゃありません。
既存の100Vチャイムを、テレビドアホンに取替えて欲しいとのご希望です。
最近物騒ですから、テレビドアホンじゃないと心配ですよね。
取付けるドアホンは新品の様で安心しました。
既存のチャイムがこの位置なので、下に下げないといけませんね。
チャイムを外してみたところ、あれ?
2芯線しかありません...
電源回路と押し釦回路で、2芯線が2系統なければいけないのに。
どうも、天井裏で結線されている様です。
幸い、チャイムの裏側がユニットバスの点検口なので、覗いてみました。
天井裏は換気扇のダクトと水道管が入り混じっていて、頭を入れるのがやっとです。
ダクトの向こう側に、たくさんのケーブルが集中して結線されています...
ダクトの隙間に腕を入れ込んで、スマホでなんとか撮影。
見つけました!ありがたい!行き先を記入してくれています。
ここからが大変でした。
狭いスペースで電源側と押し釦側の回路分けを行って、ケーブルを延長しました。
既存のチャイムの位置から立ち下げて、モニターを取付けるところを開口。
カメラ付きドアホンに取替えて。
モニター本体を設置。
あとは初期設定を行って、通話ができる事を確認して作業完了です。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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