はぃ。タイトルの通りです。
量販店で言う「標準工事」というのがほとんどない、アベ冷熱技研のお仕事です(u_u*)
本日は、以前、会社のエアコン取替工事をご依頼いただいたお客様から、ご自宅のエアコンの取替えと新設をご依頼いただき、お伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-ZXV6321S-W ムーブアイmir.A.I+搭載霧ヶ峰と、
三菱電機 MSZ-GV2220-W スタンダードモデル霧ヶ峰の2台をお買い上げいただきました。
既存機はパナソニック製の5.6kwモデルでした。
2016年製で動いてはいますが、不具合が多いのと少し能力不足なため、取替えの方向でご相談いただきました。
ところがですね、既存機はこんな感じで取付けられていました。
まぁ、傾いてるのは取付けた人の技術のなさを物語っている訳ですが、この幅はどうなんですか?
右端は棚があります。
左側は畳の間になっていて、少し天井が下がっています。
左側は畳の間になっていて、少し天井が下がっています。
これ、このパナソニックのコンパクトなボディだから収まっていますが、現行機種ではここに収まりません。
「ここをどうしようか」という事で、阿部にご相談いただきました。
当初、「ダイキンの空気清浄機能の付いたエアコンに取替えたいんですけど。」というお話でしたが、三菱霧ヶ峰をしっかりとご説明お奨めさせていただいて、お客様ご納得の上、霧ヶ峰でご注文いただきました。
このBlogを長くご覧いただいているみなさまにはご理解いただいていると思いますが、阿部はダイキンをお奨めしません。
これ書き出すと、原稿用紙50枚くらい軽く書けるくらいダイキンには嫌な思いをさせられてきましたから。
そんな製品を、大切なお客様にお奨めする訳にはいきませんね。
それから、本気で空気清浄したいのであれば、エアコンにオマケの様に搭載されている機能では役不足です。
空気清浄機は空気清浄機として、単体で高性能なものが販売されていますから、ぜひそれをご購入されるのが一番です。
エアコンには、故障の原因になる様な余計な機能は必要ありませんね。
あ、すみません、長くなりました...
では作業に掛かります。
パナソニックの取替えは、1階リビングです。
室外機は地上置き。
化粧カバーはチンチクリン、配管キチキチ、プラロックは半分土に埋まっています。
量販店施工がこんな感じですね。
銅管は熱伸縮するので、余長がないと負荷が掛かりますね。
接続されているケーブルは、冷房能力5.6kwで200Vなのに1.6mmを使っています。
メーカーの指示サイズは2.0mmです。
たまに室外機が燃える記事がニュースとかで上がってきますが、こういうのが原因だったりもします。
既存機を撤去しました。
下り天井までは、785mm。
標準的な室内機の幅は、790mm~800mmです。
さすがに室内機を削るとかは考えられません。
そもそもこの穴の高さは何を基準にしてるんですかね?
天井から配管穴の下面まで、310mmしかありません。
新しい室内機の左側を下り天井の高さに合わせると、穴の位置関係はこんな感じになります。
この配管穴は、この建物を建てた建築会社が先に開けていたものです。
ハッキリ言いますね。
施工不良です。
お客様には事前に工事方法をご説明させていただいていているので、この様に進めていきます。
元の穴は、アルミテープでしっかりと塞ぎます。
元の穴は、アルミテープでしっかりと塞ぎます。
位置決めをして、背面板を設置。
全体的に下に下げて、少し左へ寄せています。
新しく配管穴を開け直します。
気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
外壁側から見ると、こういう位置関係です。
室内機を左へ寄せたのは、配管穴の縦りを揃えるためです。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
左上はこんな感じです。
配管化粧カバーも新しいものに取替えます。
左上はこんな感じです。
配管化粧カバーも新しいものに取替えます。
既存の配管穴はキャップをして、雨水が入らない様にコーキングしておきました。
建物がまだ新しいので残念ですが、仕方ありません。
「裏の方なんで、大丈夫ですよ。」との了解をいただいています。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してリビングが完了です。
午後からは2階へ。
作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してリビングが完了です。
午後からは2階へ。
え?...この配管穴の位置って、もしかして...
いやぁ、これも酷いものです...
いやぁ、これも酷いものです...
コンセントの位置を間違えたのか、配管穴の寸法取りを間違えたのか、これで普通に取付けれるとでも思ったんですかね?
コンセントを交わして背面板を当ててみると、こんな感じです。
出来上がっているものは変えようがありません。
出来上がっているものは変えようがありません。
やれる様にやるしかありません。
あまりやりたくないんですけど、背面板の一部をカットして取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
室内機を取付けて初めて気がついたんですけど、室内機が浮いてる様に見えますね。
室内機を取付けて初めて気がついたんですけど、室内機が浮いてる様に見えますね。
実は壁が波打ってます...残念ですねぇ...
大丈夫ですか?この建築屋さん。
2階なのでハシゴ作業です。
このくらいのスペースがあれば、安全にハシゴ作業ができますね。
こちらもスリムダクトで化粧仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りはこんな感じで完成です。
泥ハネ軽減のため、プラロックの下にブロックも敷いておきました。
作業が終わると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
朝9時スタートで、夕方5時過ぎまで掛かってしまいました...
一人作業で、細々と修正やらあったので、どうしても時間がかかりますね。
「きれいに取付けてもらって、ありがとうございました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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