2020年6月16日火曜日

取外してみて解る残念な施工不良のエアコンを完全分解洗浄

6年前に一度、エアコン分解洗浄をご依頼いただいたお客様から、製造10年を迎えるので再度洗浄のご依頼をいただきました。

日立アプライアンス RAS-S63Z2(2010年製) フィルター自動掃除機能付きタイプ
パナソニック CS-222CFR-W(2012年製) 標準タイプ


まずは取外しにお伺いします。
配管穴にはスリーブが入っていません。

入れようと思っても筋交いが奥にあるのと、筋交いを避けるために斜め右下へ向けて配管穴が開けられているからです。


そもそも、室内機の下面を天井面から400mmにすれば、筋交いに当たることはありません。
それに、もっと右へ寄せて配管穴を開ければ、完全に交わすことができます。
まぁこのコンセントの高さも問題ありですけど...

リビングの方は6年前にも洗浄させていただいたものです。


これは以前取外した際にも見ましたが、完全にカットしてしまっています。
残念ですね。
この辺は室内機を外してみないと見えないところです。
こうやって数年後に他の業者さんに見られると思えば、気を引き締めて施工に当たらないといけませんね。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


日立 熱交換器


日立 ボディ内部


日立 ドレンパン


日立 ファン


パナソニック 熱交換器


パナソニック ボディ内部


パナソニック ドレンパン


パナソニック ファン


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してパナソニックのが完了。


日立の方に取り掛かります。
配管穴が斜めに開いているので、かなり取付けに苦労しますが、なんとか室内機を設置。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


前面パネルを取付け様と思ったら・・・え?
引掛け部がポロッと取れてしまいました...(´;ω;`)

日立のこのタイプ、いつもこの部分が貧弱で、重たい可動パネルを支えるのによく折れないもんだと感心してたんですけど、今日始めて折れたのを見ました...
日立って重厚なイメージがあると思いますが、結構こういうところは情けない造りになっています。

仕方ないのでアロンアルファで補修しましたが、可動部ですし、あの重たいパネルを支える部分ですから、また折れる可能性はありますね。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「わぁ、結構汚れてましたね。きれいにしていただいて、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

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