現在、県外にお住まいのお客様からのご依頼で、松山市内のご実家の敷地に新築されて帰省されるとの事で、アンテナ新設工事のご依頼をいただきました。
マスプロ電工製UHFアンテナ スカイウォーリー(ブラックブラウン色)と、4K8K対応BSアンテナです。
こちらのお宅、大手住宅メーカーさんなので、テレビ受信設備とネット・LAN・電話設備が、1階の情報ボックス内に納められています。
カバーを外すとこんな感じです。
この中に既にブースターが内蔵されているので、ブースターは支給品となります。
ブースター本体が1階のこの位置ですから、アンテナを取付ける場所にはUHF用とBS用の2本のケーブルがあるハズです。
ところがですね、2階南側のベランダには1本しかケーブルが出ていません?
おかしいなぁ... 下見に来た時には2本出てたし、お客様とも確認しましたよ?
現場監督さんがいらっしゃったので確認してみました。
「もともと、ここは1本ですよ。BS用にケーブルを1本出しています。」
え?2本に見えたのは、先っぽを配管に差し込んでいただけなんですかね?
じゃぁもう1本はどこにあるんですか?
「こちらに。」
うわぁ... まったく裏側の引込点のところにあります...
これ、CATVにするつもりだったんじゃないですか?
明らかに建築業者さんとお客様の打ち合わせミスですね...
さてどうする?
ところで、ここにBSアンテナ取付ける設計とか、おかしいと思いませんか?
監督さん、ここにBSアンテナ取付けて、受信できると思います?
「あ... 軒先がだいぶ出てますね...」
あ。じゃないです。
あ。じゃ済みません。
さてさて、どうする??
ベランダ側にはケーブルが1本しかありません。
お引越しは明日です。
今日中に完成させないと、明日からテレビが見れません。
ここにBSアンテナを付けても軒先が邪魔して受信できませんから、ここに地デジアンテナを取付けます。
BSアンテナをどうするかは、地デジアンテナの取付けが終わってから考えます。
まずは取付金具をしっかりと取付けます。
UHFアンテナを取付けて、松山本局を狙います。
ロケーションは最高で、目視で松山本局が確認できます。
これなら軒先が出ていても、十分受信できます。
受信レベルは最高です!
まったく問題なしに、地デジが受信できました。
UHFアンテナはこんな感じで完成です。
ブラックブラウン色なので、外壁に溶け込みますね(^^)
さて、BSアンテナをどうしますかね?
現場監督さんと話し合いながら、可能性を探っていきます。
1階小屋裏が点検できる点検口は見つけましたが、かなり大掛かりになりそうです...
「そう言えば、母屋の方へLANケーブルを通した配管があります。あれを利用できませんか?」と監督さん。
おぉ、これなら情報ボックスから屋外まで配管内にケーブルを通す事ができますよ(・∀・)
しかも情報ボックスから最短距離です!
カバーを外すと、おっと、これはいい感じです。
CD22というワンサイズ太い配管ですから、S5C-FBケーブルも十分通りそうです。
通してみますね。
キタキタ(*´艸`*)通りました。
上手く行きそうですよ。
この位置で受信できるか、事前にBSアンテナを手で持ってレベル確認。
いいレベルが出たので、位置決めをして壁面金具を取付けます。
BSアンテナを取付けて、BS衛星を狙います。
隣の建物が気になりましたが、まったく問題なくエラーフリーです(*^^*)
BSアンテナ周りはこんな感じで完成。
結果的に、建物の裏側で目立たない場所に設置できたので、災いを転じて福となすですかね(^^)
アンテナ周りが完了すると各部屋で受信レベルを見ながら、ブースターの出力レベルを調整します。
地デジ・BS共に、エラーフリー。
かなりいいレベルが出て、久々に納得のいくいい環境ができました(*^^*)
通り沿いから外観を見ると、こんな仕上がりです。
結果的にBSアンテナは建物裏側に設置できたので、建物の印象が崩れずに良かったですね。
「いやぁ、面倒掛けましたね。追加料金がいるなら取ってくださいよ。きれいにしてもらって、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>
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