腰痛は少しずつ回復に向かっていますが、実は先週の金曜日から微熱が出てお腹の調子が悪く、まったくチカラが入らない状態で、土日は工事も延期させていただいて寝ておりました。
昨日は現場へ出ましたが、おかゆとうどんしか口にしてない状態ですから、まともに体が動いてくれません...
そんな中、本日は一日掛けて、LAN配線工事にお伺いしてきました。
先月末に下見にお伺いしていました。
こちらのお宅、借家だそうで、今回入居されるお客様からのご依頼です。
ダイニングにCATVのネットケーブルが残置されていました。
ここにNTTの光ケーブルが来て、ここから2箇所のお部屋へLANケーブルを新設してほしいとのご希望です。
2階のお部屋にはコンセントのみ。
リビングの方も、コンセントのみの場所へご希望です。
空配管などはありませんから、壁内や天井裏を通しての隠蔽配線となると思っていました。
ところがですね、調査を進めるとこのお家、1階も2階も全面床総貼りで、床を貼った後に壁などの間仕切りをしているため、一切壁内は通りません。
天井面も同じ様に総貼りなので、天井裏が見えても意味がありません。
一通り調査を終えて、現状をご説明。
「借家」という事で、一旦は「無理ですね」とお伝えしました。
かなり落胆されていらっしゃったので、よくお話をお聞きすると、大家さんからはどんなにしてもかまわないと言う事で契約しているとの事。
ひとつ方法はあります。
この床下から入れば、なんとか...
ただし総貼りなので、床下へ入ってみて、下から壁内に向けて穴が空けれればと言う条件です。
はぃ。これやってみないと判りません。
失敗するかも知れません。(過去に一度失敗してるので本当はやりたくありません...)
一か八か。
それと2階への立ち上げは、一旦外部へ出して、外壁を塩ビパイプで立ち上げると言う形になります。
すべて大家さんに許可を取っていただく必要があります。
それでもやりますか?
後日、「許可をいただきましたので、よろしくお願いします」とご連絡いただき、本日お伺いしてきました。
既にお引越しが完了して、光ケーブルも入っている状態でのスタートです。
お腹がグルグル言ってますけど、丸一日この床下で格闘となります...
床下を這って、ダイニングのコンセントの床下へ到達。
基礎があるので、斜めギリギリを狙って壁内へ向けて穴を開けていきます。
ダイニング側は難なく貫通。
リビング側で手こずります...
ここで2時間格闘。
充電ドリルのバッテリーも、投光器のバッテリーも切れて、ヘッドライトのみ。
首はむち打ち状態、腕と肩は筋肉の筋が全部切れたんじゃないかというくらいの激痛で、阿部もここでチカラ尽きそうです...
床から出て、コンセントの開口部からスマホのカメラを差し込んで撮影。
うわぁ...床部分に厚み4cmほどの角材が敷かれています...
これでは貫通できない訳です。
一旦、「ここ無理です」とお伝えして、昼食休憩に入りました。
昼食後、「もう一回だけやってみますね」と床下へ。
首の限界。腕の限界。背中は攣っています。
数回、角度を変えてドリルを回していると、ふっと軽くなりました。
「貫通した!」という気持ちより、「うわ、しまった」という気持ちが先に...
過去の嫌な記憶が蘇ったのですが...
良かったです!
なんとかギリギリ壁内に貫通!
数ミリ違えば反対側の壁を突き抜けている場所に。
体が痛いのと、気持ちが開放されたので、写真撮るの完全に忘れていました。
各箇所の穴開けが完了すると、各箇所へ向けてPF管を通していきます。
これも延々と上向きにサドルで留めていきます。
もう首とか腕の痛みは麻痺して、体全体が震えています...
2階へは、一度外部へ取り出して、
塩ビパイプを使って、コンセントのところまで立ち上げます。
配管工事が完了すると、LANケーブルを入線していきます。
配管があれば、入線なんかはスルスルと通っていきます。
LANモジュラを取付けて、LANチェッカー本体を接続。
リビング側で導通ターミナルを接続し、異常がない事を確認。
2階のお部屋も確認して完了、お引渡しです。
朝9時過ぎスタートで、夕方7時前まで掛かりました...
LAN工事でここまで掛かったのは初めてで、貴重な経験をさせていただきました。
「ありがとうございます。リビングは難しいと言われてたのに、できたんですね。え?配管も入れてもらったんですか?ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研では、この様なネット・通信系の工事もお引き受けできます。
お困り事などありましたら、お気軽にご相談ください。
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