エアコン分解洗浄が続いていて、腰痛が酷くなってきた阿部です(T_T)
洗浄は中腰で作業するのと、冬場は体温が下がるので水仕事は一気に腰にきますね。
そんな中、本日もエアコン分解洗浄が完了しましたので、再取付けにお伺いしてきました。
三菱電機 MLZ-W405AS(2016年製) 2方向天井カセット形ハウジングエアコン。
日立JC空調 RAS-ZJ28F(2016年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。
こちらのお宅はマンションです。
2年ほどしか使われていませんが、「エアコンつけたら何とも言えない臭いがするんです」との事でご依頼いただきました。
確かにポンプダウン運転の時に、微妙な香りがしていました(^_^;)
ポンプダウンしてフロンガスを室外機側へ回収後、室内機を外していきます。
あれ?背面板の受け部が錆びていますよ。
断熱材がきちんと巻かれていないですねぇ...
この部分の断熱材は隙間なくきっちりと巻いていないと、隙間から湿気が入り込んで、冷媒配管が結露して露たれを起こします。
この水分のせいで、先ほどの背面板が錆びていた様です。
いわゆる、施工不良ですね(p_-)
異臭の原因は何でしょうね?
天カセの吹出口や奥の方にはカビが見えますけど、カビ臭とはちょっと違います。
天カセと壁掛けとでは、少し臭いの感じが違いますね。
壁掛けの方もファンにカビが付いていますが、カビ臭とはまた違います。
とりあえず、お預かりした室内機を分解していきます。
この2方向天カセタイプは、V形になった熱交換器が2つ内蔵されています。
ファンは、V形の熱交換器に囲われる様にセットされています。
なので、こうやって分解しないとファンを洗うことはできない構造になっています。
電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
いつもの様に一通り洗いましたが、ちょっと臭いが気になるので2回洗浄してみました。
乾かしている途中で熱交換器を嗅いでみると、かすかに臭いが残っています...(´・ω・`)
どうしても気になるので、熱交換器を一晩、洗浄液に漬けておいてみました。
翌朝、もう一度高圧洗浄機で洗い流して、やっと落ち着きました。
かなり洗い流したので、熱交換器からの水飛びが発生しない様に対策をしておきました。
ここは企業秘密です(*^^*)
天カセ 熱交換器↓
天カセ ボディ内部↓
天カセ ドレンパン↓
天カセ ファン↓
壁掛け 熱交換器↓
壁掛け ボディ内部↓
壁掛け ドレンパン↓
壁掛け ファン↓
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
腰が折れそうなんですけど... 19kgの室内機をバンザイの格好で天井へセット(T_T)
配管類を接続します。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認。
壁掛けの方も取付けていきます。
断熱材は隙間なくしっかりと巻き付けます。
その上からフェルトテープを巻いて、結露対策を行います。
こちらも配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
臭いの原因は解りませんでした。
アロマを焚いてるお宅や、お線香の匂いなども、取れにくいですね。
あと最近多いのが、香り付きの洗剤で洗ったものを部屋干ししていたり、消臭剤スプレーをよく使われていたりすると、化学的に合成された香料がアルミの熱交換器に付着反応して、異臭になることもあります。
これらの臭いは、一度付着するとなかなか取れませんね。
「結構カビも生えてたんですね。他の部屋もあるんで、またお願いします。ありがとうございました。」と、お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
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→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
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