2015年2月7日土曜日

施工不良のエアコン・・・再修理???

まずは、以前の記事をご覧いただければと。。。

2014/08/21/Thu 「え?プロの工事?施工不良のエアコン修理作業 」

昨年8月に修理させていただいたお客様から、「暖房が効かなくなったので、できればもう一回阿部さんに見てもらいたい」とご連絡いただきました。
点検にお伺いして、ガス圧を測定しようとゲージを当てると・・・

ダメだこりゃ。。。
無いに等しい。。。

どこから漏れているのか探ります。

半年そこそこでほぼ全量漏れるなら、リークテスターでかなりの反応が出るハズですが、全く反応せず。。。

かなり悩んでふっとスリムダクトに目が行きました。


カバーを剥ぐって見ると・・・

「あった!!!」
オイルまみれになった接続箇所が見つかりました!

この室内機、かなり無理して取付けられています。

スペースの狭い窓上なので、後方接続ができなかったんでしょうね。(わたくしは前回苦労して接続しましたけど)
室内機に短い配管を先に接続しておいて、外側で繋いだんでしょう。

この時点でお客様に、「施工不良ですから、施工された業者さんに手直ししてもらうべき所ですが、どうされますか?」とお聞きしましたら、「信頼できる業者さんにお願いしたいので、阿部さんお願いします。」とご依頼いただきました<(_ _)>

では作業に掛かります。
ユニオン継手で接続されていますね。


フレアを外して見ると、これは酷い。。。

前回も凄かったですが、改めて凄い。。。

フレアを再加工します。


フレア内面は、このような鏡面仕上げでなければいけません。

ここがパッキンに役目をしますから、当然ですよね。

トルクレンチを使って、規定トルクで締め付けます。


配管接続が完了すると、電動真空ポンプを使用して配管内部を真空乾燥します。


真空引き後、フロンガスを充填していきます。


外気温が低いので、冷房運転しながらジワジワと充填。


規定量・規定圧まで充填完了です。


あとは、暖房運転に切り替えて、暖かい風が出るのを確認いただいて、お引き渡しです。

「おぉ、暖かくなりました。ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました。

今回の再修理、まさかの位置でガス漏れでしたが、前回見破れなかった自分も未熟でした。。。
これからは、他人の工事はすべて疑って掛かる事にいたします(^_^;)
作業中、元請けの建築屋さんもいらっしゃって、フレア部分を写真に収めて帰られました。
施工された下請けさん、どうなるんでしょうね?
しっかり勉強されていただければと思います。

アベ冷熱技研は、「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が点検・修理を行いますので、お気軽にご相談ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿