まずは、以前の記事をご覧いただければと。。。
2014/08/21/Thu 「え?プロの工事?施工不良のエアコン修理作業 」
昨年8月に修理させていただいたお客様から、「暖房が効かなくなったので、できればもう一回阿部さんに見てもらいたい」とご連絡いただきました。
点検にお伺いして、ガス圧を測定しようとゲージを当てると・・・
ダメだこりゃ。。。
無いに等しい。。。
どこから漏れているのか探ります。
半年そこそこでほぼ全量漏れるなら、リークテスターでかなりの反応が出るハズですが、全く反応せず。。。
かなり悩んでふっとスリムダクトに目が行きました。
カバーを剥ぐって見ると・・・
「あった!!!」
オイルまみれになった接続箇所が見つかりました!
この室内機、かなり無理して取付けられています。
スペースの狭い窓上なので、後方接続ができなかったんでしょうね。(わたくしは前回苦労して接続しましたけど)
室内機に短い配管を先に接続しておいて、外側で繋いだんでしょう。
この時点でお客様に、「施工不良ですから、施工された業者さんに手直ししてもらうべき所ですが、どうされますか?」とお聞きしましたら、「信頼できる業者さんにお願いしたいので、阿部さんお願いします。」とご依頼いただきました<(_ _)>
では作業に掛かります。
ユニオン継手で接続されていますね。
フレアを外して見ると、これは酷い。。。
前回も凄かったですが、改めて凄い。。。
フレアを再加工します。
フレア内面は、このような鏡面仕上げでなければいけません。
ここがパッキンに役目をしますから、当然ですよね。
トルクレンチを使って、規定トルクで締め付けます。
配管接続が完了すると、電動真空ポンプを使用して配管内部を真空乾燥します。
真空引き後、フロンガスを充填していきます。
外気温が低いので、冷房運転しながらジワジワと充填。
規定量・規定圧まで充填完了です。
あとは、暖房運転に切り替えて、暖かい風が出るのを確認いただいて、お引き渡しです。
「おぉ、暖かくなりました。ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました。
今回の再修理、まさかの位置でガス漏れでしたが、前回見破れなかった自分も未熟でした。。。
これからは、他人の工事はすべて疑って掛かる事にいたします(^_^;)
作業中、元請けの建築屋さんもいらっしゃって、フレア部分を写真に収めて帰られました。
施工された下請けさん、どうなるんでしょうね?
しっかり勉強されていただければと思います。
アベ冷熱技研は、「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が点検・修理を行いますので、お気軽にご相談ください。
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