2011年8月25日木曜日

IH設置&専用コンセント増設工事

お昼から、IHクッキングヒーターの設置と電気工事にお伺いしてきました。

既存のガスコンロです。

以前にも同タイプのシステムキッチンにIHを設置しましたが、苦労した記憶がよみがえりました。
お客様がこのシステムキッチンのメーカーに、IHに取替え可能か問い合わせされたそうですが、「規格が同じですから大丈夫です。」と回答されたそうです(T_T)
そのメーカーさんに、「入れれるもんなら入れて見ろ」と言ってみたいもんです。

まずは「ビルトイン」と言うより、ガッチリ固定されているガスコンロを、汗だくになって取外します。

ガス管は、午前中にガス屋さんが撤去してくれていました。
・・・コンロも外してくれて良かったんですが(^_^;)
上部に変な開口があるし、開口寸法も通常規格より少し大きいのですが、四隅のRが大きすぎて、加工しないとIHは入りません。。。

とりあえず電気工事に掛かります。

洗面所に設置されている分電盤から、壁内にケーブルを下して床下へ通すのですが、基礎根太材が邪魔をしてケーブルが通りません。

お客様に許可をいただいて、壁の足元の方を開口し、ドリルで根太を斜めに貫通してケーブルを通します。


ケーブルを通した後の開口部は、カバープレートで塞ぎます。


キッチン側へ戻り、接地棒を敷設してアースを取ります。


床下を通ってきたケーブルとアース線を、床下から立ち上げます。


キッチン収納の裏側からケーブルを立ち上げ。


200V30AのIH専用コンセントを設置。


分電盤に30Aの専用ブレーカーを取付けて、電気工事完了。


ここからが大変。。。

このRをカットしないとIHが収まりません。

以前は金切りノコで辛い思いをしながらカットしたんですが、今回はグラインダーでカット。

火花と切り粉が大量に出るので養生が大変でしたが、なんとか4箇所切り取り完了。

IHをセットして、コンセントを差し込みます。

後は電源が入るかどうか確認して、お引き渡しです。

Panasonic製 KZ-J75XS 75cmワイドタイプ お客様支給品です。

ご相談いただいた当初は60cmタイプをご検討されていましたが、開口寸法が大きいため75cmタイプをお奨めしました。
上部の変な開口部は、とりあえず手持ちのアルミテープで塞ぎました。
板金屋さんにフタを作ってもらう様にお奨めしたのですが、「テープで十分やねぇ」と言う事でこのまま。。。

特殊なシステムキッチンで苦労しましたが、お客様に喜んでいただけて良かったです。
アベ冷熱技研は、四電エナジーサービス認定「でんのすけショップ」です。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

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