初めてのお客様のご依頼で、LANケーブルの配線工事にお伺いしてきました。
今回のご依頼は、1階リビングに光ONUと無線ルーターが設置されていて、2階のパソコンのネット接続を、無線でなく有線で行いたいというご希望です。
まずはできるかどうか現地調査へ。
リビングのテレビの脇にネット機器とルーター、電話機が置いてあります。
大体のお宅は、浴室の点検口のところにテレビ関係の機器や、電話の配管がまとめられています。
ちょうど目の前に、黒い電話用の空配管も見えますね。
しかしこの配管... これは後ほど。
この建物は在来工法とはちょっと違うため、リビングから浴室の天井裏までケーブルが通ったとしても、梁と床板の隙間がまったくないため、2階への配線立ち上げができません。
なので、この点検口は今回の作業にまったく利用できません。
リビングのコンセントを開けてみると、引込側の配管だけでなく、もう一本空配管が見えます。
これも引込み側なんだろうなと思いましたが、どうにか利用できないか行き先を調べてみます。
※図面見たら解るだろ?と思う方がいらっしゃるかも知れませんが、こういう電話配管は図面に記載されていません。
外のキャビネットのところを確認すると、防雨カバーが二つ。
左側に切断された光ケーブルが垂れ下がっていたので引っ張ると、スポッと抜けてしまいました。
もしかしてと思って、先ほどの浴室の点検口にあった空配管に呼び線を入れてみると...
あぁ、やっぱり。この配管は、浴室の点検口と繋がっていました。
この管は使えませんね。
という事は、リビングの空配管は右側の防雨カバーかな?と思ってはぐって見ると...違いますね。
リビングの空配管はどこへ...と思って見上げると、2階の引込点のところにも防雨カバーが。
2階の点検口から、屋根裏を探ってみます。
ありました!黒い電話の配管が。
下から立ち上がって来て、屋根裏を横引きして引込点の方向へ向かっていました。
この配管を利用すれば、リビングから2階の屋根裏までLANケーブルを立ち上げることができます。
2階の屋根裏まで立ち上げれば、あとは壁の中を通してコンセント付近まで通すだけです。
という訳でルートが決まったので、本日作業開始です。
まずは2階子供部屋のコンセントをはぐって、壁内に呼び線を立ち上げていきます。
屋根裏へ上がって、立ち上げた呼び線を探ります。
外壁側なので断熱材がパンパンに入っているため、数回トライしてなんとか通りました。
調査の際に2階屋根裏で見つけた電話の配管を、途中でカット。
引込側へ向かっている配管は将来的にも使わないと思いますが、何か通すかも知れないので、点検口付近まで延長しておきます。
黒い配管はTLチューブと呼ばれる管ですが、持ち合わせがないのでPF管で延長しました。
点検口付近に管をまとめておきます。
ここからLANケーブルを呼び線に繋いで、、、
1階リビングから呼び線を引っ張ると、LANケーブルが出てきます。
出てきます...
出てくるハズなんですけど...
呼び線だけ抜けてしまいました...???
少し冷や汗をかきながら、配管が通っているであろうルートを探ります...
お家の中を探していると、お客様が「ありました!」と、2階の別の部屋の鏡台の後ろからコンセントが...
良かった...ここを経由している様です。
ここからまた1階へ向けて、管内を通していきます。
良かった~...リビングまでLANケーブルが通りました。
LANモジュラを取付けて、元通りに。
2階の部屋には、コンセントの脇に開口して、、、
LANモジュラを新設。
あとはチェッカーを使って。
きちんと繋がっている事を確認して、作業終了です。
これで快適にネットが使える様になりましたね。
「大変な工事でしたね。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研では、この様なネット・通信系の工事もお引き受けできます。
お困り事などありましたら、お気軽にご相談ください。
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