2022年11月30日水曜日

音が気になりだした25年ご使用の天カセパッケージエアコン×3台取替工事

疲れました... 一人ぼっちの5日間作業で、天井カセット形パッケージエアコンの取替工事と換気扇の取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 PLZ-ERMP112EZ・PLZ-ERMP63EZ・PLZ-ERMP45EZ 天カセ4方向パッケージエアコン×3台
三菱電機 VD-20ZLX13-IN / P-315GB2-G 天井埋込形換気扇×3台
を、お買い上げいただきました。


今年、他のお部屋のルームエアコンの取替工事をご依頼いただいた宗教法人様で、6月のその工事の際に広間のパッケージエアコンの取替えもご相談いただきました。

広間に2台と、談話室に1台の天カセがありまして、この3台の取替えです。

室外機は建物裏にまとめられていました。
まだ使えていますが、25年経過していて室内機のファンモーターの音が気になりだしたとの事で、故障する前に取替えてしまおうというものです。

夏前にまだ動いていましたので、「秋以降で阿部さんの空いた時にでもゆっくりやっていただいたのでかまいません。」とのありがたいお言葉をいただきましたので、今回お引き受けさせていただきました。

着工したのは先週末から。
今回は工期も十分取れるので、誰にも応援は頼まずに一人ぼっちでやってみる事にしました。
これがまぁ大変でした...

まずは既存機の撤去から。
運転は可能なので、とりあえずポンプダウン運転を行い、フロンガスを室外機内へ回収して取外します。

室外機を寄せておいて、内部のフロンガスを回収ボンベへ回収していきます。
フロン回収は結構時間が掛かりますから、一旦外して回収している間に他の作業ができます。
なにせ一人ぼっちですから、効率よく考えながら作業を進めて行かなければなりません。

既存配管は一部壁内隠蔽のため、流用します。

ただし、配管サイズが違うのと長さが短いため、異径継手を使って溶接延長します。

外周りの配管延長が終わると、室内側の撤去に掛かります。
ぼっち作業の強力なお供は、電動アッパーくんです。
もうこの子なしでは、空調屋として生きていけません。

撤去完了。この開口部を使って、天井裏作業に掛かります。

建物は平屋なので、天井裏は立って歩けるほどのスペースがあります。
ただし、ご覧の様に電気配線がこれでもか!というほどグチャグチャで、気を抜くと足に絡まって転げそうになります...

当時施工された空調屋さんの残骸も、たくさん残されていました...
もちろん掃除しておきましたけど。

天井裏でも溶接です。
外部と同様に、配管サイズの変更と延長のため。
ここまで簡単に書いてきましたけど、天井裏に溶接セットとボンベ持ち上げて、窒素ガスを流しながら天井裏で溶接を3箇所ですよ。
もう一人いればなぁとか思いましたけど、一人でやってみると決めたのは自分ですから、必死でモチベーションを上げながら作業を進めていきます。

火曜日は雨でかなり荒れる予報でしたので、天気のいい時に室外機周りを済ませておきました。
水平取って室外機を据えるのも、結構時間取られます。

予報的中のどしゃ降りの日は、室内側の作業を進めていきます。
ダイキンと三菱とでは、吊り寸法が違うだけでなく、冷媒配管とドレン管の位置が正反対なので、これの変更もかなり時間が掛かります。

室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。

配管接続がすべて完了すると、気密試験を行います。

気密試験は、配管内に窒素ガスを充填して加圧し、しばらく放置することで溶接箇所などからガス漏れがないかテストする工程です。
赤い針が置針で、その後ろに黒い圧力針が隠れています。
もしガスが漏れていると、赤い針の後ろから黒い針が顔を出してくる仕組みになっています。

漏れがない事が確認できたら、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

パッケージエアコンの場合、1台当り一時間ほど真空引きを行うため、他の作業をどんどん進めていきます。
室内機の吊り高さを調整して、パネルを取付けていきます。

今回、換気扇も3台取替えをご依頼いただきましたので、

撤去して、、、

新しい換気扇に取替えておきました。

真空引きが終わると、初期設定を行って試運転開始。

あとは異常がない事を確認して、

お引渡しとなります。
「ありがとうございました。とても静かになって良かったです。また引き続きよろしくお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

はぃ。引き続きです。
ブレーカーを確認すると、100Aのブレーカーが付いていましたので、電気の基本料金を抑える方法をご提案させていただきまして、また折を見て施工させていただく事になりました。
それはまた年明けにという事で。

やっぱりこの規模だと一人ではカラダがボロボロになる上、時間が掛かってお客様にご迷惑をお掛けしてしまいますね。
次回からは無理しないようにいたします(u_u*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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